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好きな本とかについて、ちょこちょこっと書く場所です。蔵書整理の見通しないまま、特にきっかけもなく08年12月ブログ開始。

わかってたのに、失敗しちゃって、がっかり

2016-11-14 19:13:38 | 馬が好き
乗馬にいく。
もうすぐ今乗ってる練習場所は無くなっちゃう。あと何回乗れるんだろう。とにかく乗れるときに乗るだけだ。

きょうの馬は、天蓬。こないだも乗ったけど、あまり納得いくものがなかったような気がするな。
馬装できたので、跨って馬場へ。
ぷらぷらウォーミングアップをしてると、きょうは二鞍目に乗んなさい、交代、って言われる。
んー、いつもと順番が違うってことは、このあと何か趣向があるな、と警戒しつつも、一鞍目をよく見とく。
なんか手綱が長いせいか、馬が自由にふらふらしてるような気がする。
「手綱長い」ってのは、深遠な言葉で、単に物理的な長さを言ってるんぢゃないときがある。
私も、うまいひとが乗ってるの見といて、後で同じ馬に乗ったとき同じ場所を持って乗ったんだけど、手綱長いって言われたことがある。
馬とのコンタクトのとりぐあいを指してるんで、なかなか簡単ではない。
そうこうしてるうちに一鞍目は終了、乗り替わり。
馬は十分運動しているので、さっさとコンタクトを探りだす、クビをだらんと伸ばしてるひまはない、こっち来い。

そしたら、長蹄跡上にやおら地上横木が用意されはじめる。そうかぁ、そうきたかー。
横木をまたぐのは楽しいんだけど、天蓬はときどき逃げ出しそうになったりするので油断ならない。
んぢゃ、速歩で蹄跡をいく。うまいこと先頭を避けて、四番手につける。
前の馬が隅角で内に入っても、おまえはキッチリ回るんだよと言いながらやってんだけど、スピード上がってくると、ちっとやそっと内から圧そうとしても通用しない。
横木に差し掛かると、なんかあやしげな感じもするんで、勢いつけて突破していく。
かといって、急がせるとおかしなことになりかねないので、回転のとこでアクセル踏んでって、あとは真っ直ぐ進めて左右に逃がさないようにとだけ気をつける。
くりかえしてるうちに、なんか天蓬が元気になってきちゃって、すぐ前の馬に追いついちゃいそうになるから、隅角で外め外めを回って距離を空けようとするが、どうにもうまくいかない。
しばし輪乗り。そのあいだに、横木は駈歩の幅に広げられる。
輪乗りで駈歩するが、なんかうまく進んでかない。前に出して、馬を内に向かせるのに手いっぱい。
ムチをちらっと見せると、怒る天蓬。やってんでしょ!ってとこか。
なんか内に傾くのが気になっちゃって、鞍にちゃんと座ってない、それがかえって馬のジャマしてる。あまり上でバタバタしないように気をつけて、とにかく勢い出てくるまで脚!
馬が前に出ようとするときに、アタマ下がって手綱を持ってかれちゃいそうな雰囲気なんで、ついついガチッと持とうとしちゃうんだけど、そこでやっぱジャマしてるみたい。でもなあ、これ以上手綱伸ばしたら、絶対コントロールできないもんなー。
そしたら、駈歩で横木通過。ちゃんとした駈歩できてないと、うまく跨げない幅に置いてある。元気よく入ってくようにするんだけど、天蓬はもともと身体がでかくて歩幅広いから、あまり伸ばす必要はない。
繰り返してくうちに、やっぱ前の馬に近づき過ぎちゃいそうなので、抑えようとガチャガチャやってたら、駈歩が途切れちゃった。ダメだねえ。
ぢゃあ、障害に変えるよ。助走に横木が2本あって、その先に50センチくらいの垂直。
さあ、ここだ。障害止まることあるからな、天蓬。コンビネーション入ってからでも逃げ出すっていう、信じられないことまですることあるし。
どうすっかなあと、ちょっと迷う。逃げないようにビッチシ乗っていくべきか、でも、あんまり最初からプレッシャーかけすぎるのもよくない気がする。
隊列で速歩で向かってく、前の馬との間隔を空けて、手綱はさっきより短く持っていく。
ひとつめの横木に差し掛かったときに、天蓬が異変を察知したか、逃げてしまった。
「あー、その馬、一回目はやるんですよ」と言われて、すごく悔しい。私だったわかっていたのに、飛ばすことできなかった。この馬を最初から飛ばしてなんぼだ、あー、もっと攻めるんだった。
しかも、もし止まるんだったら、その場で真っ直ぐ止まって、そこからブッ叩いてでも向かわせてやる、って思ってたんだけど、手綱と脚の挟み方が緩くて、やっぱ左に向いてしまった。
しかたないんで巻乗り、速歩のリズムを整えて、急に障害に向かって速くしたりしないようにして、真ん中へ真っ直ぐつれていく。
ちょっと、アワワワワって気配があるけど、観念したのか進んでく天蓬。勢い止めないようについていく、人が迷ったら止まる、馬のこと信じて、飛越。
垂直の前でもあわてたりしなかった、飛んだあとムキになって走ったりもしない、よくホメる。
数回繰り返し。不穏な動きなし。回転のとこからアクセル踏んでくんだけど、助走で落ち着いていて、リズム崩さずに飛んでくれる。
ぢゃあ、駈歩でやりましょうということで、横木は幅を広げられる。障害の手前に2本あって、障害飛んだあとにも2本ある。でも飛んだあとは、速やかに速歩にすること。

2頭っつやりますってことで、最初はほかの馬を見てる。完全な休憩にはしないで、常歩で天蓬とのコンタクトをさぐる。うけてくれたら、手綱伸ばしてやったりとか。
ぢゃあ順番がまわってきたので、輪乗りで駈歩。さっきまでの駈歩はいまいちだったので、すこし強く出してみる。
部班の隊列のなかだと前の馬に追突しちゃうけど、こんどは2頭立ての前のほうなので、おかまいなしに動かしてみる。
大きくまわって、障害に向かう。また最初は止まるかもと言われるが、たしかにインターバルがあって置いてる物もちょっと雰囲気変わってるから危ないのはわかるけど、絶対止める気ない。
いい駈歩だと思う、内に入りそうなのをこらえるように、バランスが崩れないように回転してって、障害にまっすぐ向かう。
急ぐなよーって声かけながら横木越えてく、そのままのリズムで飛越、できたできた、よくホメる。
飛んだあともなるべく真っ直ぐいって、速歩にする、落ち着いてる。障害と反対側の蹄跡にいったら、また駈歩スタート。
いい駈歩だと思う、なんか天蓬でひさしぶりにできたような気がする、手綱さらに短く持つ、気分は完全に80cm以上の障害経路向かうときのものになってる。
アブミ踏んづけること意識して、元気いい馬をすこしおさえるくらいのイメージで助走してって、横木、横木、垂直飛越。こんどは飛んだあとの速歩にするとこもスムーズにできる。
いい感じだ、馬のやる気を感じる、次のゴーサインを待ってる状態みたいで、馬乗ってるって気持ちがして、とても楽しい。
もう一回だけやって、おわり。まったく危なげなし。よくホメる。
反省すれば、がっちりおさえて向かってたせいか、やっぱ飛ぶときの随伴が悪いな、人が硬い。
障害をやると、そのひとのふだんのクセがよりオーバーな形で現れるというけど、私の場合は肩と肘がロックするようなゆずりの極悪さ、わかっちゃいるけど直らない。
それにしても、最初の障害で止まったの悔やまれるなあ、そこをなんとかしなきゃ次に乗るひと(特に少年たちとか)に申し訳ない。

天蓬の障害の止まりかたは、なんかふつうの拒否とはちがう感じが個人的にはしてる。
馬がなに考えてんのかは、私なんかにわかりっこないんだけど、天蓬のそれは、人間でいえばイップスみたいなもんぢゃないかってのが、私の仮説。
本来考えなくてもできるはずなのに、どうしていいかわかんなくなっちゃう感じ、そんな印象をウケる。
馬にそんな高次の精神ないよ、って言われちゃえばそれまでだけど。

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