ただ今宛名書きの最中でとても忙しいんですが、ちょっとひと休みしてブログを書いてます。
エエッ!もう年賀状…と思われる方もいらっしゃるかも。とんでもございません!私それほどこまめではありませんので…。実は第二句集を急に思い立って、それがやっと完成し一昨日届いたんです。余りにも忙しかったので、今日から発送の準備を始めております。
出版日は11月19日、そう今日は母の命日、一周忌なんです。早くから段取りをしていたわけではないので、発行所の「ふらんす堂」さんに無理を言って、この日に間に合うようにとお願いしたんです。感謝です!
母に見て貰えないのが淋しいのですが、第一句集の時とても喜んでいたのを思い出すと、きっと天国で父や兄や姉と一緒にお祝いしてくれていることでしょう。句集の装丁は母の好きな色で、とても優しいデザイン…手に取れば母の温もりを感じさせてくれます。感謝です!
句集の題は「甘雨」(かんう)、「草木を潤して育てる慈雨」のことです。夏の季語の「喜雨」に似ていますが、甘雨は季語ではありません。喜雨というのは、夏の旱が続き農作物に被害が出ようとするときに降る恵みの雨ですが、甘雨というのは、もっと幅広く、あらゆるものを成長させるため遍く降り注ぐ…いうなら〝母の慈愛〟のようなものと思って付けたのです。
今回は誰にでも読んでいただきたく、俳句をされていない方でもと、全部に読み仮名を付けました。第一句集の時、友人や親戚の人とかにも差しあげたんですが、「難しくて読めないのが多かった…」と言われましたので。特に私の教室の俳句を始めたばかりの人が読めるようにと、そう思ってしたことです。確かに俳句には独特な読み方があり、私も初心の頃はとても困りましたもの。いくら辞書…もちろん広辞苑だけでなく、漢和辞典からいろいろなもの…を捜して調べても、何と読むのか分らない言葉がたくさんありました。今時ならパソコンなどで調べられますが、しかし、それも若い人ならでしょう。結局分らずじまいでそんな句はパスしていました。
もう何十年も俳句やってると自分では分っているつもり…と思っていても、今回読みを付けてみて、今更ながらいろいろなことに気付かされました。例えば、「春寒」は「はるざむ」ではなく「はるさむ」とか、「万愚節」は「まんぐせつ」でなく「ばんぐせつ」などと…本当にとても勉強になりました。結局最初覚えた読みのままで、長い間そのままで使っていたんです。ほとんど漢字で書いていたのでその間違いに気がつかなかったんですね。オソロシイ!
まあ、何事もこれで終りということはないようです。生涯が学習ですよね。皆さん、お互いに頑張りましょう!
読み仮名がついているのも嬉しいです。
「甘雨」を教材にして、一歩前進したいです。
ありがとうございます。
気に入っていただけて嬉しいです。
句集も(俳句もですが…)読んでもらってなんぼのものですからね。是非読んでご意見を聞かせて下さい。一歩と言わず何歩でも前進を!
素晴らしい風景に出会いました。
「野分去る一番星を磨きあげ」
Yoshi
読んでいただいて有り難うございます。
俳句…楽しんで下さいね。