レイモンド・チャンドラー/双葉十三郎訳 1959年 創元推理文庫版
こないだから続けて読み返すことにしちゃった、フィリップ・マーロウもの。持ってるのは1986年の53版。
この「The Big Sleep」が1939年の作品で、マーロウものの第一作だそうだが、べつに順番に読まなきゃなんないってことはないような気がする。
ちなみに本作では、マーロウは33歳と自己紹介してる。
事件は、富豪の将軍に呼ばれて、娘のつくったらしいバクチの借金の手形に関する、ユスリの処理の依頼を受けるところから始まるんだが。
よくわかんないんだな、これが。次々といろんな出来事に出くわしていくが、すっきりした解決にはつながっていかない。
今回読み返してみても、むかし読んだときの記憶が全く思い出せなかったけど、多分しばらくしたら、あらすじなんかすぐ忘れちゃうだろうと思う。
文庫の解説によれば、作者チャンドラーの「意図は生き生きとした人間の描写にあり、現実を直視すること」なんだそうで、論理を首尾一貫させる筋立てをつくろうとしてるんぢゃないから、当然のことなのかもしれないけど。
あとは、面白く読めるかどうかは、主人公マーロウをかっこいいと思うかどうかにかかってくるのかもしれないが、意外と簡単にのされちゃったりする場面もあったりして、私にはそれほど強くひかれるものがないなあ。
こないだから続けて読み返すことにしちゃった、フィリップ・マーロウもの。持ってるのは1986年の53版。
この「The Big Sleep」が1939年の作品で、マーロウものの第一作だそうだが、べつに順番に読まなきゃなんないってことはないような気がする。
ちなみに本作では、マーロウは33歳と自己紹介してる。
事件は、富豪の将軍に呼ばれて、娘のつくったらしいバクチの借金の手形に関する、ユスリの処理の依頼を受けるところから始まるんだが。
よくわかんないんだな、これが。次々といろんな出来事に出くわしていくが、すっきりした解決にはつながっていかない。
今回読み返してみても、むかし読んだときの記憶が全く思い出せなかったけど、多分しばらくしたら、あらすじなんかすぐ忘れちゃうだろうと思う。
文庫の解説によれば、作者チャンドラーの「意図は生き生きとした人間の描写にあり、現実を直視すること」なんだそうで、論理を首尾一貫させる筋立てをつくろうとしてるんぢゃないから、当然のことなのかもしれないけど。
あとは、面白く読めるかどうかは、主人公マーロウをかっこいいと思うかどうかにかかってくるのかもしれないが、意外と簡単にのされちゃったりする場面もあったりして、私にはそれほど強くひかれるものがないなあ。
