ルビーとフーラは犬と猫

愛犬ルビーと愛猫チニタ。罰や「NO!(ダメ)」を一切使わず彼らと楽しく暮らす為の勉強をしています。

東京都動物愛護相談センター見学

2014-03-20 10:08:26 | 犬の勉強


昨日のお見送りはこんな感じで。^^;

 

3月19日(水)、チャーリードッグスクールのお仲間さんである、モカのんママさんが計画して下さった「東京都動物愛護相談センター見学会」へ参加させて頂きました。

神奈川県、茨城県のセンターに続き、私にとっては3ヶ所めのセンター見学です。

どのセンター見学でも同じように感じたことは、収容されている動物達は大切にされているなあということ。
どうしても処分しなければならない犬猫がいる一方で、職員の方々は一匹でも多くの命を救おうとしていらっしゃるという事です。


昨日見学させて頂いた東京都のセンターの現状としては、
子犬がセンターにやってくるということはほとんどなくなり、野良犬の数も減り、犬の殺処分数はかなり減ってきてはいるそうで、問題は飼い主さんの持ち込みなのかなという感じでした。
持ち込まれて譲渡対象になれるワンコさんはまだいいのですが、問題を抱えて咬みなどが出てしまうワンコさんなどは譲渡対象にはならないので、殺処分がゼロになるという事はなかなか難しいと感じていらっしゃるようでした。

このお話しを伺った時頭に浮かんだことは、やはり(殺処分ゼロへ向けて)自分が今すぐ出来る事は、
”犬を追い詰めない飼育の仕方”を発信すること、そしてその為にも飼い主さんを追いつめないという事の大切さを発信することかなと感じました。

犬はやはり追い詰められた時に攻撃的になるからです。
また、人間が故意に追い詰めなくても疾患のあるワンコさんはそれが原因であることもあります。それを理解してその子と一生懸命関わっている飼い主さんも沢山おられます。
だから、様々な気質、性格、疾病を持ったワンコさんとの生活を日々頑張っている飼い主さんの事心を折るような事を言わない。追い詰めない。
犬を追い詰めないという事の中には、同時に飼い主さんの事も追い詰めないということも含まれると思うのです。
だからその重要性を発信しくことが、今自分に出来る事の一つかなと思いました。


* * * * * * *


また、犬の殺処分数が東京都と同じくかなり減少傾向ある一方、猫の殺処分数がなかなか減らないという悩みを抱えた地域は多いと思います。私の住む埼玉県もそうなのですが、東京都も同じ悩みを抱えてらっしゃるようでした。

ただ、東京都は”地域住民を巻き込まないとどうにもならない”という認識のもと、
”飼い主のいない猫との共生事業”というものに力を注いでおり、、
都が地域ボラさんや市区町村を、また市区町村が地域ボラさんと支援しながら、地域住民の方向けの「猫対策セミナー」を行っているというお話しがありました。

都が積極的に地域住民に関わってくれる中で「地域猫活動」というものを猫が好きな人にも嫌いな人にもお伝えできるというのは、心強いのではないかなあと思いました。
埼玉も頑張らねば、と思いました。


センター見学をしていつも思うのは、
犬猫を持ち込むのは人間なのだから、これはやっぱり人間の問題なのではないかな、ということです。

もともと人のそばで暮らす犬や猫が人の手で持ち込まれて命を奪われる時、何がそうさせているのか考えると、人間側の正さなくてはいけない姿勢が見えてくるのではないかなと思いました。

だからまずは自分から、ですね。
まだまだ勉強しなければならない事は沢山あるということを実感しましたし、これからも学び続け、発信できる自分を作って行きたいなと思いました。

基調なお時間を割いてお話しして下さった職員のみなさま、また、
今回も様々な事を考え、心新たにする機会を与えて下さったモカのんままさん、ご一緒したみなさま、ありがとうございました!

 

 


秋ヶ瀬公園お散歩トレーニング-30回目-

2014-03-16 01:58:28 | ルビーとのトレーニング

座学やお散歩トレーニングに参加していた割にブログ更新滞っていますが、私は元気です。^^;

2月の中旬ごろから実家の母の肺の手術&入院や、別件の頼まれごとなどが重なってバタバタしていますが、母は先日無事退院しひと段落。
母の入院に関しては全ての人にお知らせしていた訳ではありませんが、皆様、優しいお気遣いの言葉ありがとうございました。

やっと腰を落ち着けてブログを書ける状態になったので、さっそく散トレ記事をアップせねば!

ということで、3月6日(木)は、チャーリードッグスクールの、秋ヶ瀬公園お散歩トレーニングでした。
先生は、チャーリーママさんこと、夏目真利子先生です。

この日はとっても寒くなる予報でしたが、10組11頭が集まり、うち初参加の方1名とシェパードのギゼラちゃんのママさんが単独参加でした。
初めての散トレ、初めての単品参加( ̄∇ ̄)、いかがだったでしょうか?


そんな訳で、この日もとても寒かったので自己紹介は少し歩いてからという事になり、反時計回りに公園内を歩き始めました。
私はまんまとカメラを忘れ、携帯で撮ったものしかありません。^^;



広場まで歩く時、ルビーは今でも楽しさを体いっぱい表現しながら走り出す事があります。(ルビーは散トレ4年生の推定年齢8才です。)

私が始めて参加した散トレでは、なぜだかわかりませんが”走っちゃいけない”と思いこんでいたところがあり、^^;走るなんて!そんな選択肢があったのか!という感じだったのですが、今ではルビーの楽しげな様子に付き合って小走りになるのは普通になりました。もちろん周りのワンコさんが驚かない様に出来る限りすり足で、そして時々グーで止めながら、ですが。
思い起こせばこれが、私がルビーの気持ちに応えた初めての経験だったかもしれません。^^;

”犬の気持ちに応える”って、本当に散トレに出ていなければ具体的にどんなことか、私はわからなかったのではないかなあと思います。
それだけ、犬って未知の世界でした。
あ、今でもまだまだ未知の世界なんですけど・・・でもだんだんと犬と自然に接する事が出来る様になってきた・・・かな?^^;

散トレでワンコと歩いていると、なんというか普段のお散歩では味わえない感覚・・・
犬がいて人がいて、人がいて犬がいて・・・でもなんとなく一緒くた。そしてみんなやるべきことはわかっている(犬もヒトも叱らない)。
そして犬と目が合ったら瞬きをする。遠くでこちらジッと見ている子がいたらそっぽを向いてみる、そっぽ向いたり体ごと横向きになったりする。それに、ルビーのシグナルを助ける為に地面におやつを落として探させる。(相手からは地面の匂い嗅ぎのシグナルに見える。)また、前を歩いているルビーを後ろから呼ぶ。(相手に後ろを見せる(=敵意はありません、という)ことになる。)
などなど。自分や自分の犬が発せられるシグナルを気にするようになると、なんとな~く自分も犬になった様な気分になったりして。^^;

できないことも沢山あるし、わからないこともまだまだ沢山あるんだけれども、そういう事全て含めて許し合って補い合って、時にひょうきんに、^^;そして緩やかに穏やかな方向へ向かう。
これって犬が元来持っている空気なんだろうな、そこに自分が入れてもらってるのかな~・・・
なんて気分になってくるのです。

こんな事を書いているうちに、チャーリーママさんのブログ記事にあった
「犬に招かれる」
という言葉を思い出しました。

検索したらヒットしました。
http://charliemama.weblog.to/archives/305011.html

なんと秋ヶ瀬散トレの記事だったのですね。忘れていました。しかも、先日の秋ヶ瀬に単独参加されたギゼラちゃんが参加された日の記事でした。
更に感慨深かったのが、今この記事を読ませて頂くと、チャーリーママさんがおっしゃっていることが本当によくわかるのです。
この記事の散トレは、私にとってまだ2回目の散トレでした。
前月の1回目の散トレで、”ルビーと一緒に走っていいんだ!”ってことが分かって、それでも散トレの場でどんなふうに振る舞っていいかわからなくて緊張でドキドキしていた頃です。だから犬のシグナルがどうとか、シグナルが出せる事を褒めるとか、はっきり言ってその頃の自分には夢のまた夢の様な話しでした。

そんな記事の題名がポン!と頭の中に浮かんでくるのですから人間の脳ミソって面白いものです。

「犬に招かれる」

多分こんな感じかなあ?というような感覚を、4年かかってやっと持てるようになってきた、感じ・・・。まあ、まだまだなのでしょうけれど。^^;

 

* * * * * *

 

この日、いつも自己紹介で使う広場は野鳥撮影の人達がカメラ構えて沢山いらしたのでそこは素通りして、別の場所での自己紹介になりました。
どこがいいかなあと当てもなく歩く中、^^;おおやまボンボン母さんが、ひょいっといなくなったかと思うと丁度良い感じの広場を探してきて下さって助かりました!
ボンボン母さんは、本当に頼れるみんなの母さんです!\(^o^)/

 

自己紹介中、ルビーは先月と同じように私から少し離れ気味の輪の中心や、左の方へ向いてなだめのシグナルを出したりしていました。

そのまま匂い嗅ぎが拾い食いへ移行しそうな事もあるので、時々名前を呼んで私にチェックインさせるとよいと、チャーリーママさんから助言を頂きました。次回はその辺をもっと意識してみようと思います。

そしてこの日も、
「名前を読んでおやつ3バージョン」と、
「マグネット」
そして
「オンリードのおいで」
のデモです。

「名前を呼んでおやつ3バージョン」は、ジャムラ母さんがジャムちゃんとララちゃんの2頭引きでチャレンジ!

「2頭引きでやります~」と颯爽と前で出てこられたジャムラ母さん素敵でした☆

「マグネット」はおーちゃんママさんとおー次郎君がやってくださったのですが、私はこの時ルビーとアテンションをとっていて写真が撮れませんでした。残念!
おーちゃんはデモとなると本当にビシッ!と決める男前なのです。超若いのに。^^;

そして「オンリードのおいで」をのえママさんとノエル君。

まだまだ練習が必要だ~って、のえママさんおっしゃってましたけど、出来なかったマグネットだって出来る様になったんですもん、取り組んでたらいつの間にか出来る様になってたよ~、なんて日が来るかもしれませんね~♪
・・・という私も頑張ります。^^;


そしてこの日のメインメニュー
「拾い食い防止」について。

チャーリーママさんの説明は、
「拾い食い防止の動きには、名前を呼んでおやつ(基本のキ)の全てが入っている」
ということをおっしゃっていました。
去年1年間、CDSの座学で集中的に学んだ”古典的条件付け”のネーミングである”名前を呼んでおやつ”です。

ワンコさんが食べ物を見つけたら、すかさず名前(条件性強化子)を呼ぶ。
するとワンコさんの耳などが思わず(ポジティブな感情を伴って)動くはず、そこでまたもや条件性強化子である飼い主さんの声「そうそう♪」をかぶせながら拾い食いしそうな対象から離れます。するとワンコさん、ついてくる(食べ物から離れていく)はず・・・。
こんな感じで、古典的条件付けされた名前と、そうそう♪だけで拾い食い防止へ。

これ、普段の散歩の時はほぼ出来ているんです!本当です。ヽ(;▽;)ノ
古典的条件付け(の名前を呼ぶこと)を意識しているだけで出来てるんです。
でも、この日はチャーリーママさんがおとり^^;につかったラムラングに、もう少し近づいてから名前を呼んでみよう・・・なんて、思ったのが仇となり失敗。
落ちているものの匂い嗅ぎを許可している時点で食ベる事も許可している事になるんですよね。

なので、やっぱり普段のお散歩の時の様に、何か探し始めたぞと思った瞬間に名前を呼ぶ(拾い食いを許可しない)、
を心掛けようと思いました。
また、その様子に気づく為にはルビーから目を切らない、ですね。
散トレ中はお仲間さんがいるものだからついつい話しに夢中になってしまう事があるので、その辺は来月からもっと意識しなくてはと思いました。


そういう意味では、散トレ中ってチャーリーママさんとお話ししていると、途中でスーっと離れて行かれることがあるのです。
そんな時私は心の中で、
「あ~~れ~~チャーリーママさ~ん待って下さい~~!」
となっているのですが、これ後から振り返ると、この時私はきっとルビー置き去り状態になっているんだろうなと。
だから、”ワンコから目を切らない””落ち着けカエデ(話しに夢中になりすぎるので^^;)”を伝える為に、スーッと離れて行かれるんではないのかな?なんて思っているのですが、どうなんでしょうか?考えすぎですか?^^;;;


この後しばらく広場で質問したりまったりしたりして、また駐車場近くの広場にもどり、終わりの会をやって散トレは終了です。

この日も笑顔の溢れる散トレでした。ほんわかした雰囲気がますます強くなってきた秋ヶ瀬散トレではないかなあなんて思っています。
初めましての方も楽しく過ごして下さったかなあ?ワンコさんと一緒にまたお会い出来たら嬉しいです♪

個人的に色々忙しい期間だったのですが、散トレで元気をもらえました。かなり寒くて風も強い一日でしたが、みんなの笑顔でとっても温かくなりました。散トレはワンコさんの為のものでもあるけれど、飼い主さんが元気をもらう場所でもあるというのを身を持って感じました。本当に感謝しています。


チャーリーママさん、今回も遠くからお越しいただきましてありがとうございました!そしてご一緒した皆様、ほんわか楽しい時間をありがとうございました!
また来月も宜しくお願い致します!

 

 

 

 

 


猫とか虫とか植物とか

2014-03-12 22:27:19 | 諸々



幼い頃、みんな多かれ少なかれそうだと思いますが、幼いなりの悩みというものが私にもあって、気持ちが沈んだりパニクッたり。友達がなんの苦もなく出来る事が自分にはできないとか、自分にはみんなと同じだけの価値がないとか。とっても・・・本当にとっても自尊心の低い^^;小学生でした。

その一方で、
”そんなはずはない。自分は大丈夫である。”
と思う時もあって、どうしてかその頃はわからなかったけれど、それを繰り返し確認し続けて、そうやって混とんとした幼少時代を乗り越えてきたような気がします。

不安な時悲しい時、部屋に引きこもれば猫がいて、椅子の上なんかで淡々と毛づくろいをしていました。あったかいお腹に顔をうずめると、動きを止めるかと思いきや、淡々と毛づくろいを続けていました。

部屋にいたくなくて庭にでると、無意識のうちに探していたのはニラムシの穴。
ニラムシってハンミョウの幼虫の事です。^^;固く踏みしめられた土にとても小さな穴が開いていて、ありんこなどがそこを通るとハンミョウの幼虫がガバーーっと出てきて蟻を捕まえて穴の中に引きずり込んで食べるのです。
その穴を探したり、なければなんとなく地べたにしゃがんで土に触れながら低い位置から庭を眺めたり。すると家の壁に地蜘蛛の巣を見つけたりして、今度は地蜘蛛の巣を取る事に専念したりしていました。

そんな地味~^^;な活動をしているうちになんとなく気持ちが落ち着いて。
するとふと風が吹いて、何かの花の香りや水にぬれた土の匂い、それになんだかわからないけれど懐かしいような香りが鼻をかすめていきます。

そういう時に私は

「ああ!」

って思ったのです。

「ああ!」

っていうのは、

涙が出そうなほどの・・・

幸福感。


今だからわかるのですが、あの”幸福感”は”肯定感”だったんだなあと。

ユラユラと、今にも崩れそうな私の心を支えたターゲット達。
彼らはいつでも安定していて、脚を一本なくした甲虫でさえも、私の目の前を淡々と歩いていくのでした。

自分がどんな状態であってもみんなは淡々と生きて行く。世界は淡々と続いてゆく。
私を拒否することもなく、ただただ続いて行くこの世界。しかも美しい。そんなものに私は包まれている。私もそんなものの一部である。
そう感じる事、これは私にとっては肯定感につながるものでした。

何かあったら猫に会う。虫に会う、風にあたって匂いを感じる。
それを繰り返すことで

「自分は大丈夫である」

を確認し続けていたのだと、私は思っています。

だから、

そういう世界を成している彼らが虐げられたり軽んじられたりするのは嫌だし、
間違っていると思うのです。

 


『お散歩部 in さいたま』第12回部活動の日程(3月)

2014-03-11 11:33:37 | お散歩会
 
 
『お散歩部 in さいたま』2014年3の部活動の日程をお知らせします♪
 
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・日時: 3月22日(土) 11時~(2時間程度)
 
・持ち物: ワンコさんのおやつ / 人間用ランチ
 ※寒すぎなければ!公園内のベンチ、またその周辺で、軽くランチしようと思います♪おにぎり、お弁当、飲み物等ご自由にお持ち下さい。
 
 
 
・趣旨: 
私は社会化のドッグトレーナー」の趣旨に賛同し、
チャーリードッグスクール のお散歩トレーニングに参加されている方で、
散トレ以外の日にも仲間と一緒に歩きたいと思われる方ならどなたでも
ご参加頂けるお散歩会です。
 
もぜひお読み頂く事をお薦めします。
 
犬も人も『叱らない』『否定しない』を基本に、時に共感し、支え合いながら一緒に歩きます。
参加された方が
「明日からまた頑張れる、頑張ろう!」
と、前向きな気持ちになれる、
そんな明るく楽しいお散歩会を目指しています。
 
※こちらも合わせてお読みください。
 「トレーニングを組み立てる」
 
お互いに怪我などの無いよう十分注意しつつ、
みんなで楽しく歩きましょう!
皆様のご協力をお願い致します♪
 
 
 
 
・参加方法 :
 参加なさりたい方は、
 お名前 / ワンコさんのお名前 / ご連絡先 を明記の上、
 右側の『メッセージを送る』から、私(カエデ宛)にご連絡ください。 
happa_no_kaede☆yahoo.co.jp
へメール下さっても結構です。
(☆を@マークに変更してください。)
  
 すでにご連絡頂いている方は改めてメール頂かなくて大丈夫です♪
 
 
 
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では、皆様のご参加、楽しみにしています!