地元の華山(山口県下関市)の山頂から少し下った辺りに
広大なアセビの群生林が広がっています。
ほぼ純林に近いもので、大変貴重ということで天然記念物の指定を受けています。
アセビ群生林の成立にはだいたいシカが関係していますね。
一帯は犬も歩けばシカに当たるくらいいますから
アセビのほかに生えているものはシカが食わない毒草ばかり (;´Д`);
まあ面白い山ですよ。
アセビの樹形は独特です
グニャリグニャリと今にも動き出しそう。
まるで魔法の国の森に足を踏み入れてしまったみたい。
ノームとかがひょこっと出てきても可笑しくない雰囲気ですよ。
グニャリグニャリ
アセビ林の林床には何の植物も生えません。
まるで除草でもしているかのようですね。
強力なアレロパシーで他の植物を寄せ付けないからです。
おまけに常緑樹だから林床はとても暗い (;´Д`);
西の嶽
アセビ群生林をぬけたところに、仲哀天皇の殯葬所があります。
仲哀天皇は熊襲征伐の際、流れ矢に当たってご落命されましたが
神功皇后は、その喪を隠して熊襲征伐を続けられました。
天皇のご遺体はここに葬られたと伝えられています。
奇跡を信じて花を探し周りましたが
数輪しか見ることができませんでした ^-^;
低地ではすでに満開の木もありますが
やはり標高を加味しなければなりませんね。
しょぼ~ん
これも、しょぼ~んだけど、花色が微妙に紅色を帯びています。
満開時はキレイかもしれない。