鎌倉徒然草

鎌倉に住んで25年。四季折々の自然を楽しみながら、オリジナルの和雑貨の企画、製造、販売を展開しています。

落日ものづくり日本

2015年10月29日 | 日記

東京新聞の朝刊「こちら特報部」の見出しです。

東洋ゴム、旭化成建材のデーター改ざん、東芝の不正会計。

少し前のオリンパスの損失隠しの件にも触れている。

この国の誇りだったものづくりの担い手の不祥事、

記者の、悲痛な叫び声が紙面から強く伝わってきた。

「何故だ?」「いったいどうしたの!」

私だってそう思った。

結局、大手が信用を無くし、仕事が減れば、

下請け、孫請けの業者にしわ寄せがくる。

数字を追う、稼ぐ力ばかリ強化された結果だという。

「公器の自覚を内包した会社が人を育てるという仕組み、

それらが失われ、目先のカネと、自分さえよければという風潮が広がった」

そして「誠実さを担保できる人間関係、経営者は一刻も早く

社内や、取引先と人間らしい関係を取り戻さねばならない」

と締めくくる。それは「今ならまだ可能」だとも言っている。

吹けば飛ぶような、ちっぽけな私の会社にも言える事だ。

人が見ていようといまいと、

手を抜かず、愚直に努力する日々の積み重ねしかない。

『何者でもない』私にはそれしかない。

 

 

 

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