kaeruのつぶやき

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「俺と……所帯を持つか」 男はつらいよ第49作

2022-09-17 22:47:02 | 私の寅さん

男はつらいよ第49作は「ハイビスカスの花 特別篇」

「伯父さんはどうしているのだろう」
出張先の駅で、寅さんの幻影を見た満男は、 まだ小学校だった頃のひと夏を思い出していた。 それは寅さんとリリー (浅丘ルリ子) の沖縄の灼熱の恋の日々だった。 今から20年前 柴又に届いたリリーからの手紙。 沖縄で病床にいるリリーを、 嫌いな飛行機に無理に乗って、 見舞いに行た寅次郎。 二人の同棲の日々……。


 渥美清の没後一年に作られた 「特別篇」 は第25作のリマスター版。 音声をデジタル化し、 映像を丹念にコンピューターで補正し、 お色直しをしたバージョンに新撮影部分を加えて完成した。 それは若い世代にも寅さんの楽しさを知っていて欲しいというスタッフの思いの具現化であった。 新撮影部分は、 満男が出張先の静岡県の駅のホームで、 通過する列車の向こうに寅さんを見るというシーン。 CGで合成された渥美清の姿は、 西田敏行の 『虹をつかむ男』 にも登場している。 最新の技術で、 スタンダードがよみがえる。

山田監督がなぜ「特にすきな一篇」として第25作を選びだしたのか、見終わって気づいた寅のセリフ「リリー…オレと所帯持つか…」でした。

こちらの場面については、

男はつらいよ全作品覚え書ノート 第25作「寅次郎ハイビスカスの花」

 


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2 コメント

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寅さんの映画 (屋根裏人のワイコマです)
2022-09-18 19:48:47
>>渥美清の没後一年に作られた 「特別篇」 は第25作の
リマスター版。<<
知りませんでした、私の街には映画館が一軒だけで
隣町の松本市まで行けば何軒もありますが・・
昔から 暗い部屋に閉じ込められるのは嫌いで
今でも夜は、子持ち電球を点けたままで寝ている
臆病者です・・機会がありましたらDVDを借りて
見ることにしますが、元の映画もそれほど見てないので
全く自慢にもなりません。
でも渥美清さんには 羽田空港で遠くに見たことが
あります。もうひとつ松本清張さんが私の後ろを歩いて
いたこともあります。渥美さんは近くの人が教えてくれました
映画のスタイルとは違って帽子を被っていないと・・
ちょっと見にはわかりません。
松本清張さんは前からくる人が私を見てみんな立ち
止まるので・・何かな?? と思ったら私のすぐ後ろを
松本清張さんが一人で鞄一つで歩いていました。
当然道をあけて 先に行ってもらいました。
小さな小太りの初老の人でした。
あの渥美さんも皆さんが教えてくれて判りましたが
そうでなければ、電車や飛行機で隣り合っても知らずに
いたかもしれません。
旅の人 (カエル)
2022-09-18 21:10:35
寅さんが旅の人であったということは言うまでもない
こちですが、寅さんならぬ渥美清ならぬ田所康雄さん
も旅の人だったと言うとすれば、生きた時代そのもの
が激動期だったわけで、同時代の日本人全体が激動と
言う旅というには相応しくない旅路ならぬ人生路を歩
いたと言えるでしょう。その時代を背景にして寅さん
の旅を観ると、田所康雄さんにこういう旅をさせてや
りたい、私たちもこういう旅をしてみたいという思い
が「男はつらいよ」を押し上げていたと思います。

松本清張を旅の人というなら、寅さんの旅とは違い探
究の旅、目の前の広がる世間の奥にあるものを必要な
ら暴き出しておかない眼力、己の眼力に引かれながら
歩き続けてきた人のように思えます。

この2人に偶々会ったというワイコマさんも旅の人とい
うべきでしょう。

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