おはようございます昌栄薬品の宮原 規美雄です
クラシエ薬品推進会資料より
めまい、ふらつき-④
・・・方剤解説・・・
苓桂朮甘湯は古典である<傷寒論・しょうかんろん>(金匱要略・きんきようりゃく)という書物に記載されています。
【組成】
茯 苓(甘・平):水剤
白 朮(苦・温):水剤
甘 草(甘・平):脾胃剤
桂 枝(辛・温):気剤
【効能】
体力中等度以下で、めまい、ふらつきがあり、ときにのぼせや動悸があるものの次の諸症:立ちくらみ、めまい、頭痛、耳鳴り、動悸、息切れ、神経症、神経過敏
【解説】
苓桂朮甘湯は、療方調流の原方とも考えられる処方で、飲んだ水分が胃部に停滞していることを目標としますが、療方調流程の水滞が激しくないので、口渇、尿量の著しい減少、嘔吐、下痢などの症状はみられません。
茯苓と朮が胃部の停水を尿として出さしめ、桂枝は胃部の停水が原因で生じてくる気の上衝すなわちめまいや、動悸、息切れ、頭重、頭痛等を取り去り、甘草は桂枝、茯苓、朮の役割を助けます。
苓桂朮甘湯は胃内停水(水分の代謝障害により胃内に停留すること)の為、胃の元気の衰えを目標とするためいわゆる虚証に用い、神経性疾患、神経衰弱、ヒステリー、心悸亢進、めまい、眼疾患(涙目が多い)、腎疾患などに応用されます。
【このような人に】
・回転性のめまいに。
・神経症、神経過敏を伴うめまいに。
・たちくらみとめまいに。
日中医薬研究会苓桂朮甘湯のレーダーグラフ
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気剤 |
血剤 |
水剤 |
脾胃剤 |
温剤 |
寒剤 |
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証の数 |
1 |
0 |
2 |
1 |
2 |
0 |
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百分率 |
25.0% |
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0.0% |
50.0% |
25.0% |
40.0% |
0.0% |
気剤といって気に働く生薬が25%
水剤が50%
脾胃剤が25%
薬性は温剤が40%と少し温めて水を取り除く処方です。
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本体価格
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500g 15,000円
分包品1包1g入り
60包3,500 円
240包10,000円
1包60円