ルビーとフーラは犬と猫

愛犬ルビーと愛猫チニタ。罰や「NO!(ダメ)」を一切使わず彼らと楽しく暮らす為の勉強をしています。

犬の社会化を改めて考える ~CDS杉並座学

2015-02-26 10:58:55 | 犬の勉強

2/22猫の日、^^;チャーリードッグスクールの杉並座学に参加致しました。先生はチャーリーママさんです。

※チャーリーママさんは最近新しい読者さんの為に『続・私は社会化のドッグトレーナー』というブログも最近始められたので、ぜひこちらもご覧くださいね。

今回のテーマは『犬を知ろう・成長過程から見る問題行動とその対処法 Q&A』でした。

”人と暮らす”という事が必須になってくる犬達の一生。人社会に順応しなければならない訳ですが、その時大切なことってなんだろう?社会化って具体的にどういうことかな?ということを学びました。
座学に参加して学んだことを私なりの解釈でここに書いて行きたいと思います。

最新の研究では、犬の社会化期というものの始まりと終わりがかなり曖昧であると言われるようになってきたそうです。
つまり、社会化は一生涯可能、ということですよね。
それってとっても希望に満ちていると感じませんか。

ただ、私は2010年からCDSでずっとそのつもりで勉強させて頂いて来たし、ルビーは保護犬なので、その頃一般的に”社会化期”と呼ばれる12週齢はとうの昔に過ぎさった推定4才くらいの時に我が家に来て、留守番吠えや後追い、リビングンの至るところに排泄をしてしまうなどの不安定な時期を乗り越えてきました。もともと穏やかな気質の犬であるということも考慮しても、我が家という新しい環境に慣れていった(当時推定4才だった)ルビーを見ていると”社会化は一生涯可能”というのを実際に体験させてもらっているなと感じています。

ルビーを引き取った当初、私は犬ってどんな動物なのか、そしてルビーはどんなタイプの犬なのかを知らないまま、彼女に自分の気持ちを投影したり、過干渉気味な対応をしがちだったので、犬とは?ということと、ルビーって?という事を念頭に、自分のすべき対応をチャーリーママさんにご相談しつつ学んできました。

まずは自分の意思で動きまわれたり楽しい嬉しいを表現できるような自由な空気を提供し、ありのままの彼女でOKということを伝え、自信を育み、その上で人社会の中でしない方が良い行動には「それはしないよね」を伝えるという、子犬を迎えた時と同じ段階を踏んできたと思っています。

そうやって、まずは飼い主である自分を変えるから始め、ルビーの社会化を助けられる、というか邪魔しない^^;存在になれるよう努力してきました。今もその過程ですが、ルビーは明るさを保ちながら高度に社会化された落ち着いた大人犬に成長したと思っています。 

ここでちょっと考えてみたいのは、巷で行われている社会化ってどんな方法かな?ということです。
人間社会の様々なものに「慣らす為」と言って、ただただ刺激にさらしているだけだったり、もしくは怪しさ満載で増々犬に不信感を与えたりしていないでしょうか?

刺激に触れさせるとき、犬のそばにいる自分は犬にとってどんな存在でしょうか
その刺激を上回る”良いもの”をその時携えているかな?
多くの犬にとって良い印象である食べ物を持っていればそれを与えても良いと思いますが、でもその食べ物を上回る刺激の中では、食べ物さえ喉を通らないという犬も沢山いると思います。
そんな時、飼い主である自分が犬に大丈夫であることや、どうすれば良いかを示すことができたら、素敵だと思いませんか?

食べ物のような生得的に良い印象のものよりも、後天的に作られた”良いもの”が刺激に勝ることがある・・・
「じゃあ飼い主がそういう存在になればいいんだよね!」
CDSではこんな事やどうしたらそういう存在になれるか、ということを教えて頂いています。
社会化の担い手である飼い主がどんな存在であるかはとっても大切な事なんですよね。

いつも犬と一緒にいる飼い主さんが、犬がある刺激に出会う時に、犬を脅かすような存在であったり、犬を不安にさせる存在であっては社会化は進まないと思います。不安や苦手なものがどんどん増えてしまうから。
だからその為に犬を叱らない(=罰しない。脅さない。)または、不安な表情や匂いを発して犬を不安にさせないことがまずは大切なんですよね。

ということで、いつものことながら長くなりそうなので続きます。^^;

 


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