鎌倉の大仏様が好きです。飢餓、飢饉続きだった1200年代の、ある時期に造られた。何故か史料に乏しい、謎の多い大仏様なのです、そこもミステリアスで素敵!
たおやかなその姿、鎌倉という地に、あの大仏様がおいでにならなかったら、どれだけ寂しく、心もとない事か。深い緑の中に鎮座する阿弥陀如来坐像は本当に美しい。
奈良、東大寺の大仏様は、天平勝宝4年(752年)に造られた。
疫病が流行り、沢山の人が亡くなっていくのを見て聖武天皇が、国全体を守るという強い意志で指揮を執って造ったという、世界最大のブロンズ像。
今、まさに誰もが、神に祈り、神にすがる思いで日々を過ごしている。
「大仏を寄進」してくれるリーダーは誰?令和2年、はたして出てくるのでしょうか?
私は、小さな神社の隣に住んでいて、前を通る度、頭を下げお祈りしている。
「パンパーン」と、この数か月、ご本堂の前で手をたたく音が聞こえる事が多くなった。
平穏な日々、穏やかな日常が、1日でも早く戻りますように、祈ることしかできない。