ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

ホントに奇跡が…!

2023年10月17日 | 介護

 10月13日の金曜日…私はキリスト教ではありませんからよく分らないのですが、確か〝13日の金曜日〟というのは嫌われる日なんですよね。調べてみるとキリストの最後の晩餐に13人の人がいたことから、13は不吉な数とされ、 また、キリストが金曜日に磔刑に処せられたとされていることから、13日の金曜日が不吉であるとされるようになったそうです。

 でも、…聞いて下さい!我家にはその日に奇跡が起こったんですよ。結論は後にとっておいて、その経緯からお話ししますね。

 当日は月例の吟行会だったんです。在宅介護に踏み切って一番困ったのがこの日。私のみならず主人も娘もこの日は朝から夕方までの吟行会に参加していましたので、誰かが休んで家にいないと。そうなれば主人が…ということになります。そこで、毎月第1水曜日だったのを第2金曜日に変更してもらい、第2土曜日の句会にも3人が参加していますので、その週を義弟夫婦に来て貰うことに。しかし、余りにも遠方(京都)ですから気が引けたんですが、二人とも是非介護に来たいというたっての願いから…ではこの時にということになったんです。本当に有り難いことです。

 さて、この吟行会のことも報告しないといけないのですが、それは後回しにして…奇跡は、この私たちがいなかった吟行会の日に起こったんです。

 家に帰るやいなや義妹から〝お婆ちゃんがベットに座ったのよ!〟と聞かされて、エエッと信じられないような顔をすると、ほら、これっ…とスマホの写真を見せてくれました。ナントお婆ちゃんがベットに腰を掛けて脚を畳に下ろしているではありませんか。お婆ちゃんも〝3ヶ月ぶりに畳を踏んだんだよ〟と嬉しそうでした。

 実は、日々のリハビリのお陰で手足に力が付いてきたので、前日の訪問診療の先生に、本格的に理学療法士さんに来ていただくようにしたいとお願いすると、〝それはまだ無理。本人にとってもプラスにならないし、ものすごい負担になるのだから…まだ半年は早いですよ!〟とダメだしされたばかり。せっかくみんなその気になっていましたので、とっても残念だったんです。

 それがこんなに早く実現するなんて…。訪問看護士さんで、リハビリをとても良くして下さるお婆ちゃんお気に入りのNさんがそれを実現して下さったのでした。先ずは頭をベットから上げることから…、そして手すりを持って自力で座ること…勿論僅かな時間なんですが、それを毎日1秒ずつでも延ばしていけば…いずれ手すりを持って立てるようになり…。そうすればポータブルトイレも車椅子も夢ではありませんと。こんなに嬉しいことはありません。

 人間諦めてはいけませんね。人が言うことを鵜呑みにせず…何でもやってみること。そして、ダメだったら何度でも繰り返して挑戦してみることです。何事も諦めた時点で終りですもの。また一から始めようというのはとてもシンドイことでしょう。でも、今までの継続なら…そう、少しづつ積み重ねていけばいいんです。それには本人の〝やる気〟とそれを応援してくれる人たちでしょうか。お婆ちゃんにはそれがみんな揃っていたということ。これもやはりお婆ちゃんが頑張り屋さんだから出来たことだと思います。皆さんの応援も…有り難うございました。

 下の写真が、お婆ちゃんの3ヶ月ぶりにベットに座ったときのものです。

 今お婆ちゃんは弱音を吐かず、毎日笑顔で少しずつ苦しいリハビリを…今度はどんな姿を見せてくれるのかと思うと、私たちもとっても楽しみです。

 この 赤いペチュニアの花言葉は「決して諦めない」です。 情熱的な色にちなんでつけられたと考えられていますが、この花のようにこれからも…。皆さんも諦めず何にでも頑張りましょうよ…ネッ!

ペチュニアの赤 | 1年草ガーデン

 


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4 コメント

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Unknown (Unknown)
2023-10-18 06:00:43
お早うございます。
 入院生活、3カ月の間何をしていたのでしょう。病気を治すこと、内臓疾患だけ?。でも整形外科は、人工関節置換術で歩けるようにすることも?。入院先の所は内臓専門だったのでしょうか。医療機関の忙しさもあるでしょうが、他人任せでは、本人も含めて、よりよい方向には向かわないということを実感させられるのです。義弟夫婦様、来られるのであれば、交代の方がいいように思うのですが。手を添えてポータブルトイレまで誘導してあげれば、喜びも大きくなるような気がします。お互いに無理せずに行く先を見守ります。
お互いに健康には充分に留意され、お過ごしください。 K.M
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Unknown (ミルク)
2023-10-18 17:50:15
うわ~。おばあちゃますごい・すごい。
たいしたものです。
弱音を吐かずに、リハビリをがんばったのですね。
すばらしいです。それにしても、京都からいらして
下さるなんて、感謝ですね~
これからもおばあちゃまの、ご回復とご家族みなさまの
ご健康をお祈りしています。
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Unknown (ちわき)
2023-10-18 21:07:32
K.Mさん、いつもコメントありがとうございます。
入院先は名前に〇〇リハビリテーション病院と付いているぐらいですから専門なんですよ。
でも、いうなら老人病院で、リハビリというよりは介護が必要な人の治療のようです。義母の場合は食べられなくなって入院したのですが、肺炎になっていましたのでその治療が優先でした。その時点でもう寝たっきりの状態に…
その後は年齢的に無理ということで一切リハビリも何もしてくれませんでした。ただベッドに寝たっきりで…食事もなく点滴だけ、後はおむつ交換と服薬で看護士さんと話すだけの生活でしたもの。良くなるはずがありませんよ。
これはまるで現代の姥捨山ですね。
いつも温かいことばをかけていただき、とても励みになります。
気温の差が未だに激しくて落ち着かない気候ですから、K.Mさんもお体に気をつけて下さいね。
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Unknown (ちわき)
2023-10-18 21:25:57
ミルクさん、こんばんは!
お婆ちゃんスゴいでしょう。そうなって欲しいと看護士さんにはお話したんですが、まさかこんなに早く実現するなんて…私の方がオドロいています。
やはり一番は本人のやる気だそうで、でも体力が無ければやる気だけではダメなんですよ。
だからまず体力をつけるために、栄養のあるものを…それも食べられるものでないといけないからと…私も頑張ったんです。その成果が見事に現われて嬉しい限りです。
今ベットに座る時間を少しずつ延ばしているところ。自分の体を自分で支えるというのは大変なことなんですね。だから苦しいと言いながら、じゃあ止めますかと聞かれると、いや、やりますと答えるお婆ちゃんですからね。
このところ熊のニュースが多くてコワイですね。ミルクさんも気をつけて下さいよ。
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