こんなに非効率な仕事をしていてよいのだろうかと、時々疑問を持つ。
疑問ならまだよいのだが、不安になる。
不安は思考を、仕事を停滞させる。
そんな時、何も考えず、ひたすら布の整理をする。
大中小と大きさで、素材で、アイテム別に使えるよう分けていく。
使い道が定まらない布は、力でねじ伏せないで出番を待ち、寝かしておく。
そんな作業をしながら、思い出した。
確か一昨日のブログに「初心にかえって、手をかけたものを作りたい」などと殊勝なことをいった。
なんだなんだ・・・、こんな風に行ったり来たりしている私。
それでも布の存在はやさしく、そして力強い。半日、布と対話しているうちに、
「これで何か美しいものを作りたい」と心が動くのがわかる、
心が変わっていくのを感じる。
布が私に力をくれる瞬間、私は「再生」する。
しかし、すぐに「経営」という厳しい現実を突き付けられる。
ここでも、行ったり来たりしている私。
半年後、一年後どうありたいか、また、結果が出なければどう身を処すか・・・、
手仕事を愛する作り手のスタッフと共に、「何か」を成しとげたい!
行きつ戻りつしながら、8月も半ばを過ぎました。