下水道料金不払いキャンペーン

2007-07-24 08:18:21 | Weblog
姫路市大野川の下水道汚染

平成19年7月24日 火曜日
大野川を守る会・岡村寛三郎

男山水源地の北側登山路の直ぐ手前の八代本町「山陰橋」の北東詰めにある下水道排水口

この地域では、1時間10ミリメートルを超える雨が降れば、下水道管の処理能力を超えるため、トイレットの生の排泄物を含んだままの下水が、大野川に溢れ出るように作られている。

7月15日〔日〕の朝、それまでの2日間にわたって断続的に続いた雨の影響で、そこの排水口から、数時間に亘ってトイレットの汚物を含んだ汚水が流出しました。
その写真撮影では、望遠レンズを用意していなかったため、水面に浮かんだ(生活廃水であることを示す)大量の白い泡のみが撮影され、激しい勢いの排水中で荒れ狂っていたトイレットの生ものの撮影は出来ませんでした。
しかし、そこから10メートル弱の下流にある別の大きな排水口が、丁度、橋の袂の排水口からの汚物の流れの受け皿のような位置にあるため、いつも、そこに、流れ出たトイレットの排泄物が渦巻いて蓄積することが、付近の住民の噂になっている。

今日は、そこを観察に出かけました。
ありました、見つけました!
7月15日から1週間余り経過していましたが、1メートル四方の広さの中に、やや崩れた円盤状になって、トイレットの排泄物が蓄積していました。
見た目は、ススを塗ったか、焼け焦げたように黒っぽいのですが、小さなハエが数多くたかっていることから、それがただの砂とか泥の堆積ではなく、トイレットの汚物の堆積であることは直ぐに判明しました。
念のため、棒切れでかき回したところ、強い臭みのある嫌な臭気がパッと立ち込めると同時に、茶色の汚物の千切れが、次々と顔を出してきた。
川面に立つ風が、土手の上に吹き上げてくるたびに、その強い臭気を含んでいたため、しばらくの間でも、そばに立っていることに耐えられなかった。

以上のシーンは、今度は慎重に望遠レンズ付きのカメラを用意して、丁寧に撮影した。
臭いこそ記録していないが、それらの不潔な様子の表現には十分であろう。
来週後半までには、それらを公開できるでしょう。

夏休みも始まり、あちこちで子供達が川遊びを始めているこの時期において、市の中心部に、このような不潔な場所があり放置されていることは、市民には全く信じがたい。

20年間も30年間も、頻繁に生じてきたこのような下水道汚染のたびに、付近の民家の住民達を、強い臭気と不潔な汚物が襲い続けてきた事実を、どう解釈すればいいのだろうか?

いくら苦情を申し立てても、実効ある対策をとらない市役所に反省をしてもらうために、非常手段として、誰かが、橋の袂にあるその原因となる汚水の排水口を土嚢などで塞ぎ、排水できないようにすれば、比較的強い雨の日に溢れ出た下水は各家庭に逆流し、周辺の多数の住家は大変ことになります。

しかし、この方法は、被害の結果が大きすぎるため、容易には取りえないでしょう。
そこで、他の地域の住民には迷惑を掛けずに、姫路市に反省を求める手段としては、「下水道代金不払い運動」を起こすことでしょう。

なぜなら、先ず、姫路市は、市民に対しては、衛生状態の改善や生活文化水準の向上などの名目で、多額の下水道設備設置の協力金を徴収し、その後も、施設維持の名目で、水道使用量に比例して、極めて多額の下水道代金を徴収し続けています。
にもかかわらず、その責務である十分な下水処理設備を設けず、多少の雨の降るたびごとに、トイレットからの排泄物を含んだままの汚水を、生のままで河川に放流し、付近や下流一体を、大腸菌などのばい菌類や汚物で汚染し、しかも、住民にはその事実を一切知らせず、更には、汚染された河川について、何らの汚物の除去作業や消毒作業も、また消臭作業もすることなく放置し去っているのである。

しかも、八代本町の山陰橋の袂の被害者は、このような事情について、過去において、何度も姫路市に対して苦情と改善を申し入れてきたにもかかわらず、今日に至るまで、無視され続けてきたというのである。

以上の事実を前にすれば、市民としては、下水道の処理や管理の責任を全うしない姫路市に対して反省を求めるため、「下水道料金不払いキャンペーン」を起こさざるを得ない。
以上



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