many books 参考文献

好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ひさしぶりにオリアンダーに乗る

2011-08-02 16:54:24 | 馬が好き
2週さぼってしまった乗馬に行く。
さぼったのは暑いからというだけではなく、いろいろと休みの予定があわなかったりである。ちなみに今日は最高気温も30度までいかないという予報なので安心して出かけてく。
先週からだけど、夏の乗馬は、6時集合である。健全な少年少女たちが夏休みに入って毎日早朝から来てる。

(↑ これは今日ぢゃないけど、一部でポニー競馬の秘密特訓なんかしてたりする。)
寝藁あげたりとかで7時くらいまでかかる。
人数多いし、乗る馬あるのかいなと心配だったが、きょうの馬はオリアンダー。

↑こないだ、ちょっとした試験にも登場してた。優秀な馬なんである。
私が乗るのはひさしぶり。でも、となりにいるフラヴォンやミラノに乗ったあと、リンゴとかやってると「おらおら、ちょっと待て、いいもん持ってんぢゃねーか」とか顔出してくる、馬房の前を素通りできない1頭ではある

馬装して常歩。おお、揺れる揺れる、気持ちいい背中だ、静かーな馬よりも乗ってるって感じがする
揺れを楽しんでばっかいられないので、腹帯締めたら早速に手綱をソロソロと手繰り寄せる。馬場へ行く前にハミうけの具合を探っとく。
けっこう強く引っ張ると、しょーがねーなーって感じでフッと口がこっち来る。そしたらラクにして、しばらくしたら手綱伸ばしちゃう。するとアタマ下げていく。できるだけ何度もくりかえし。手綱伸ばすと、グイーっと口を前に出してさらわれちゃうんで、そこは権威がなくなんないように少しこらえる。
だいたいが扶助に忠実なイイ馬なので、常歩のうちに気になってることの確認。背中を少し引き締めて、しっかり座る。おなかに力入れて、背骨というか腰を少し斜め後ろから鞍に向けて下に押す、進んだかな? こんど身体まっすぐにしたら、さらに背中をピンと引き締める感じ、減却のつもり。
馬場へ出たら、始まる前の短い時間で、やっぱり常歩で歩度を詰め伸ばせるかやってみる。
止まったりハネたりしても迷惑になんないように、隊列の最後につこうと思ってたのに、なんかクルクルとポジションの探り合いになって、結局前から5番手につける。

「キツかったら部班から外れていいですよ」と言われて、スタート。中学・高校生のうまい組に入ると、延々とアブミあげて運動したりするからなぁ
軽速歩。常歩だとハミうけようとかいろんなことできるんだけど、速歩だと途端にもうできなくなる。座りというか、ふくらはぎから下の安定に問題があるんだと思う、グラグラしてたら受けるもなにもない。
恐れていたほどアブミ上げの時間は長くないが、速歩で横木をまたいだりしてく。正反撞だと、背筋を伸ばすも腹筋に力入れるもなく、グダグダに姿勢が乱れていくので、推進も減却もハミうけもありゃしない、私。歩度を伸ばすときはしょーがないので脚でバンバンやるだけになってしまう
そしたら、輪乗りで駈歩。あー気持ちいい。この馬の駈歩は楽しい
楽しいとばかり言ってらんないんで、駈歩でハミうけを試みる。いい馬なんだけど、油断すると伸びてっちゃって、それでも動いてるからいいようなもんだが、あとで障害とかに向かったとき苦労すんぢゃないかと思って、いまのうちから詰め伸ばしに応じてくれるように交渉しとく。
右手前で「もうすこし右肩を引く」と注意される。前の馬の外側をまわろうとか、内側の脚で圧そうとかやってるうちに、自分の身体が外向いてる。ちゃんと内方姿勢でまわらないと。馬の肩と人の肩、馬の腰と人の腰、おんなじ向きになるように。
んぢゃ、障害。アブミふたつつめる。
低いクロスに向かってく。ん?弱くない?って思ってるあいだに飛んぢゃった。なんか飛ぶのに体がついていけてない。そう言やぁ前回障害飛んだのいつだっけ? なんかしばらく飛んだ記憶がない
おかまいなしに繰り返し、だんだん上がってく。それにしてもオリアンダー、障害に近づいても見事なまでにペースが変わんないよ。止まるんぢゃないかと、あわてて脚で圧すんだけど、ちっともエキサイトしないで、それでいて横木またぐみたいにヒョイと飛ぶ
回転するところで強くして、受けとめて障害に向かおう、なんてナマイキなこと考えてるんだけど、オリアンダーは全然涼しい顔して淡々とリズムを守ってる。
飛んだあともだよ、冷静。飛び越えた勢いで、ダーッと正面のラチまで走ってくとか、そういうのなし。障害のあと2,3歩で、続けて走るように指示しないと、逆に止まっちゃうんぢゃないかと思うくらい。
ブランクはともかく、なんかうまく飛べない 障害の前でもペース変わんないんで、こっちがあせるからか。
障害の前の数歩で、ダダダッて勢いつけるような助走をする馬に比べたら、スピードがあがらず、こっちが身構えるまでもなく、ポーンと飛んでくれちゃう。それが何ていうか「スピードが上がってないから、まだもう一歩だろ」みたいな想像を勝手にしちゃってる私にすると、すこし遠くから飛んでるような感じがしちゃう
何回かやってるうちに、こんどは逆に、私が「おい、もう、すぐそこ障害だぞ?」って思って、先飛びするような体勢になっちゃう。オリアンダーは冷静だし、力強いから、ちっとやそっと上でグラグラしてても、簡単に飛んぢゃうけど。
「下のぞきこまない。障害に向かってオヘソ出してくよーに。」ってことで、駈歩に移行してからは、回転するとこで前に出すようにして、障害に向かったら、ジッと座って、腰張って、オヘソから、レンガとかのときにやるように、障害に馬をぶつけてくよーな感じで持っていく。私の思惑なんかどーだってよくて、オリアンダーはサラッと飛ぶんだけどね。駈歩になっても、飛んだあとも冷静。ヘタに身体起こそうなんてことばっか考えて、しっかり前に行けってやんないと、止まっちゃいそう。
駈歩で垂直何回かやって、おしまい。クビ伸ばして速歩。8時半くらいで終わり。
終わって、鞍と頭絡と足当て外したら、さっそく「水ぅーっ!水だ!」ってオリアンダー 乗ってるときは、すっごい従順なのに、とたんに自己主張はじめる。洗い場に張って、こっちがチャップス脱いだりしてんと、「ほらっ、早く!」って前ガキ始める。なんなんだよ?その偉そうな感じ
(でも、俺ぁ知ってるんだぜ。去年エアサンタムールと2頭で試合に行ったんだけど、サンタが出番で試合会場のほうへ行っちゃったら、馬房でヒンヒン鳴いてクルクル回ってた。意外と寂しがり屋なんだから
洗って、乾かしてるあいだに、道具入れをゴソゴソとしてると、もうバレている。「リンゴ出せぇ!」って前ガキ。

ほらよ、今日は今シーズン初めての梨だ。梨食うっけ?オリアンダー? …なんでもバクバク食うなぁ、おまえ。少しポニーに分けようと思ってたのに全部巻き上げられちゃった。


コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 秋の日は釣瓶落とし | トップ | 避暑地の出来事 ~246コネク... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

馬が好き」カテゴリの最新記事