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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

プロレス名勝負読本

2020-02-01 18:46:01 | 読んだ本

別冊宝島一七九号 一九九三年 宝島社
プロレスのつづき。実家の押入れからみつけた別冊宝島の読本シリーズ。
まあタイトルのとおりで、語り継がれるプロレスの試合について、いろんなライターが書いてる。みんなプロレス好きだから、なかなか熱い。
主に80年代から90年代に入るところ、ときどき70年代もありって感じか。
いま数えてみたら全部で95編あって、読むのはなかなか疲れる。(裏表紙に「たっぷり新書2冊分」という表記がある。)
たいがいは見開き2ページで1話なんだけど、なかにはそれより長いのもあって、やっぱボリューム多いもののほうが読んでて楽しい。
そんな長めのやつのタイトルを抜き出してみると以下のとおり、12個あった。
ルー・テーズ×グレート草津→68年1月3日 裁きのバックドロップ
長州力×ジャンボ鶴田→85年11月4日 プロレスの時代を変える完熟の頂上対決
ハンセン、ゴーディ組×ブロディ、スヌーカ組→87年11月22日 天龍源一郎×ブルーザー・ブロディ→88年4月15日 苦悩する超獣、昭和プロレス最後の大勝負!
天龍源一郎×長州力→93年1月4日 その日、二人の“革命家”はただ肉体だけを賭けた!
高田延彦×デニス・カズラスキー、佐野直喜→92年12月20日 レザー・フェイス×松永光弘→同日 頭へ背中へ五寸釘ズブリ、“人間生け花”の謎を解く!
スーパー・タイガー×藤原喜明→84年12月5日 藤原喜明×スーパー・タイガー→85年1月16日 ノーフォール・マッチの残酷「俺は仲間の腕を折ってしまった!」
前田日明×アンドレ・ザ・ジャイアント→86年4月29日 アンドレの“顔面エルボー”に前田の“皿蹴り”裏ビデオファン垂涎のセメントマッチ
ジャイアント馬場×スタン・ハンセン→82年2月14日 馬場の選んだ最後の恋人
猪木、坂口組×テーズ、ゴッチ組→73年10月14日 神様ゴッチは変人だった
アントニオ猪木×ハルク・ホーガン→84年6月14日 「金返せ」の大合唱、猪木の復讐劇になぜ長州は乱入したのか?
アントニオ猪木×ビル・ロビンソン→75年12月11日 高田延彦×ゲーリー・オブライト→92年9月21日 〈レスラーが見た名勝負〉ダニー・ホッジの涙、「プロレスがここに生きていた!」
アントニオ猪木組×ブルーザー・ブロディ→85年4月18日 ブルーザー・ブロディ×ランボー・サクラダ→85年10月18日 超獣ブロディの“場外パイルドライバー”と“右膝の流血”は何を訴えたのか!?
タイトルに「!」が多いのはしょうがないね、そういう世界なんだから。
やっぱ私がいちばん好きなのは、前田とアンドレの試合の話。映像観たことないんだけど、死ぬまでに一度は観てみたい。
異様な展開のなかで15分経過したとこで、「いっていいんですか!? え!? いいんですか!?」と言ってキレた前田が喧嘩用の蹴りを出すってところは読んでるだけでゾクゾクする。
新日が、いうこときかない前田を制裁するためにアンドレつかったってことらしいが、「そんなアンドレに逆らったのは、世界で俺が初めてだったそうなんだよ」と前田が語るのも伝説の一部に含まれる。
大きな章立ては以下のとおり。
PART 1 革命の伝説
PART 2 90年代の万華鏡
PART 3 セメント&シュート
PART 4 神話の時代
PART 5 闘いの記念碑


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