仕事でも、プライベートでも本音だけでこの世を渡ることなんてできない。
出来るかもしれないが、その先には、みすぼらしい、抜け殻のような老婆’(なぜか女性のイメージ)の姿が浮かぶ。
家族でも、友人でも、職場の同僚でもどこかで「ここまで」という境界線を保ちながら、時にははみだし、時にはじっと我慢の子で過ごすのが現状でしょう。
「お互い様」という言葉を聞かなくなった。人間だもの、やさしい言葉を交わし合い、少しでいいから手を差し伸べ、
で、手が欲しい時「お願い」と言える関係の人が、60、70、80代で何人いるか・・・、
それは、急には出来ない、だから日々の積み重ねです。
「何を積み重ねるの?」と聞かれたら、返事に困る。作家、三浦しをんがこんなことを書いていた。
どうして人間に知性と創造力が備わっているかといえば、自分とは異なるひとと「友だち」になるためではないのか。