公園でボール遊びをしていると、kanaが野良猫をみつけた。まだ子猫。
ここの公園にはエサをあげるネコおばさんがいるので、野良猫がたくさんいる。
kanaがいつものように近づいてみると、いつも逃げられるのにこの子猫は逃げない。
kanaが棒切れを差し出すとじゃれてきた。
両足で立って両手で棒を叩きにくる。子猫らしくてかわいい。
kanaはそもそもネコ派で、ペットショップに行ってもすぐに「抱っこしたい!」と言い出す。
ここでも「抱っこしたい!」と言うが、この子猫、どうやら鼻がむずがゆそうだ。
時折「クシュン!」とくしゃみをする。
「ダメダメ病気だよ」と言っても「抱っこしたい~」とだだをこねるがあきらめさせる。
「そういえば名前がないね」とkana。二人で考える。
白黒なので「クロにしようか?」と提案するが、kanaが乗り気でない。
「今日は5月1日だからイチにしようか?」で決定。
「イチに水をあげよう!」ということになり、付近にカップになりそうなものを探すがない。
50mほど離れた公衆便所の水道で手のひらに水を貯めて運ぶ。
イチが座るコンクリートにたらすと表面張力でぷっくりと盛り上がった。
「イチ、お水だよ」とkanaがすすめる。なかなか飲まないが、しばらくするとペロペロとなめ始めた。
「私もお水取ってくる」とkanaも手のひらに水を貯めて歩くが、すぐにこぼれてなくなってしまった。手が小さすぎる。
夕飯は「ごはん」の旗がたくさん並んでいるお店、通称「ごはんごはんのお店」に行く予定のため、「もう帰るよ、ごはんごはんのお店に行く時間だよ」と言うが、kanaがイチから離れない。
イチと別れたくないようだ。
説得して一度はイチから離れたが、流れ出した涙が止まらない。次第に嗚咽に変わる。
もう一度イチのもとに行く。
涙が止まらないkanaは「ここに引っ越して住む!」と言い出した。
このまま離れられずに約10分。
イチとずっと一緒にいたいと願いながらも、6才になったkanaはこういう時に成長のあとが見られた。
気持ちの整理がついたようで、私が抱っこして歩くと泣きながらも嫌がらない。
公園を出て、交差点を通って家に着いてもひたすら泣いていた。
お母さんに抱きついても泣きながら、「イチが…イチが…。」と会話にならないので私が事情を説明する。
イチへの想いを断ち切れぬままごはんごはんのお店に向かうが、いつの間にか落ち着いていた。
食事をする頃にはすっかり元気になった。
小さな棒切れにも執着するような子どもが可愛い子猫に情が移るのも無理もない。
出会いと別れを繰り返して成長していくんだな。
ここの公園にはエサをあげるネコおばさんがいるので、野良猫がたくさんいる。
kanaがいつものように近づいてみると、いつも逃げられるのにこの子猫は逃げない。
kanaが棒切れを差し出すとじゃれてきた。
両足で立って両手で棒を叩きにくる。子猫らしくてかわいい。
kanaはそもそもネコ派で、ペットショップに行ってもすぐに「抱っこしたい!」と言い出す。
ここでも「抱っこしたい!」と言うが、この子猫、どうやら鼻がむずがゆそうだ。
時折「クシュン!」とくしゃみをする。
「ダメダメ病気だよ」と言っても「抱っこしたい~」とだだをこねるがあきらめさせる。
「そういえば名前がないね」とkana。二人で考える。
白黒なので「クロにしようか?」と提案するが、kanaが乗り気でない。
「今日は5月1日だからイチにしようか?」で決定。
「イチに水をあげよう!」ということになり、付近にカップになりそうなものを探すがない。
50mほど離れた公衆便所の水道で手のひらに水を貯めて運ぶ。
イチが座るコンクリートにたらすと表面張力でぷっくりと盛り上がった。
「イチ、お水だよ」とkanaがすすめる。なかなか飲まないが、しばらくするとペロペロとなめ始めた。
「私もお水取ってくる」とkanaも手のひらに水を貯めて歩くが、すぐにこぼれてなくなってしまった。手が小さすぎる。
夕飯は「ごはん」の旗がたくさん並んでいるお店、通称「ごはんごはんのお店」に行く予定のため、「もう帰るよ、ごはんごはんのお店に行く時間だよ」と言うが、kanaがイチから離れない。
イチと別れたくないようだ。
説得して一度はイチから離れたが、流れ出した涙が止まらない。次第に嗚咽に変わる。
もう一度イチのもとに行く。
涙が止まらないkanaは「ここに引っ越して住む!」と言い出した。
このまま離れられずに約10分。
イチとずっと一緒にいたいと願いながらも、6才になったkanaはこういう時に成長のあとが見られた。
気持ちの整理がついたようで、私が抱っこして歩くと泣きながらも嫌がらない。
公園を出て、交差点を通って家に着いてもひたすら泣いていた。
お母さんに抱きついても泣きながら、「イチが…イチが…。」と会話にならないので私が事情を説明する。
イチへの想いを断ち切れぬままごはんごはんのお店に向かうが、いつの間にか落ち着いていた。
食事をする頃にはすっかり元気になった。
小さな棒切れにも執着するような子どもが可愛い子猫に情が移るのも無理もない。
出会いと別れを繰り返して成長していくんだな。
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