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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

東方見聞録

2011-08-29 13:44:12 | 岡崎京子
岡崎京子 2008年 小学館
こないだからのつながりで、岡崎京子。
東方見聞録ってタイトルは旅行記っぽいけど、ある日突如おしかけてきた女の子のほうがハワイ出身なんで、そんな大げさなタイトルになってるんだと思う。
副題は「市中恋愛観察学講座」で、東京都内を中心とした街なかを高校生カップルが探訪するっつー話。
帯に「20年前の幻の長編傑作を初単行本化!」ってあるように、初出は1987年のヤングサンデー。
(単行本になってなかったってことは、ヲカザキ本人が納得してなかった可能性があるから、傑作って言っちゃっていいのかは気になるけどね。)
いろいろ読み返してみて、最後にこれ読んでみると、私の個人的な趣味としては、やっぱこの時代の岡崎京子作品がいちばん好きかな、と今は思っている。「ジオラマボーイ・パノラマガール」とか、「くちびるから散弾銃」とか。


さてさて、それはそうと、私の持ってる岡崎作品を、気の向いたときに並べてきたけど、本書で一応おわりである。
どの単行本にどの短編が入ってたっけ、どんなキャラが出てくるどんな話だっけ、っていうのを、自分で検索する用にweb上にメモっとくっていうのが、このブログ始めたときのひとつの目標だったんで、ほぼそれは達成ってことになる。
だから、これでしばらくヤメちゃってもいいかな、と思わないこともない。
ただ、情報によると、こんどまた「森」って、単行本未収録作品が刊行されるらしいんだよね。(8月の予定だったのが延びたらしい。)

それに、次は諸星大二郎作品のリスト化もしなきゃ、って別の目標もあるんで、もうしばらく続けなきゃいけないかなーとも思う。

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