レポートが遅れましたが、先のサンフランシスコマラソンでは、タイム計測にチャンピオンチップではなく D-Tag と言う新しいシステムを採用していました。これは、レース後の回収が不要な、いわゆる「使い捨てチップ」の一種で、昨年のホノルルマラソンで一躍有名になった SAI-Tag と類似のものです。
SAI-Tag と D-Tag の違いは、シューズに装着したときの形態にあります。SAI-Tag が「荷札」のように靴紐に結ぶようになっていましたが、D-Tag はその名の通り「Dの形」に靴紐にしっかり固定されますますので、指向性の点からはこちらの方が優れていると言えましょう。
[写真: 汚れたシューズに装着した D-Tag ]
結果的には、このシステムは問題なく稼動し、しっかり全員のタイムを記録したようです。この D-Tag にはゼッケン番号が印刷されており、かつ最初からナンバーカードと一体になっているので、登録時の稼動確認が事実上不要になっているのみならず、レース後 Tag を回収する手間も不要なので、今後の大規模レースでの採用がますます増えて行くかも知れませんね。
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