昨日の「つぶやき」、 「明日・2月22日の句として」などと日にち感覚の
ずれが出て恐縮です。 頭の中の日付変更線上をジクザク飛行していた
のでしょう。
それでは今度は本当に明日2月24日の一句。
山焼やほのかにたてる一ツ鹿 加舎 白雄
「早春、野山の枯草を焼き、その灰を肥料として草刈山は育つ。煙と炎
の向うに一頭の牡鹿の姿がゆらりと見える」
『癒しの一句』 では、
「陽炎の眼にしみるばかりなり」 の句を紹介し、
「兄の死に国元の信州上田に赴いたとき、墓前での作」と記しています。
なお、上田公園には加舎白雄「四季のうたメロディー装置」というもの
があって、白雄の四季の秀句に曲をつけて流すようになっているそうです。
今度行ったら聴いてみましょう。