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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

ホセカレーラスへの再再挑戦は、乗り方をすこし変えてみたりして

2012-09-11 20:14:47 | 馬が好き
去年と同様、美浦のポニーのレインボーとホワイトが、全国ポニー競馬選手権の開催にあたり“代表招集”された。


あしたから、ジョッキーベイビーズのおわるまで、約2か月の強化合宿の予定である。
レースに出るかどうか、そのへんはよくわからんけど、無事に帰ってきてほしい。
まあ、今年はふだんからビシバシ練習してるから、だいじょうぶだと思うけどね。
(2頭とも元々馬事公苑の出身だから何の心配もしてないが、ポニーは総じてストレスに弱い。)

さてさて、私は、予定どおり二日連続で、乗馬に行く。
朝6時台はモヤが立ち込めてたんだけど、8時半になりゃあ夏のような青い空と白い雲だ。

本日はホセカレーラス、2週連続だ。なんとしても、こないだの障害止まったのの、リベンジしなくてはと思い、チョイス。
きのうから決めといたんだ、きょう自分で選んでいいんなら、ホセって。(強気)
きのうはどうして選ばなかったって? きのうホセにしてヘタ乗ったら、きょう腰痛で動けないかもしれないぢゃない…。(弱気)
さあ、さっさと馬装して、行くぞ。

実は、先週乗って、ちょっと気持ちというか、認識を変えた。
ホセカレーラスなんてかっちょいい名前だと思うからいけないんだ。こやつのことは「黒いE峻」だと思っていこう。
(ちょっと前まで、芦毛の「E峻」という馬がいた。乗ったひとの技量を値踏みしてくれるような、カワイイ馬だった。)

(↑ これね、特別に写真掲載、カワイイっしょ!)
たしか父親も同じ(パンサー)だろ、あのタイプなんだ、こういうやつは。

さあ、今日こそ動けよ、そうしないと、『第二代・乗んないとカワイイ馬』の称号を与えちゃうぞ。(もちろん第一代はE峻)
気分で、いつもよりアブミひとつ短いくらいで。
ラチぞいを常歩でせっせと歩く。ときどき手前をかえる。隅角でウチに入らないように、しっかりと馬体を曲げるようにして回る。
んぢゃ、軽速歩、手綱長め。動けよ、ほりゃ!
意外と動く。30mくらいの大きめの輪乗りで、ころころ手前を替えながら、どんどん前に行ってもらう。
おお、動くや、こりゃ。こないだのはなんだったんだろうってくらい、普通に軽やかな足取り。結論として、きのう休んでるから元気がいいだけ、ってことかもしれないけど。
そしたら、だんだん手綱短くしてく。

「黒いE峻」って言ったのは、べつに冗談ぢゃなくて、ほんとにあの馬のイメージを思い出して、先週までとは違った乗りかた試すためでもある。
あの馬は、屈撓したようなクビの曲げ方してても、それは見た目だけで、全然ウケてることになってなかった。
もっとアタマを前にしちゃって、うなじがキ甲より下がっちゃってるようなとこが、実は馬のバランスいいところだったような。
あれを今日はやってみようかなと。なんか無理に起こしたような姿勢は、実は動きづらいんぢゃないかと。
必要以上に引っ張り上げてくるんぢゃなくて、どんどん前に行くことを考える。コンタクトがとれてたら、そのままクビを伸ばしてあげる。
なんどか詰め伸ばし。詰めたとき意識して手を前に出す。
拳をおなかのほうまで引っ張ってきてはいけない。そこでジッと捕まえようとしてはいけない。前のほうで馬の動きにくっついていく。リラックス、リラックス。
とにかく前へ。その動きを邪魔してはいけない。「重心に向かって後肢を踏み込ませてぇ」とかナマイキなことを企ててはいけない。脚はつかうけど馬を前へ前へ。
先生たちだったら「ハミにぶつけていくように」とか言うんだろうけど、私は今日は特に手を前にしてる意識もあって、「馬のハナ先にニンジンぶら下げて」動かしてるようなイメージである。食いつきそうになったら、またちょっと前で「ほりゃほりゃ、ここまでおいで」みたいな。
蹄跡へ出て歩度を伸ばす。人間の姿勢はちょっと前傾っぽくても気にしない、馬のアタマが前方下の方へ伸びてくのを許す。隅角近づいたら、脚入れて詰める。
伸ばしたときに、ときどきカチャカチャって音がして、ハミがはずれちゃうときがある。プランプランしすぎかな、ちゃんとウケたまま歩度伸ばせないなと、反省してたんだけど、あとで聞いたら、そういうとこはある馬だってんで、しかたないのかも。(でも障害向いて、そうなったら、怖いよね。)
んぢゃ、駈歩。速歩で前に出てるのをうけて、手にはフワーッとした感触なんだけど、鞍の下では力強くエネルギーがたまってるようなとこから、ポンと出すようにする。フライパンをよく熱してから卵を入れるのと一緒、そのほうがジュッといって上手にできる。青い煙は立ちあがってくるの見えないけどね。
駈歩も、最初はとにかくリラックスして走り、だんだん歩度を詰めたり伸ばしたり。無理に引っ張っちゃあいけないよ、気持ちいいリズムを継続することを重点に。
輪乗りを詰めたり開いたり。詰めたとき脚使って、しっかり継続。
それと、左右の姿勢をなるべくキレイに。こないだ言われたのは、左肩から張り出してっちゃう、だったかな、そこ気をつける。上からみて、馬の顔の見え方というか、顔の向きが左右の手前で同じになるように。
内向けるために手綱開いたら、すぐかえす。左右の手綱、長さ同じにする。(ゴム手綱は見た目わかりにくい、滑り止めの節ついてる昔ながらの手綱のほうが、こういうときいい。)おっとっと、すぐ両手の間隔が離れてっちゃう、なるべく15センチ、そろえる。
だいたい、ひととおり、終了。やすめー、休憩、5分常歩ね。

何しよっかなー、クビを前下方にして背中がまるく伸びた感じを目指して、そこでアブミあげしてみようかなー、と思ってると、「障害やりますか?」と促されたんで、馬場を移動。(アブミあげしなくて、自分でホッとする。)
今日は動いてるから、さすがに飛ぶべ!?と意味もなく自信もってく。
最初、速歩でクロス。最初にしてはちょっと高め。
速歩で回転のとこから動かしてく。向いたら、無理に引っ張りあげるような受け方はしないで、クビが前に伸びたままでいいから前へ前へ。
ヘンに障害前でバランスをどうこうしようと思ってたこのあいだまでより、よっぽど自然に飛ぶ。

どーでもいーけど、1回クロス飛んだだけで、汗をガーッとかいてきて、クビに手綱がさわるとこ白い泡になってきた。
フラットワークでなんぼ駈歩攻めてみても、そんなことなかったのに。
単に運動量ぢゃなくて、障害のプレッシャーによる精神的発汗だな、きっと。やっぱ、障害好きぢゃないんだろ、ホセ。
続けるよ。障害向いたら、左右の脚、左右の手でしっかりはさんで、真っ直ぐいくことだけ考える。
なんかさー、むかし「手押し車」って運動あったじゃん、今あるか知らないけど。腕立て伏せの姿勢のやつの、両足を後ろから脇にかかえるように持ってやって、前へ進むやつ、なんに効く運動か知らないけど。あんな感じ、前にいるやつを抱えて真っ直ぐ。
障害の前まで来たら、ジタバタとした脚の使い方しないで、左右均等に絞り込む感じ。
やっぱりなんかこういうのって、プロレス技とか思い出すよなあ。マウントとかガードポジションで相手をコントロールすんのって、こういう感じなのかなあ、さすがにアルティメット・ファイトはしたことないけど。
(左右からガッチリ固めるような乗り方してると随伴が遅れるんだけど、この高さではその問題は顕在化してこない。)
何度か繰り返し。障害はクロスから垂直になるけど、いっしょ。
そうそう、飛んだあと、ホセカレーラスはすぐ止まっちゃうこともあるんで、あらためて脚つかって、しばらく駈歩を継続、真っ直ぐ、ちゃんと指示して速歩から常歩へ。

そしたら、ひとつめ飛んだあと180度回転して、連続障害へ行くよ、垂直とクロス。
飛んだあと強く推進、「まだ終わりぢゃないのぉ」ってホセが怪訝そうなんだけど、そこ強く回転。
次の障害向いたら、仕掛けたりすると無用に伸びたりしちゃうんで、リズムを守って駈歩、飛越。
次までのあいだ何歩かとか考えない、最初の「1・2!」で自分の体勢を直して、あとは駈歩を継続、飛越。
一個目飛んだあと、左手前駈歩が出ちゃったら、速歩に落として、右手前駈歩を出し直すんだけど、速歩にした瞬間に「ふぅ、終わりですねえ、もうやめますかぁ」って、ホセが一息ついちゃうんで、そこからエンジン再始動すんのが大変。
でも、まあ、低いから当たり前かもしれないけど、止まるそぶりもなく、よく飛んでくれました。余力残して、これにて、おしまい。

クビ伸ばした速歩と、常歩を10分くらいやって、馬場から退場。
よく動いてくれたんで、鞍と頭絡はずしたら、放牧場につれてって、砂浴びさせてやる。

練習のあと寝っ転がってる馬は、すげえ幸せそうだ。
ホントは、広い馬場に放してやって、自由に駈けさせたら、どんなカッコで走るのか、観察したいとこなんだけど。

しばらくひとりで遊んでろーい、って放っておこうとしたんだけど。
ちょっとして見に行ったら、すぐに帰りたそうに、こっち見てる。

しょーがねーなー。つかまえて、つれて帰って、丸洗いしてやる。
洗って、乾くあいだに馬具とか片づけてたら、いー加減ジレてきたように、催促する。

リンゴくれー。おまえ、いつも持ってるだろー。
はいはい、わかりました。
でもねぇ、E峻は、そんなバッタンバッタン騒がなかったよ。
あの馬は前肢を、くの字より鋭角に曲げて、カイカイ、カイカイしてただけ(カワイイ)。

遠くに人がみえると、こんなカッコしちゃあ、ジーッと見てた。
そこでそんなカッコしてたって、誰も気づいちゃくれないってば、って、よく私は言ってやってた。

ふう、昨日も今日も、乗り終わったあと「びっしょりですね!」って言われるくらい、重労働。
そこそこ楽しいから、いいんだけどね。

※おまけ

先週から美浦乗馬苑のラインナップに加わった、ショウナンカザン。
競馬ではオープン馬だった。期待してるよー。

※おまけ2

お預かり馬、アルファオリオン。函館行き。

※おまけ3

だいぶ回復してきた、美浦のミニチュアポニー、ミニコマ。
夏前はどうなることかと心配したけど、元気でてきた。
秋には、またいろいろと活躍してもらわなきゃね!

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