kaeruのつぶやき

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「てんがらもん134回」 怒りをこめて笑う、とは。

2014-09-27 20:08:06 | 「てんがらもんラジオ」

 タイトルの「怒りを込めて笑う」というのは実に不思議な言葉です。

 話されたゲストの餅田さんが笑いヨガの認定リーダーだったとしても話の

内容が分からないと、理解不能です。

「てんがらもんラジオ」134回のゲストのお話をメモしたなかでも、気になっ

たこの言葉は、http://www.ustream.tv/recorded/53094402 の

中ほどで言われています。

 もし、 こんな問題=「次の(  )に適当な言葉を入れ文章を完成させなさ

い」で、「怒りを込めて(  )」 の答として「笑う」を入れる人は皆無でしょう。

でも、餅田さんの話の後では、「笑う」を入れようと思うようになります。

 それは、なぜかを考える前に声を出して笑う効果についてです。

 笑いを積極的につくりだす、特に顔は笑わなくても声だけでも、腹の底から

笑うのです。腹の底からというのは、ヨガの呼吸法からきています。その笑い

の効果は自然のもたらす笑い効果と同じだそうです。

 私も視聴しながら試してみました。 効果ありです、頭がスキッとした感じで、

これはいけるの実感でした。

 

 さて、 「怒りを込めて笑う」について。

 餅田さんが、これを言われた事例は、親が子供を叱りたくなった場合でした。

しかし、番組の最後、市民劇場の上演案内で演劇 「親の顔が見たい」 を紹介

したときに語られたパーソナリテーの村永さんの言葉が印象に残っています。

 この演劇は、子どもが自殺した親とその子をいじめていた子の親が登場する

ものです。子の保護者としての親の立場、エゴとエゴのぶつかり合いだと想像

できます。 そこに 「笑い」 を取り入れたらどうだろう、のひと言です。

 

 笑うことができいるのは人間だけだそうです。怒りも恐れも多くの動物にあり、

怒りをもって怒りに向かう、は動物の水準でもあり得ます、しかし、怒りを込めて

笑い得るのは人間だけに可能なのです。笑いをつくりだすことは、もっとも人間

的な人間になる意味を含んでいるようです。