夢を語るのは難しいことです。 この場合の夢は昨夜の続きですので寝て
いる時みる夢のことです。 漱石の小説 『夢十夜』 ではかなり具体的にその
内容が書かれています、創作だということもあるでしょうが、こんなに印象に
残るものでしょうか。 また、フロイドの 『夢判断』 に紹介されている夢も不明
なところの少ない例です。
今朝の夢ばかりでなく、私の見る夢は鮮明さにまったく欠けているのです。
思い出してみると子どもの頃の夢は、鮮明だったような気がします。 夢の覚
めたあとの印象も脳の機能の強弱と関係するのでしょうか。 だとすれば最近
の夢印象の弱まりは脳機能の弱まりの反映だということになり、要注意!とい
うことになります。
それはそれとして、現実世界での「夢」を育むことがより重要なことではな
いでしょうか。 そういう意味で今朝の夢は良い夢でした。 内容はまったく覚
えていません。 覚めたばかりでもこういう夢をみた、とは言えなかったでしょ
う。 それならば反対に今日がどういう日であったかの経緯から、朝の夢がど
ういう意味を持っていたか推定しましょう。 夢占いの逆をいきます、逆もまた
真なりです。
午後、妻と連れだってピアノコンサートに出かけました。結婚してン十年で
二回目のことです。 これだけでも夢のような話、この企画に携わり成功に責
任の一端を負う立場でしたので大入り満員の盛会は「夢実る」という場でし
た。 コンサートのあと、演奏者を囲んでの夕食会はウィーンの話、日本の演
奏者の課題、日本の音楽教育の現場での体罰とか日ごろの私の知見の中
には入ってこないことばかりでした。それだけでも今朝の夢見の良さを示し
ているといえます。 さらに次の企画へ、手がかりも出来そうだという「夢」もつ
いてきました。
こうなると、今朝の夢はかなり質のたかい良夢だったといえるでしょう。
演奏者のポール七子さんについては、下記のページを見て下さい。
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