■奥の細道の旅 (3/2着信)
○現在地 村上に到着しました。
○次の目的地 新潟
○次の目的地までの距離 38.2km
○次の目的地までの歩数 51,155歩で達成です。
「おくのほそ道」の本文には村上の記載はありません、曽良の日記に「廿八
日 村上ニ着」とあり、ここには翌日も泊まり、「七月朔日(一日) 村上ヲ立」と
記載されています、元禄二年七月一日(1689年8月15日)です。
夏の盛りの越後路は暑いに違いありません。
「おくのほそ道」には、
≪暑湿の労に神を悩まし、病おこりて事をしるさず≫「道中の暑さと雨との苦
労に精気を疲れさせ、病気が起こって道の記の記事もしるさずにしまった。」
と記して、次の句が記されています。
文月や六日も常の夜には似ず
荒海や佐渡によこたふ天河
先の句 「文月や~」 について、長谷川櫂さんのコメントを、
≪七月七日の七夕は星が恋をする夜です。この夜、天の川をはさんでまたたく
織姫と彦星が天の川をわたって出会います。そこで「文月や」の句は七夕の当
夜でけでなく前夜六日の夜空もただならぬ星の恋のときめきに満ちているという
のです。≫
パソコンのキーを打つ指先も冷たい時期に、七夕の「お熱い話」もどうかと思い
つつも、三月の天の川はどんな具合かと気にかかりもします。 雲厚い感じの夜
空故見ることはできませんが、数ヵ月後の逢瀬にむけて機織る手にも牛に草を
食まさせる手にも、熱い血を感じているに違いありません。そして、昼は星影が
見えません故、虹がかかれば通い合うことも叶います。
星の一字を欲しと読み虹(二字)に想いを掛けている / kaeru
俳句は五・七・五、短歌は五・七・五・七・七、都々逸は七・七・七・五、です。
ならば、これは七・五・七・五は? 分かりません。