あそこへ向かいたい！という気持ち

寝正月・・というかいつも寝てますが。＾＾；なルビーとチニタです♪

去年の暮れに、「風の谷のナウシカ」がTVで放送された時にふと・・・というか、延々考えていたことがあったので書いてみたいと思 います。

ナウシカを見たことがある人しかわからないお話しになってしまいますが^^;、映画の中で、トルメキアの大型船が風の谷に 墜落した時、巻き込まれて傷つき飛べなくなったウシアブ（虫）がいました。
警戒しているウシアブが、ナウシカに

「大丈夫、飛べるわ。そう、いい子ね」

となだめられ、そして励まされ、彼女が空高く放り投げた虫笛につられて飛び立つシーンがあります 。
このシーンが、初めてこの映画を見た時に私の中に深く印象づけられたシーンでした。

これって、
このナウシカが高く放り投げた虫笛って、
ウシアブにとってはとても強力なターゲットだったんだなって、今になって気が付きました。

■ターゲット：
チャーリーママさんの”ターゲット”関連の記事の中で、私が好きな記事へリンクさせて頂きました。↓
「楽しみを持たせて集中させる」
http://charliemama.weblog.to/archives/639619.html

 

今はほとんど映画を見ませんが、昔みた映画の中で自分の心が持って行かれてしまうシーンってどんなのだ ったかな？と考えてすぐに思い出すのはピアノレッスンです。これも見たことのある人にしかわからないお話しに なってしまいますが、主人公のエイダがピアノと一緒に水の底に沈んだ時に、ハッとして水面を目指すシー ンがあります。あれもまた、水面の更にその上にターゲット（ベインズという恋人 - 追記：理解者と言った方が良いかもしれません。）があったから・・・、なんですよね。

そういった、混とんの中から自分を救い出してくれるターゲットを見つけた瞬間の描写に、私は強く惹かれ るのだいう事に気づいたのでした。

ターゲットを見つけた時の安堵感、幸福感、安心感、満たされるという気持ち。
そういう物を私自身が渇望しているからなのかもしれません。

そこでふと思ったのです。
人は、（もしかすると人だけでなく犬や猫も）自分の（心の）中にターゲットを作る事って出来るんじゃないじゃないかなって。
私が犬の事を自分なりに勉強している時に事あるごとに心に浮かぶのは、今まで見送ってきた猫達の事です 。自分の未熟さや無知から、彼らとは後悔の残る別れを数々してきましたが、彼らのことをよく思い出します。そんな時、以前は後悔だったり申し訳ないという気持ちだったり、どちらかというとネガティブな感情が大半を占めていましたが、犬をもっと知りたい、その時がきたら自分の犬や猫を幸せに旅立たせたいと思うようになってからは、もっとポジティブな、なんというか今目の前にいる子だけれなく、自分の記憶の中の猫達にも応えられ るような自分をつくりたい、そういう気持ちが強くなっている事に気づいたのでした。

これってつまりは、私は自分の心の中にターゲットを作っているんじゃないかな？って。
見送ってきた猫達の魂へ向かって歩いている。私のターゲットは彼らの魂である。
そんな感じがするのです。
現実にはいないものをターゲットに・・・出来る事ってあるのかな？
いやあるんじゃないかな？と思った時に、お留守番中の犬の事が浮かんできました。
例えば、ルビーに長めのお留守番をしてもらわなくてはならない時、やっぱりちょっと心配というか、寂しくないかと気になってしまう事があるのですが、彼女にとって私という存在が絶大な信頼のおける存在＝ターゲットになれていれば、彼女は自分の中に私というものへの安心感を持ち続けながら、穏やかな気持ちで私の帰りを待つ事ができるのではないかな、と。

本当のところはどうなのかわかりませんが＾＾；、そう思うと希望が持てませんか？自分の中のターゲットに向かおうとする事（動物を学ぶこと）が、犬や猫達にとってのターゲットとしての自分を作る・・・のかもしれない。

そんな事をぐるぐると＾＾；考えていた2014年のお正月でした。

今年も色々頑張りたいと思います！皆様宜しくお願い致します！