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葉山の四季

葉山の四季をお伝えしたいと思います。

健康診査と神武寺参り。

2017-05-26 21:37:59 | 100歳へ上手な生き方

  午前中は健康診査、手元にある「検診結果のお知らせ」を見ると、75歳と77歳78歳と受けているので、今回が70歳代最終の健康状態がわかることになる。前回の健診がきっかけになって昨年秋の心臓に関しての検査入院になったのだから、さて今回はどういう結果が出ることか、来月20日に分かる。

  終わってみて、この検診で認知症については? と思った。「結果表」の記載にはそれに該当するものはないし、事前に「認知症の検査希望」という記入欄もなかったので、この種の健診には対象になっていないのでしょう。

  昨日の「てんがらもんラジオ」の話のこともあって、気になったことです、高齢者の運転免許更新には認知症検査があると聞いたことがありました。自動車運転という自他とともに死傷事故につながること恐れもあることですから、必要な検査なのでしょうが、日常生活にも多大な影響をもつ病気だけに健診項目に入って然るべきことでしょう。

  健診が終わって昨夜の食事から18時間後の昼飯を腹に入れて、雨も上がったのでkaeru夫人の願事を祈願しようと神武寺に向かいました。33年のご開帳は明後日まで、次は33年後ですからその時は二人で天上から参ることになるでしょうと、雨上がりの山道を二本足で登りました。葉山で育った者にとってこの山道は小学校の遠足の道だったそうですが、何十年ぶりかでしょう。

  kaeru夫人はかなり長く手を合わせていました、沢山沢山願い事があったのでしょう。私は先日お参りしていましたので、短くこれだけはということを、お互いの健康こそが何よりということは言わずもがな、ですが。

  願いかなって健診結果は、良好!となれば、神様仏様ならぬ神さんの神通力の威力です、さて……。


80歳代の男性の長寿を考える。

2017-05-15 23:00:06 | 100歳へ上手な生き方

平成26年10月1日現在の80歳日本人男性数は、456千人でした、同年の89歳は135千人、この10年間の比較で70.4%の差が出てます。ならば90歳代ではどうかとみると、90歳102千人に対し99歳では5千人で、比較すると98%の差、因みに女性は270と27で90%です。これは全国的にいうと80歳代の男性は70.4%が亡くなり、90歳代では98%が亡くなることを意味するのではないでしょうか。

先ほどの数字を葉山町でみると、今年の4月1日現在では80歳の男性159人で89歳は54人、その比較は66%、90歳が41人99歳が3人で92.7%。全国の傾向と葉山町の差はこの年代の方が施設など葉山町に移って来られることによると考えられます。

なぜこんな数字を気にしているか、私がもう直ぐ80歳だということが一番根っこにあるのですが、更に兄の法事で出会った80歳代後半の元気な先輩諸氏と今夜夕食を共にし歓談してきた例の「月命日の小父さん」との話あった内容と関わります。

80歳代の男性が元気でなお長寿をまっとうしていくには? と小父さんにたずねました、というより私の方から「それは土と作物に関わる生活があるからではないでしょうか」と予測したことを聞いたのです。小父さんの実感もそうでした、更にそのことをある雑誌の長寿に関するアンケートへの答えに記したそうです。

兄の最晩年の日常生活を具体的には知らずに判断はすべきではない、と思いつつ、土に囲まれた環境ではあったが作物をつくるは日常にはなかったのではないかと思えるのです、このことは意識して知っていかねばと思います。

長野県が男女とも長寿日本一、の教訓として食べ物や福祉医療施策などが語られていますが、個々の日常生活での特徴のなかに土と作物に関わる生活があるのではないか、と考えるのですが如何でしょうか。


死なない準備。

2017-04-25 21:11:42 | 100歳へ上手な生き方

自分の本棚はこれまで、自分がどんなことに関心を持ったかを知らせてくれます。昨日今日と本棚を整理して引っ張りだしたのが、

と、これです。

両方とも「死ぬ気がしない」という話ですから、関心を持ったのも当然でしょう。

宇野千代さんの本は文庫本としては1999年6月発行ですが、元は平成七年(1995)十二月に単行本で出されています。金子さんのは2014年10月ですから二年少し前、この俳人の俳句も好きですし、その発言も気に入っていますのでこの本以外にも何冊か棚にはあります。

宇野千代の作品は読んだことがありません、文庫本のカバーに「愛欲の世界を描いて比類のない地位を確立」とありますから、「死なないような気がする」気力の根源も理解でき、是非読まねばと思うのです。ただ本人はこれを書いた半年後に亡くなってしまったのです、満99歳の半年前です。それだけにあるべき「気力の方向」を示してたものと思い読みだしてみようと思います。

金子さんは現在も朝日新聞「朝日俳壇」選者をつとめている1919年生、97歳。テレビで見かける国会前などでの「アベ政治を許さない」は金子さんの筆になるものです。

 

満80歳を目の前にしてこの魅力ある作家と俳人の筆になった言葉を拾い読みしてみようと思います。


100年間を守る、自分のこととして。

2016-10-05 19:58:50 | 100歳へ上手な生き方

  以下のchange.orgに賛同し、こういう趣旨のコメントをつけました。l

「神田は私の生まれた町、100年といえば生まれた時は樹齢20年、人間は疎開したが樹は戦禍を耐えてきた。オリンピックを迎えるにふさわしい樹です。」

東京中の樹齢80年以上の街路樹にオリーブ冠を飾りたい思いです。


100年の街路樹をオリンピック開発から

守って下さい! 

14,726人の賛同者
 
15,000人まで残り274人の賛同者が必要です!
 

老い老い、どうする?

2016-03-07 21:43:07 | 100歳へ上手な生き方

    今日の「kaeruのつぶやき」に「愛犬散歩と&菜園暮らし」さんからはじめてコメントをいただきました。内容はお読み頂くとして、関連したことで「つぶやき」たくなりこうしているわけです。

   以前ある町の老人会の人と話したとき地域の老人会が老人という名前だと人気がないので別の名前にしてる、とのことでした。普段の話のなかにも老害という言葉が出てくる有様で、自分でもなんとなく避けるようになっていました。その頃本屋で手に入れたのがこの本です。

   著者は「老人と言えば、老害のイメージが強く、その面が強調されることが多いが、年をとること、老いることは、なにも “害” だけではなく、“益” することもまた多いはずである。~「老益」をもっともっと考え、強調してもよいのではないか」と考えて筆をとったそうです。

これを読んだことがきっかけとなって「老」のつく本を持つようになって、読み通すわけではないのですが、時々開いて拾い読みをしています。

今本棚から取り出してみたら、

   畳の「老」が目立ちますが、同様に本でも「老」は温かみを感じられて捨てがたいものです。ブログ仲間で私が一番年寄りですので「長老」と呼ばれたりしますが、これはなかなか気分のよいものです。坊さんも高齢になると老僧と言われ一段箔が付きます。老獪などという言葉は褒め言葉ではありませんが、狸オヤジの雰囲気があって聞き様によっては悪くありません。

   勿論シニアでも結構で、明るい高齢者のイメージです。何れにしても「老い老い、どうする」は好みの言葉でいきましょう、でいいでしょう。


成長する老人。

2016-03-07 13:14:12 | 100歳へ上手な生き方

   今日の「しんぶん赤旗」の「くらし・家庭」欄に「人は老いて なお成長する?」の見出が目につきました、これです。

  読みにくいので、なるほどと思ったところを抜き書きしておきます。

【  昨年6月の日本老年学会の学術集会では、高齢者の若返り傾向が報告されてました。65歳以上の高齢者の身体機能や知的能力は10~20年前と比べると5~10歳若返っていると発表しました。

【  年をとってから向上する能力があります。「結晶性能力(知能)」とよばれています。さまざまな知識や経験を総合的に使って、ものごとを判断する力です。~コミュニケーション能力が向上し、人と人をつないだり、まとめたりする調整能力も高まります。老いてもなお成長するのが人間です。】

以上ですので「成長する?」の「?」は取って、

「人は老いて なお成長する。」

 と言いましょう。


老前整理、自分とのコミュニケーション。

2015-12-01 23:18:37 | 100歳へ上手な生き方

紹介済みの本です、昨年の11月ですから年末の大掃除時期に向けての放送だったのです、ここにこんなことが書かれています。

《 老前整理とコミュニケーション  妻は夫の山のような蔵書をなんとかしてほしいと思っている。夫は妻のタンスからはみ出した洋服やバッグがなぜ必要なのか理解できない。この「なぜ」を無視して片づけろ、捨てろとお互いを一方的に責めるからトラブルになるのです。》

我が家の状況報告に引用したわけではありません、こういう段階はお互いに過ぎていますので。ただこのあと本では、老前整理を機会に夫婦のコミュニケーションを図ることを勧めています。トラブル転じて相互理解への道へ!というわけです。

本の整理とは部屋の混然たる状態と自分の精神状態とのトラブルをなくす道であると、この言葉から気づきました。それは自分自身の再構築になっているのではないかとの思いです。夫婦で言えば相互理解ですが、自分との相互理解とはこれからの自分への課題設定に繋がるということのようです。


油断大敵です。

2015-11-02 19:07:52 | 100歳へ上手な生き方

97歳でこういう柔らかい体でも、

「何が起こるか分からない」、昨年11月ベストドレッサー賞の授賞式の翌日、自宅で転倒右足と左手首を骨折してしまいました。そのため入らない!と決めていた老人ホームに入らざるを得ませんでした。

ただ、この記事の「何が起こるか分からない」は骨折のことではありません。

96歳の時それまで年齢を明かさず仕事をしてきましたが、2014年の4月、知人の写真展の最終日みんなでワインを飲みながら、はじめて「この年になったので、そろそろ年齢を言ってしまおうかしら、今年の9月で96歳になるんです」と言ったことからはじまった「大ブレーク」のことです。


97歳から101歳へ、心はピカピカ。

2015-10-25 19:22:24 | 100歳へ上手な生き方

一昨日は雑誌「前衛」に中央大学名誉教授・富岡幸雄さんの顔を見て紹介したのですが、今日は「しんぶん赤旗日曜版」で101歳の笹本さんです。

この方も以前ブログで紹介しました、その時は97歳。

今回の記事に記者が、

新刊『好奇心ガール  いま101歳』(小学館文庫)の刊行を機に、現在暮らしている鎌倉市内の老人ホームを訪ねました。

と記事のリードに書かれています。

振り返ってみましたら三年前の九月に97歳の時の本を買っています。黒田先生に贈ろうとしたものですが贈る機会を失ったままになっていました。(97歳という魅力)

当時は「老人ホームをやめて リフォームをしました」と書かれています。するとこの間にリフォームしたマンションを出て老人ホームに入られたのです。

この一年は、転んで足を骨折して病院を転々。ひとり暮らしを諦め、老人ホームで暮らすことにしました。自分の足で歩いて写真を撮りに行きたいので、リハビリをしています。

日本で初めての報道写真家です。

〈いま取材したいのは、官邸前での安保法制や原発再稼働への抗議行動です〉と。

足が元気でしたら、きっと官邸前へ行っているわ。ああいうことがあると、居ても立ってもいられないんです。60年安保のときも、ほとんど毎日通っていましたから。やじ馬なんです。(笑い)

この連載は四回ほどですので、そのつど紹介します。

今回もう一言。

女は最後まで枯れてはいけません。明治生まれの女性たちには、〝最後まで枯れない〟方がたくさんいらっしゃいました。年齢に臆することなく恋もして、それをパワーに仕事をして。私も最後まで、心をピカピカさせていたいです。


「赤と黒」 。

2015-10-11 19:35:16 | 100歳へ上手な生き方

赤と黒、と言っても着ているものの色のことです。昨日はお祝いごとでしたので赤色を身につけて出かけ、今日は法事でしたので喪服で出席したのです。

場所も鎌倉駅前と小町通りでしたので頭に浮かんだタイトルです。今日は妻の従姉妹の一周年忌でした。今月の15日が命日で、この日を中心にこのブログでも色々つぶやきました。

昨日のブログの最初に「ブログを始めて3年余」になると書きました、この間に多くの人の死と出会いました。その都度なんらかの形でブログにもつぶやきを残しています。自分が平均寿命に近くなれば当然周りも死期に近くなるわけで、多くの死に向きあう事は当然のことです。といえ100歳を越えた人の死にも残念な思いがあり、あのことこのことを聞いておけば、言っておけばという気持ちが残っています。

自分より若い人の死に至っては、心残りはなおさらのことです。同じ地域で活動していた人に似た人がバイクに乗って駆け抜けて行く姿に、彼がいなくなったことを惜しくも切なくも思い出したりします。

話は一転しますが「赤と黒」と書き、思い出したことを書いておきます。

不破哲三さんの話されたなかの70年以上前の日本のことですが、

戦争の体制が進むと、『赤と黒』という本をもっていただけで逮捕された学生もいました。「赤だから悪い」というわけです。これは、実はスタンダールというフランスの作家の書いた有名な小説で、「赤」というのは軍人のこと、「黒」というのはお坊さんのこと、そういう内容の小説だったのですが、「赤」という字があるだけで、留置所にぶちこまれてしまう。

こんな社会が70年以上前の日本であったことは知っておきたいものです。