ちわきの俳句の部屋

メカ音痴おばさんの一念発起のブログです。
人生の後半を俳句にどっぷりと浸かって、…今がある。

今日は〝彼岸の中日〟

2019年03月21日 | 俳句

 今日は〝春分の日〟、そう〝彼岸の中日〟ですが、昨日のあの晴天もアッという間で今朝はもう雨です。気温は昨日に続いて20度超え…この陽気で桜の蕾もグッと膨らんだでしょうね。

   義仲寺の水のにごれる彼岸かな     深見けん二

 滋賀県大津市にあるこの義仲寺に1月末に行きましたが、思った以上に小さい寺で境内も狭くてビックリしました。もちろんこの寺には「木曽朝日将軍義仲公聴音院殿山大居士墓」と記す宝篋印塔と並んで松尾芭蕉の墓、傍には小さな巴御前の墓もありました。まさに弟子又玄の句〈木曽殿と背中合せの寒さかな〉そのままでした。寺内には芭蕉がよく逗留したという「無名庵」や「翁堂」などもあって、ホントに所狭しと…。翁堂には伊藤若冲が描いたという天井画〝四季花卉図〟がありますし、回りには池が…。他に〈行春をあふミの人とおしみける〉などの芭蕉の句碑、その傍に枯れ枯れの芭蕉の花もありました。

写真は、①芭蕉の墓 ②義仲の墓 ③巴塚 ④翁堂 ⑤翁堂の芭蕉坐像 ⑥翁堂の伊藤若冲の天井図 ⑦又玄の句碑 ⑧芭蕉の句碑 ⑨芭蕉の花

 上掲の句は、その義仲寺の水がにごっている…これはこの義仲寺にもお彼岸でお参りをする人が絶えないということを詠んだのでしょうか。そう言えば小さな池で私が行ったときはキレイな水がありましたものね…。

 今日は〝倉敷アイビースクエア〟のことを少し…。

 倉敷アイビースクエアは、明治時代の倉敷紡績所(現クラボウ)発祥工場の外観や立木を可能な限り保存し、再利用して生まれた、ホテル・文化施設をあわせもつ複合観光施設です。体験施設や倉敷の工芸品や民芸品、銘菓などのお土産を購入できるショップも営業しています。平成19年(2007年)には、旧倉敷紡績所が日本の産業の近代化に大きく貢献したとして、創業時の紡績工場の建物群が、国の「近代化産業遺産」に認定されました。
赤レンガを覆う蔦は、紡績工場であった頃、工場内部の温度調節のために植えられました。当時の社長の大原孫三郎が「自然と調和しながら健康的な労働環境を」という信念の元に、夏は赤煉瓦を覆って暑さをしのぎ、冬は落葉して太陽の暖かさを受けて温度調節が出来るようにと蔦を採用しました。倉敷アイビースクエアの名前の由来になった蔦(アイビー)のからまる赤レンガの敷地内には、倉敷紡績の史料を展示した「倉紡記念館」もあります。

 今日は入館無料…さすがに広い!余りゆっくりもできませんでしたので駆け足で回りました。写真でもどうぞと思ったのですが、長くなりますのでそれはまた明日にでも。

 

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