大野川の浄化へ一歩、そして今後の課題

2007-07-07 07:23:47 | Weblog
NO.40 [大野川通信の読者の皆様へ]                                      Saturday, July 07, 2007
大野川を守る会・岡村寛三郎

朗報
最上流部の大方の汚染源除去により、中流域も下流域も、8割がた綺麗になりました。

私の東京出張中(7月1日~5日)に、姫路市役所さんに、大学周辺の数箇所の汚染源となっていたヘドロなどを徹底的に除去・清掃していただけました。
お蔭様で、6日〔月〕現在、大野川中流域・下流域共に、泡や斑点による汚濁が激減しました。事前の予想通り、7割~8割がたの減少かと考えます。

今後の課題
ただし、まだ2~3割がたは、泡や斑点が流れています。
それは、主には、新たな汚染源が、大学グラウンドの東側の山陽自動車道奥〔50メートル〕の最上流部で発生しているためと推測されます。
そこは、最近1ヶ月ほどの間に起こった激しい雨や暑さなどの天候変化の影響などで、名実共に、新たな汚染源として成長したのでしょう。
実は、そこ〔急斜面に設置されている、河川・流水量の調整プール〕には、従来からも、(長年に亘って清掃された形跡が無く)雑草が生い茂り、明らかに腐葉土などが蓄積していて、汚染源となりうる可能性を十分に秘めていた部分でした。
しかし、大野川を守る会による約1ヶ月前の調査時には、取り立てては泡などの姿が無かったので、今回の清掃ポイントとしては、市役所に要請していなかったのです。
ところが、表面的な泡などの姿は無くても、実は、水質そのものとしては、かなり以前から汚染されていたのでしょう。
ここからの水が流れ下って、大学キャンパスの西側排水口や堰止め箇所へと到達した時、泡や斑点、ないしは油気などとなって姿を現していたのでしょう。
これでやっと、その大学排水口からは「山水しか流されていない」のに、その場所やそれ以降において、水が泡立ち、時に「油気」を浮かべていた理由も明らかになったように思います。

7月6日の早朝に、以上のことを確認させていただきました。
以上