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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

きのうは北海道で乗馬

2012-08-07 14:59:46 | 馬が好き
先週は、乗馬をサボった。
仕事で北海道から夜遅く帰って、月曜の朝6時に行くのは、それなりに大変なんである。(根性ナシ。)
それに、朝といっても、内地の夏は暑いしねえ。
でも、馬と乗馬はキライぢゃないので、今週は月曜日に北海道内に残って、乗馬をすることにした。(ずるい?)
日曜夜からの雨も朝のうちにやみ、曇りで気温は20度ちょっと、至福、至福。
場所は、去年も行った「ホースガーデンしらおい」である。
http://www2.ocn.ne.jp/~hgsiraoi/
白老っていうけど、ちなみに最寄駅は「社台」である。
まあ、地名・駅名はいいとして、功労馬の面倒はみてるし、子どもたち集めて乗馬普及してるしで、陰ながら応援したくなる牧場である。

(↑これは、営業部長の、嵐くん。)
さて、11時くらいに到着して、私たちが乗り始めたのはお昼ごろ。
どーでもいーけど、乗る前に、こーんなして放牧されてる馬たちは、リラックスしてて幸せそうである。

3人で乗るんで、誰がどれ乗る、俺はどれでもいい、とか言ってたんだけど。
やっぱ、芦毛のクリールユーゲントには去年乗ったんで違うのがいい、とだけワガママを言う。

っつーわけで、本日あてがわれたのは、サトノケンシロウ。10歳のサラブレッド、競走成績は5戦2勝だけど、新馬勝ったときは強いんぢゃないのと言われてたような気がする。(まあ、そういうのはいっぱいいるけどね。)
「駈歩だすとき、止まったら、ハネるかもしれませんよ」と言われるんだけど、一緒に行ったひとが私を指して「だいじょぶ、そーゆーの平気なひとだから」と言う、しょーがねーなー。(でも私だって去年よりはちょっと自信ある。)
まあ、落ちても当然自己責任である、そーゆーこと文句言わない点については、平気なひとである、私。
ほかの2頭は、クリールユーゲントと、札幌競馬場にいたトウショウクリーム。
放牧してたのをつかまえてくると、寝転んでたのか、けっこう泥だらけ。でも、あらかた乾いてたんでブラシで落とすことができた。そしたら馬装。
「ハミかけるとき、耳いやがるかもしれないので、一瞬で通して」って、だんだん難しいことになってくるぢゃないかあ!?
アブがブンブン寄ってきたりするワイルドな環境だけど、どうにか馬装はできたんで、ぢゃあ行きますか。虫がいようがなんだろうが、自然の多い環境はいい。

ところで、人間のほうはというと、旅先のついでなんで、私はなんも道具を持ってかないことにした。
去年はそれでもキュロットとジョッパーブーツ持ってったんだけど、今年はそれもなし、ジーンズにスニーカーで乗っちゃう。(乗馬ナメてる?馬に失礼?)
去年ここで乗った感じだと、それでもだいじょぶだろ(ある程度うごかせるだろ)と思ったもんで。でも思い起こせば、乗馬再開してしばらくのあいだは、そんなカッコで乗ってたもんである。チャップスは巻いてたけど。
(しかーし、ヘルメットと保護ベストなしというのは有事の際に危険が伴います。よいこはマネをしてはいけません。)
自然の草いっぱいの馬場に入って、柵沿いに常歩。常歩しはじめたら、一応、ゴー・ストップと、ハミうけだけ確かめとくか、ってやるんだけど、サトノケンシロウくんったら元気、元気。
前出して、うけて、ゆずったら、かえして、クビのばしてやろう、とかって考えてたんだけど、なんかすぐにも走りたそうな感じになってくる。ポンポンポンって速歩。おいおい、常歩してくれよ。
一周してきたとこで、ほら言わんこっちゃないって感じで、オーナーが「ハミがっちりかけると、そうなっちゃいます」って言われて、はい、わかりましたーって答えるけど、どーしよーかなー。
まあ、だいじょぶそうだから、ふわっと速歩。うん、いいよ、いいよ。私だって、ここまで来て馬術やる気なんてサラサラないし、たのしく行こうよ。

跨ったら思ったより馬体に幅があるように感じたけど、動きはやわらかくて、速歩乗りやすいよ。
ちょっとハミに敏感な感じではあるけど。私は手に力入りやすいんで、かえすとこかえすとこって意識しながら乗る。
右手前、左手前、また右手前、また左手前、って軽速歩でやってくんだけど、あれれ、あっという間に、馬のクビに滝の汗だろ、これ。やっべー、プレッシャーきつい?って思う。速くなりそうなときにブレーキ効くか確かめてるだけなんだけどな。
速歩の合間に、ほら常歩、ほら停止、ほら後退、ってやりながら、馬と妥協点を探る。やってくうちに言うこときいてくれるし、軽く動く、いい馬だ。
どーでもいーけど、そんな力入れなくても動いてくれてるんだが、長靴でもチャップスでもないふくらはぎが、アブミ革だか腹帯だか知んないけど、当たって痛い。しまった、ちゃんと装備しないと、こういうことになるんだ、失敗した。
それはさておき、また速歩で、軽く詰めたり伸ばしたり。あんまりギュッギュッてやんないほうがいいかなって思ったんで、詰めようはいつもの私より軽いけど。
ぢゃあ駈歩すっか、ってやってみたけど、あらら、うまくいかない。
それこそ、ポーンとはねそうになるんで、おいおい何が気に入らないって訊いてみる。
ちなみに、バッツンバッツンはねられちゃったときでも、私は「あちゃー、やめてくれー。おーい、しょーがねーなー」って笑ってる(笑っていられる間は…)。今回も見てる人に「あ、うれしそーだ」って言われたぐらいだけど、うるさいのが好きなわけぢゃなく、そーゆー馬の反応たのしむぐらいぢゃなきゃ、乗馬なんてやってらんない。身を固くするのがいちばんよくない、「やっべーぜ、これ」とか笑ってるうちのほうが馬についていけてる。
手前替えてみて左手前でゴー出してみると、すっごーくかるく駈歩でる。
ツーポイントで乗ってく、そしたら座ってシートバックとか、例によっていろいろやってみるけど、馬の動きについてけてないから、脚が前に突っ張る感じになってうまくない。あぶみに立つのやめる。
ちょっとどーかなーって思った右手前でも駈歩する。速歩で巻乗りとかしたときに、右手前の方が、左はそんなことないのに、後躯が外に流れる感じがしてたし、慎重に。
すわっての駈歩くりかえす。あんまり詰めたりしない。前に出てる感じを確かめたら、あとはラクにしてやるつもり。

楽しい。この馬、速歩もそうだけど、駈歩も反撞が楽しい。すごく乗りやすい。ときどきアタマあげそうになるけど。
だからって、うけろーってヘタ要求すると、クビを巻き込む感じになっちゃう気もする。
こーゆーとき、どーすんだっけ? そうそう、口がこっち来すぎたかなって思ったら、手綱放してガンって脚入れる、そうすっとビクッとした感じでアタマが前に来るから、そこでまたうける。…でも、知らない馬でこれやるの、ちょっと怖いんだけどね。
うけてくれると、乗りやすい、たのしい。うまくコンタクトがとれたと思ったとこで、馬のクビが下がるままにする。「リラックス、リラックス。たのしく、たのしく。」私はそういうこと声に出しながら乗る。
でも障害飛ぶ感じぢゃないなーと思う、飛ぶ必要ないんだけどね、全然。

駈歩は、右手前が左に比べると、ちょっと出にくい気がする。輪乗りのなかで出そうとしても、逆になっちゃうこともある。
普段だったら「きっかけは何でもいい」とかって、強引に内向けたりするとこなんだけど、あまりグイーっと手綱つかうのはよくなさそうだから、内外の脚の位置を正しくって方を意識するようこころがける。
(ホントは、やめちゃおうかとも思ったんだけど、次乗るひとが迷惑するだろうから、やんなきゃって思った。)
強くなりすぎない内方姿勢つくるつもりにして、右手前の駈歩を出す。失敗して逆手前で出ちゃったりもしたけど、あせらずやり直す。真っ直ぐんとこで出せなかったら、巻乗りして柵に向いたあたりで出してみたりとか。
何度かトライしてるうちに出た、出たらあまりヘンな要求しない、まっすぐにまっすぐに。隅角きたら自然に曲がればいいや。
輪乗りで何周もする。そのうち落ち着いてきたんで、またクビ伸ばしてあげて「楽しーだろー」って声かける。馬を緊張させてはいけない。
はい、うまくできたとこで終わり。ほめてほめて、常歩は時間いっぱいしとく。

下りてから気づいたら、ジーンズの裾と(裾がずり上がったぶんの)くつしたが、馬の汗で(人の汗ではないはずだ)ビッショリ。靴のカカトには馬の毛いっぱいついてたし。そのまま帰ることにしたけど。
いやぁ、楽しかったわー。いつもこんくらい楽しく乗れたらいーのにって思う。
でも、ふだん厳しく指導されてなかったら、こーゆーとき自由に乗れるまでにはなってなかったろーなーって思うと、それもまた事実。
それにしても、乗ってて感じたんだけど、2週休んだこともあってか、私のカラダ、特に腰の部分が、ラクになってた。やっぱ休養も必要です。
(ちょっと続けて乗ったくらいで腰が痛くなるのは、筋力不足なんだから、筋トレして鍛えるというのが体育会的には正しいのだろうが、私はそこまでする気ない。)

手入れしたあと、乾くまですこし引き馬。気の向くままに自然の草を食ってる馬は幸せそうだ。
サトノケンシロウはシツケがよくて、引き馬のゴー・ストップもいいし、草も「歩くから食うな」と言えば、指示に従ってガマンする、よく言うことを聞く。
乾いたら、ほかの馬といっしょに、また放牧。
5頭くらい一緒にしても、みんな仲良くしてる。ふだん私らなんかは、複数の馬を一緒に放したら何が起きるか分かんないと戦々恐々としてるけど、ケンカしても一度序列がついちゃえば、元々は群れの動物なんで大丈夫なんである。
聞いたらサトノケンシロウは、ここにいるなかで「ボス」なんだそうである。ふーん、偉いんだあ。
乗ってるあいだは、私は彼のボスになれてたであろうか。

…どーでもいーけど、帰ってきてから、ジーンズ脱いだら、私のヤワなふくらはぎは大変なことになってた。
やっぱ、ちゃんとしたカッコしなきゃ、ダメねえ。

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