花言葉とはと広辞苑を引っ張り出しますと 「種々の花に、その特質によって
象徴的な意味を含ませることば」 とあります。
いうなればその言葉でその花が思い浮かぶようなもの、ということになるの
でしょうが、はたしてどうでしょう。
「全てを君に捧げる」 がナズナの花言葉であったことに意外感をもったよう
に、なかなか一致しないのでは、と思います。
昨日出しっぱなしにした花言葉はそれぞえ次の花のものです。
慈愛=スギナ、 やさしい人=おぎょう (母子草)、 すべてを君に捧げる=ナズナ
追想=ハコベ、 適応力=スズシロ(大根)、 貧乏だが高潔=セリ
さて、「密かな楽しみ」を花言葉にしてたはず?
残ったのは仏の座だけです。 昨日 本(『園芸大百科事典』)を見た時、そこに
(仏の座)あったはずなのに、今見たらありません。
見間違い? そうでしょう、でもおゃと思って確認したはずなのですが。
「ひそかに」 誰かが 「楽しみ」 を隠したようです。
七草の俳句を一句づつ、kaeuの場合は「詠みません」ではなく「詠めません」
ですので、歳時記から。
「セリ」 芹の水暫く広くなりにけり 松藤夏山
「ナズナ」 旅淋し薺咲く田の涯しらず 阿波野青畝
「ハハコグサ」 どこまでも日ざしやはらか母子草 西宮舞
「ハコベ」 足もとにありししあわせ花はこべ 北さとり
「ホトケノザ」 ふたたびは逢はぬ人かも仏の座 中村苑子
「スギナ」 鉄道員雨の杉菜を照らしゆく 福田甲子雄
「ダイコン」 大根の花の雪白子は育つ 大野林火