昨年、おばあちゃんのピアノ発表会を見て、自分も「かわいいドレスを着て出たい!」と言ったkana。
ピアノ教室に通い始め、練習を重ねてついに迎えた憧れの発表会。
家を出る前には何回も練習しておさらい。「緊張する!」と言ってもキャーキャーと遊ぶ姿からはあまり緊張は感じられない。
おじいちゃん、おばあちゃん×2、おばさん、お母さん、お父さん(私)の大応援団を引き連れ、1200松戸市民劇場入り。
受付を済ませてホール前のベンチでおにぎりを食べる。開場してやや左側の席を確保。ピアノの発表会ではこの位置がベスト。私はビデオカメラを設置。
「あ~、緊張する~、早く終わらないかな~」とどうやら本気で緊張している様子。しかし、kanaは結構度胸が座っているタイプなので、私はまあ大丈夫でしょと安心して見守る。
しかし、完全に暗譜しているとはいえ、万が一、演奏中につまずいて頭が真っ白になって泣き出してしまったらどうしようかと一抹の不安もよぎる。
生徒に召集がかかり、kanaがお母さんに連れられて舞台袖に向かう。いよいよか。
kanaは最年少なので一番最初。
私の30年前の発表会では先生が一番最後に演奏していたが、今日はまず先生が弾き、それから生徒たち。
先生のミスタッチをもろともしない豪快な連弾演奏の後に司会者による会場内の説明と1年生の生徒さんによるはじめの挨拶があり、ついにkanaの出番。
司会者に名前と曲名を告げられて舞台に登場。いつになく緊張している。
大きなグランドピアノの前で真正面を見据えてお辞儀をし、椅子に向かう。先生が来て椅子に座るお手伝いをして何か声をかける。
後で分かったのだが、この時、先生に「頭の中で5つ数えたら始めて」と言われたらしい。
kanaはただ一人、2曲弾く。1曲目をあっさり弾きこなしてしまったために1曲追加されたからだ。
この2曲、レベルが全然違い2曲目の方が断然難しい。
1曲目は「人魚のうた」。途中、音が出ないでつまずいたかと思われたが、しっかり鍵盤を押さえていなかっただけのようで、流れを止めずに弾きこなした。人魚のうたは簡単なので心配なし。
2曲目は「土人のおどり」。こちらは和音や手の交差がある上、繰り返しがあって長い。そして速い。
左手の和音混じりのスタッカートが速いスピードで刻まれ、右手のメロディーが音階して入る。なかなか良い調子。
一番心配していた左手を右手の上に交差させて弾く和音の切り返しもクリアー。練習ではミスタッチばかりだったのに完璧。
ラストは低音を静かに叩いてゆっくり終わる。これは練習通り完璧。
写真は始まる前の緊張した表情。
(続く)
ピアノ教室に通い始め、練習を重ねてついに迎えた憧れの発表会。
家を出る前には何回も練習しておさらい。「緊張する!」と言ってもキャーキャーと遊ぶ姿からはあまり緊張は感じられない。
おじいちゃん、おばあちゃん×2、おばさん、お母さん、お父さん(私)の大応援団を引き連れ、1200松戸市民劇場入り。
受付を済ませてホール前のベンチでおにぎりを食べる。開場してやや左側の席を確保。ピアノの発表会ではこの位置がベスト。私はビデオカメラを設置。
「あ~、緊張する~、早く終わらないかな~」とどうやら本気で緊張している様子。しかし、kanaは結構度胸が座っているタイプなので、私はまあ大丈夫でしょと安心して見守る。
しかし、完全に暗譜しているとはいえ、万が一、演奏中につまずいて頭が真っ白になって泣き出してしまったらどうしようかと一抹の不安もよぎる。
生徒に召集がかかり、kanaがお母さんに連れられて舞台袖に向かう。いよいよか。
kanaは最年少なので一番最初。
私の30年前の発表会では先生が一番最後に演奏していたが、今日はまず先生が弾き、それから生徒たち。
先生のミスタッチをもろともしない豪快な連弾演奏の後に司会者による会場内の説明と1年生の生徒さんによるはじめの挨拶があり、ついにkanaの出番。
司会者に名前と曲名を告げられて舞台に登場。いつになく緊張している。
大きなグランドピアノの前で真正面を見据えてお辞儀をし、椅子に向かう。先生が来て椅子に座るお手伝いをして何か声をかける。
後で分かったのだが、この時、先生に「頭の中で5つ数えたら始めて」と言われたらしい。
kanaはただ一人、2曲弾く。1曲目をあっさり弾きこなしてしまったために1曲追加されたからだ。
この2曲、レベルが全然違い2曲目の方が断然難しい。
1曲目は「人魚のうた」。途中、音が出ないでつまずいたかと思われたが、しっかり鍵盤を押さえていなかっただけのようで、流れを止めずに弾きこなした。人魚のうたは簡単なので心配なし。
2曲目は「土人のおどり」。こちらは和音や手の交差がある上、繰り返しがあって長い。そして速い。
左手の和音混じりのスタッカートが速いスピードで刻まれ、右手のメロディーが音階して入る。なかなか良い調子。
一番心配していた左手を右手の上に交差させて弾く和音の切り返しもクリアー。練習ではミスタッチばかりだったのに完璧。
ラストは低音を静かに叩いてゆっくり終わる。これは練習通り完璧。
写真は始まる前の緊張した表情。
(続く)