共産と相当な共通点
枝野立民代表
![]() (写真)枝野幸男・立憲民主党代表 |
立憲民主党の枝野幸男代表は23日の日本外国特派員協会での会見で、日本共産党との連携について問われ「天皇制や日米同盟に対する考え方などでわれわれとは明確に違っている部分がある」と述べつつ、「今の日本の置かれている状況を前提とした当面、3年、5年、10年くらいの間にやらなければならないことについて相当な共通点がある」と語りました。
そのうえで枝野氏は、両党間に違いがあることを前提に「双方は(連携のため)最大限の努力をするという認識では一致している」と発言。「具体的な連携の程度、やり方は、これからだと現時点では申し上げたい」と述べました。
枝野氏はまた、新・立憲民主党について、新自由主義的な社会から「支え合う社会」への転換を綱領で明確にしたと強調。こうした明確な立ち位置のもとで、コロナ危機での深刻な国民生活の立て直しや格差是正などを実現することを掲げるとし、「政権のもう一つの選択肢になっていきたい」と語りました。
最大限の連携へ努力
小池書記局長
![]() (写真)記者会見する小池晃書記局長=23日、国会内 |
日本共産党の小池晃書記局長は23日、国会内で記者会見し、同日の立憲民主党の枝野幸男代表の日本外国特派員協会での会見について触れ、「わが党との関係についての発言を歓迎する」と述べました。
小池氏は、枝野氏が日本共産党との連携について「今の日本の置かれている状況を前提とした当面、3年、5年、10年くらいの間にやらなければならないことについて相当な共通点がある」と発言したことをあげ、「私自身も全く同感だ。この間、さまざまな国会での共闘、あるいは政策の協議をする中で、かなりの部分、政策的には一致してきていると思っており、大変心強い発言だ」と指摘。枝野氏が、両党間で違いがあることを前提に「最大限どこまで連携できるのか、双方は最大限の努力をするという認識では一致をしている」と述べたことについても、「日本共産党としても、最大限の連携ができるよう、最大限の努力をしていきたい」と述べました。