大野川を根本的に浄化するために、運動の転換点

2007-07-18 09:57:57 | Weblog
姫路市大野川の根本的な浄化を進めるために

平成19年7月18日 水曜日
大野川を守る会・岡村寛三郎

最上流部での幾つもの汚染源を基に、20年以上にわたる長年の間に、中流域・下流域において深くしみこんでしまっているヘドロ、そして下流域における姫路市の不手際による下水道汚染(トイレの排泄物が大量に漏出している汚染)・・・様々な事情があるにせよ、結果として姫路市大野川が、大きく汚染してしまっていることに変わりはありません。
これを、容認して、今後、ますます悪化するのも、付近の都市化現象の進行故のやむを得ないこととして諦めていくのか?
あるいは、これを否認して、難しいにしても、快適な住環境づくりの一環として、美しい故郷作りを目指して浄化に取り組むのかどうか?
対症療法的な多少のヘドロ源除去の努力では、もはや汚染の改善がほとんど進まない厳しい現状下では、すべての汚染源や河川全体に横たわるヘドロの徹底的排除など、根本的な対策を採ることなしには、この河川の浄化は実現しないでしょう。
極めて大きな社会問題になってきました。
そこで、当初、「生態系の危機と保護」を訴えてきた大野川を守る会の初期の活動目的は、大きく曲がり角を迎えました。
これからは、(1)痛んでしまっている住環境の早期回復と、(2)より良い自然と美しい故郷作りを目指しての長期目標とを併せ持った、地域社会と住民全体を巻き込んだ大きな社会運動として取り組まざるを得なくなりました。
そこで、大野川を守る会は、主に沿線住民の意思を問うため、美しい故郷作り運動への賛否を問うことにしました。
それは、住民の皆さんに、支持の署名を求めることです。容易には、多数の署名を集めることは出来ないでしょうが、少しでも、住民の皆様に、大野川をめぐる今日の危機的状況を理解してもらい、改善に向けた諸活動にも賛同を戴くため、思い切って実施に踏み出しました。
この運動は、他の地域で、河川の汚濁や汚染に苦しんでいる住民の皆様にとっても、改善に向けた活動を起こす場合の前例となり、間接的な応援となるでしょう。
その意味で、大野川沿線住民の意思を問うだけではなく、広く、姫路市全体の皆さんのご支援をもお願いします。
以上

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