鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

百花

2022年09月09日 | 日記
川村元気 原作・監督の名前の表紙に目が留まり「百花」の文庫本を手にし、買い求めてきた。記憶を失っていく母と息子の物語です。映画は、菅田将揮、原田美枝子が演じる。

同監督の「おおかみこどもの雨と雪」を映画館で娘と見たのは何年前だったか?あれから次々話題作を送り続けている川村監督。


認知症・・・、私の母も認知症になった。自宅介護7年余りを過ごし、89歳でこの世を去った。思い出は日増しに薄れていくが、過ぎ去った日々の、母のやさしさだけが、陽炎のように湧きあがるこの頃なのです。

あと10年たったら、75歳以上の人、5人に一人が認知症になるというデータ-も読んだ。

誰が好き好んで出認知症になる、母もしっかりした人で「まさか!」と、最初は信じることが出来なかった。私も含め、女性は、仕事と子育ての時期と親の介護が重なることが多い。あの7年間を思い出す時、今でも息苦しくなる。

判ることは、完璧の介護はない、悔いのない介護はないということか。

「百花」が映画化され、おそらく劇場に行くと思うのだが、怖い。
   
何が怖いのかわからないのだが怖い。

  文春文庫 川村元気 「百花」 730円+税


















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