鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

春の嵐

2018年03月15日 | 日記

「恋は美しい誤解と錯覚」

これは私の持論です。知人の一人は「身もふたもない」と言い、

もう一人の知人は「名言!」と膝を打った。

コトコト、ドキドキ、ワクワク・・・、

恋がもたらす心の躍動や戸惑いは、例えようのない物です。

初恋は13歳。同級生の一人の男の子の姓が夏休み明けに変わった。

両親が離婚して、母方の姓を名乗るようになったと先生は言った。

おまけに新しい姓を黒板大きくに書いた。それが、まるでやさしさであるかのように・・・、

私は意味がよく理解できなくて、男の子の顔も見れなくて、教室の窓から白い真昼の月を見ていた。

それからの「彼」は急に大人びた様子になった。

ある日、下駄箱で新しいその名前を目にした時、喉の奥の、少し下がツーンと熱くなった。

その人の名前をノートいっぱいに埋めつくし、朝を迎えたこともあった。

結局、会話すら交わすこともなく、私の片思いは、中学卒業とともに終わった。

あのですね、一クラス50数人、12クラスありました。

とにかくすごかったのです。団塊の世代。

風が強い夜半です。

不意に、初恋の記憶が・・・、何故でしょう。

 

コメント
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