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葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

19歳が切り拓く新しい世界

2022-01-02 20:59:03 | 三浦半島
なぜこのタイトルか、そして見出し画像の意味は?
 
昨日の「しんぶん赤旗」のこの記事……、
 

今や19歳で将棋界のトップ、という感じの藤井聡太四冠は知る人ぞ知るです。
それに対峙している伊藤匠四段、というよりこの場では第52期新人王で、彼も19歳です。
この対決の経緯はこちらで、
 
kaeruは見出し画像の解説を……、お気づきでしょうが、「20歳前後の若者よ20歳代のマルクスに注目を!」と言いたいのです。
「初期マルクス」などと称されていた時期もありましたが、この「初期」に全マルクスの萌芽があったことをつかみとってもらいたい、と思うのです。それは徹底した思考と実社会への透徹した関わりです。
 
ここに内田樹さんの「歓びの」言葉を紹介しておきます。全文は「若者よマルクスを読もう」で検索してみて下さい。
 

みなさん、こんにちは。内田樹です。
『若者よマルクスを読もう』も番外編の『マルクスの心を聴く旅』を含めて、巻を重ねること4巻目となりました。ここまで続くとはほんとうにびっくりです。ご愛読くださった読者のみなさんと編集の松竹伸幸さんに深く感謝いたします。
たしかにこれは「『共産党宣言』から『資本論』まで、マルクスの全著作を俯瞰するようなかたちで、中学生、高校生にも読めるマルクス入門のための本を書こう」という壮図をもって始まった企画でした。口ではそういう壮大なプランを語りながらも、心の中ではなんとなく「途中で挫折するんじゃないかな・・・」と思っておりました(黙っていて、すみません)。だって、「若者よマルクスを読もう」ですからね。若者たちが「やだよ」と言ったら、それってきりです。
本書の企画が出たのは何よりも「若者たちが全然マルクスを読まなくなった」というきびしい現実があったからです。「市場のニーズ」というものがないことを前提に始まった企画ですから、「やっぱり全然ニーズがなくて、返本の山でした」ということになっても誰を恨むこともできません。
しかし、意外なことに、2010年に出た『若マル1』はロングセラーとなって、3年後には角川ソフィア文庫に収録されることになりました。それどころか、韓国語、中国語に訳されるという驚くべきことが起きました。
マルクスについての本を読んでくれる若者が日中韓にこれだけいたのです。これは「椿事」と呼んでよろしいかと思います。