二ヶ月以上風邪のような風邪気味のような気分と症状が続き、この間診療所は内科、そこから耳鼻科に眼科をまわって、人間が色々な器官で出来ていることを実感させてもらい、それぞれの専門医のチェックを経て、発車オーライになるわけです、が……。
先日の新幹線「のぞみ号」の台車亀裂は走行中の新幹線が脱線するという事故につながるおそれがあった、途中異常を示す兆候を知りながら走行させていたというのです。新幹線の安全性を覆すことですが「新幹線安全神話」は昔話になっています。
我が身に振り返れば、昨年の心臓精密検査以降「健康神話」も崩れていましたが、より部分的にも点検の目を向けねばならないようです。眼科の検査で左眼に緑内障の恐れと言われ、子供時代も含めて目の傷を受けるようなことはなかったか、と聞かれました。おぼえはないと言うと緑内障だと言うことではないのですが、と念を押されたのですが、考えてみると子供の頃から右眼⒈0左0.1を生まれつきと思い込んで来たのです。
記憶に残る以前の小さい時期に、何らか原因があったかも知れない、そんなことをたずねる親も兄もすでいないのですから、残された傷痕の様なものの正体は医師の判断を待つ以外にありません。
風邪に風邪気味を経て季節は秋から冬になってしまっています、青春、朱夏、白秋、玄冬という中国風の人生の節を季節の節に重ねる、それでいくとまさに玄冬に入る兆候の現れだった二ヶ月余といえるようです。
淡々とは季節は移り変わらない、とするならそれなりの用意をして変化に対応しなければならない、心臓の精密検査から一年経ったことも勘定に入れて玄冬・決算期を迎えなさいとのどこからかのつぶやきなのでしょう。