ルビーとフーラは犬と猫

愛犬ルビーと愛猫チニタ。罰や「NO!(ダメ)」を一切使わず彼らと楽しく暮らす為の勉強をしています。

犬とのチャンネルづくり

2014-10-21 14:52:40 | 犬の勉強

最近、犬のトレーニングを始めたきっかけをよく思い出しています。
2008年にルビーを迎え、犬との生活が初めてだった私は彼女とどうやって時を過ごせばいいのか、どういう自分でいるのがいいのか全くわからなくて途方に暮れていました。

ネットを巡り歩いて行きついた場所がチャーリーママさんのブログだった訳ですが、やっと見つけたよー!という喜びと共に大きな反省をしつつ^^;読み進めて行った記事の中にこんな言葉がありました。

”犬とのコミュニケーションチャンネルを作る”

この言葉が出てきた記事をリンクさせて頂きます。↓

「あなたと犬とのコミュニケーションチャンネルを作る」
http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-1767.html

 

とにかくトレーニングというよりもチャンネル作り。この言葉が私には一番しっくりきたのでした。
だって、本当にルビーとどうやって意思疎通を図ればいいのか全く分からなかったんですもん。^^;
だからあの頃は犬のトレーニングだとか、社会化のトレーニングだとか、そういう事は実はほとんど意識できていなくて、^^;とにかく犬とどう過ごせばいいのかという事を知りたいが為にブログを読みお散歩トレーニングに参加してみたりしていたのです。^^;
でもそこに犬と幸せになる為の道が広がっている事はちゃんと感じ取っていました。

人間とは違う種の生きものと接する時に大切なのは、その種に対する歩み寄りであると・・・。
まずは欲を満たし、警戒心を抱かせない接し方やより好きになってもらう為の在りかた、ゆとり、笑い(ユーモア)や受け応え。それらを自分自身が体験させて頂く中で勉強し、さらにその種の言葉(ボディランゲージ)があるのだったらそれに応え、また自分が使えるようになることなども学びながら、いつの間にかルビーとのコミュニケーションチャンネルが開通していたと感じています。

こんな風に書くと凄く時間がかかりそうですが、今まで犬を叱ったり脅したりしていた人は(経験者なのでズバッと書きます。^^;)、それを一切やめるだけで犬から返ってくるものがガラッと変わると思います。
犬から返ってくるものが変わった、と感じられるということは、叱らないだけで自分もガラッと変われたという事だと思うんです。自分の実感として思う事なのですが。
そして、この”ガラッと変わった”ことを体験すると、もっともっとこの子(種)について学びたい、そんな気持ちになってくるものなんですよね。

犬との生活に憧れ、犬と楽しく生活したくてルビーを迎えた私なので、彼女が幸せなら私も嬉しいです。
そして彼女の幸せは彼女の命が尽きるその瞬間まで続くことを知っています。続かせたい、と思っています。
私は彼女が旅立つ時にどういう自分でいるべきかもわかっているつもりです。というか、分かるようになりました。
そういう意味で、犬の勉強って自分が変わる為の勉強である部分がとっても大きいので、人側の勉強でもあるんですよね。

もう大人になっちゃったから変われない、というのは思い込みで、犬も人も大人になってからも変わる事は可能だって思える様になりました。

私がCDSで学び始めて8ヶ月たった頃のチャーリーママさんのこちらの記事。

「犬とのコミュニケーショントレーニング」
http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-1778.html


 

ルビーと人前でデモするなんてまだまだ怖くてできなかった頃の私が到底理解する事が難しかった記事です。それが、ふとしたことでまた最近読んでみたらば、なんと!今ならよく理解できます。
4年かかったのね~。^^;;;

いざその時がきたら体現できるかどうかはまた別かも・・・というのは様々な失敗をしてきた経験上よくわかっていることですが、でも理解できなかった事が理解できるようになった=確実に進歩している自分を信じて、また、学びが追い付くのを待っていただける寛容さに感謝しつつ、これからもじっくり進んで行きたいと思います。

 


『お散歩部 in さいたま』第13回部活動の日程(2014年10月)

2014-10-15 19:01:38 | お散歩会

 

『お散歩部 in さいたま』2014年10月の部活動の日程をお知らせします♪
※ブログからのお申し込みは締め切らせて頂きました。今後はサイボウズの方から宜しくお願い致します。m(__)m
 

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・集合場所: 道満グリーンパーク「南駐車場」
 

・日時: 10月25日(土) 11時~(2時間程度)※雨天の為中止 
 

・持ち物: ワンコさんのおやつ / 人間用ランチ


 ※公園内のベンチ、またその周辺で、軽くランチしようと思います♪おにぎり、お弁当、飲み物等ご自由にお持ち下さい。
 

 

・趣旨:

「私は社会化のドッグトレーナー」のブロマガを購読され、『チャーリードッグスクールお散歩トレーニング』に参加されている方の為のお散歩会です。
 
犬も人も『叱らない』を基本に、大丈夫な距離をとりつつゆるゆると歩きます。

参加された方が「明日からまた頑張れる、頑張ろう!」と、前向きな気持ちになれる、そんなお散歩会を目指しています。 

※こちらも合わせてお読みください。
 「トレーニングを組み立てる」
http://charliemama.weblog.to/archives/cat_29940.html

 

お互いに怪我などの無いよう十分注意しつつ、穏やかに楽しく歩きましょう。

皆様のご協力をお願い致します♪

 


・参加方法 :

※ブログからのお申し込みは締め切らせて頂きました。
 今後はサイボウズの方から宜しくお願い致します。m(__)m

 


命に自信を与える

2014-10-14 13:55:28 | 犬の勉強

FBに投稿しようかと思いましたがこちらに。

昨日チャーリーママさんのFB記事を読んでからちょっと”自信”について考えていました。公開設定されていたのでリンクを貼らせて頂きます。
https://www.facebook.com/charliemama3/posts/706092842809876

自信って、外から与えられるものではなくで、自分が自分としてただ在ることを受け入れられる、という経験から持てるようになっていくものなんじゃないかなと思うようになりました。
「これをやってみて」って言われて出来た、そしてそれを褒められる、ということからも自信は生まれるかもしれないけれど、それだけでは生きやすさにつながる自信は得られないのではないかなあと。

何かをしなくても、もしくは失敗をしても受け入れられる、咎められずにいられると”自分として生きられる力”がついて、それがつまりは自信なんじゃないかなあ。

自分として生きる、とは、怖いことを怖いって言える、嫌な事をいやだって言える、やりたいことをやりたいって言える、感情を自由に表現できる、ということも含まれると思います。

そういうことも受け入れられて、、、あ、”受け入れられて”というのは、何を自分が怖いと感じるか、嫌だと感じるか、何をやりたいと思ったかを理解してもらえた、ということと、そうである自分を受け入れてもらえた、ということですが、その過程を経て初めて命は自信を持てるようになるのではないかなあと思うようになりました。

そういう自信は犬自身のことも助けるし、それはキャパシティを広くすることにもなるだろうから、諌められたり、今はそれは出来ないを受け入れられる穏やかさも備わってくるのではないかなと感じています。
それは犬自身の生きやすさにもつながって行くのではないかなあ。生きやすい犬は幸せですよね。

でも現実には、
”嫌な事をいやだって表現したら叱られた”とか
”何かを伝えようとしたら怒られた”とか
”気持ちとはちぐはぐな対応をされた”
というのが、多くの犬達に起きていることなのかもしれません。
叱られたり理解されていないという感覚が残っていれば犬の中でイライラは募っていくのではないかなあと、そんなことを思います。

これらは5年間CDSで勉強してきてやっと感じることができるようになった事柄ですが、まだ言葉をうまく扱えず、咬んだり泣いたりがひどかった^^;自分の幼少時代を振り返ってもそんな風も思うのでした。


”犬が楽しい時”の表現って? ~CDS秋ヶ瀬公園お散歩トレーニング-33回目-

2014-10-05 17:43:16 | ルビーとのトレーニング

10/2(木)、チャーリードッグスクールの秋ヶ瀬公園お散歩トレーニングに参加させて頂きました。

参加者は9組10頭でした。(全員の方の写真撮れませんでした。すみません~!)
ワンコさん連れでは初めて散トレに参加される方もいて、私も自分が初参加した時のことを思い出しながらちょっとドキドキ。^^;

この日私は以下の2点を気を付けながら歩きました。 

1.他の参加ペアの方々と充分な距離を保ちながら、でもにこやかに穏やかに歩く事。

先日の座学で”細かく考える事が大切”と教えて頂いたので、ちょっと細かく書いてみようと思います。^^;

”充分な距離”という意味は、相手のワンコさんの「クリティカルディスタンス」を侵さないようにすることを意味しているのかなと思います。
”退路”が約束されていないと不安になって吠えや攻撃に転ずる可能性が高くなるワンコさんもいると夏の座学で教えていたので、”充分に距離をとること”を意識してみました。

充分に距離をとって歩いていると、時々前を歩くわんこさんが振り返ってこちらを見つめていたりすることがあります。
そんな時にはさりげなくまばたきや横を向くシグナルを返してワンコさんと会話する様に勤めました。

2.リードワークを意識すること。

ルビーは、散トレ参加当初は、この場所と時間がとっても楽し過ぎて私のことを置き去りにしてビューーーーーン!!と走りだしていく子でしたが、5年目になろうという現在、ほとんどわたしのすぐ横を歩くようになりました。
ですので、ルビーのリードは短く持ち、且つ短いけれども張れない状態でナスカンを立たせ、ルビーがノーリードで歩いている感覚を持てるようにする、
というのを大切にしながら歩きました。

* * * * * * * * *

いつも基礎トレなどをやる広場につくと、少しだけまったりしました。
でも陽射しが思いのほか暑かったのですぐにまた移動。
前半結構長くみんなで同じ方角を向いて歩きました。

確かチャーリーママさんが自己紹介の後のお話しの中で、
「前の人を追い越す時は自分のワンコさんの名前を呼びながら追い越しましょう」
とおっしゃった気がします。

なので私はまず「ルビー♪」と名前を呼んで彼女とコンタクトを取ってから
「追い越しま~す♪」
と言って他の参加ペアさんを追い越す、ということを心掛けました。

こうすると、自分の犬が追い越すペアの方へ向かって行ったりして相手(犬)の安全だと思う距離を侵さないですむなあと思いました。

この日参加したペアの方々は程良い距離を保ち、自分のワンコさんと穏やかにコンタクトを取りながら歩いていたような気がします。
沢山の木に囲まれた森だからというのも手伝って、犬+人間の集団が一つの世界を作りながらゆったりと移動している、そんな空気を感じました。

その後、自己紹介をやった広場のすぐ近くでまたみんなで円になりました。

さっきの広場の時とは比べ物にならないほどの小さな輪でした。

チャーリーママさんは
「仲間と同じ方角を向いて一緒に歩いていると自然と落ち着いてこうなるんですよね」
というような事をおっしゃっていたと思います。

これは、距離が必要な犬を我慢させて近づけて無理やり作った小さな輪ではないんですよね。
”自然とこうなる”のが大切で、この”自然と”というのは犬達が大切にしている”距離”というものを飼い主が尊重してあげて、それによって犬が安心感を持ち、安心感を得た犬が距離というものをさほど気にしなくなる、それが”自然と距離が縮まる”という事なのかなと思いました。

広場では、「犬が楽しくなるハンドラーの動き」を教えて頂きました。
これ、まだ後期散トレが開催されていない場所もあるのでネタバレはしないようにしますが、個人的には
「また新しいことを知ってしまった!」
という感じの驚きでした。(笑)

それと、
犬がワー!っと大はしゃぎしている時、人間は”楽しそう”という風に解釈することが多いと思いますが、実はただ興奮しているだけ、ということも往々にしてあるようです。(追記:もちろん、楽しい興奮が悪いわけではありません。)
チャーリーママさんが教えて下さる「犬が楽しくなるハンドラーの動き」は、”穏やかな楽しさ”(というか”静かに楽しむ”?)というようなものを犬の中に宿らせる動きです。

私は散トレに参加し続けていくことで初めて、犬はそういう楽しさというものを持っているということに気付かされました。
それまでは多分
「興奮している」を「楽しんでいる」だと勘違いしていた部分が沢山あったと思います。
でも、散トレやお散歩会で一緒に歩いているルビーは、最初の頃のようにはっちゃけなくても十分楽しそう。
尾は大体いつも地面と平行でボディランゲージはとっても穏やかですが、表情は生き生きして軽く弾むように歩きます。
そんな様子をいつも”ルビーのルンタッタ♪”と表現しているのですけどね。^^;

でも不思議なのは、そこまでルンタッタじゃなくでも^^;ただ二人で同じ方向を向いて淡々と歩いているだけで十分満たされた感のあるお散歩も結構あるということです。
この”満たされた感”、私の独りよがりじゃないといいんですけど。^^;

あ、それから、この日教えて頂いた「犬がついて行きたくなるハンドラーの動き」の中に、犬のボディランゲージを使った動きがあったのですが、これも個人的には「そうだったのか!」と目からウロコでした。

この日、CDSの基礎トレ3項目をデモして下さったのは、
神奈川県から片道72kmもの道のりを運転してきて下さったchoco.ちゃん&samiさん♪(「名前を呼んでおやつ3バージョン」)
そして「マグネット」をララちゃん&ジャムラ母さん♪
「オンリードのおいで」をボンボン&大山さん♪

でした。

みんな生き生きとして可愛かった!
「私やったわ!((ぼくやったぜ!))」
って、思ったかなあ。思ったよね~きっと☆

デモをするペアの方々を見ていていつも思い出すのは、私が初めてデモにチャレンジした時チャーリーママさんが、

「みんなの前でデモをすることは飼い主さんだけではなく犬の自信にもなる」

と、言ってくださったこと。
ルビーの自信にもつながるんだ!と知った時、喜びが体の底から湧きあがってきたのを覚えています。

社会化って、広い意味では犬が生きて行くこの世界で色んな事が平気になることだと思いますが、その為には自信ってとっても大切だと思うようになりました。

私は初めてチャーリーママさんのブログを読んだときに、
「外でおやつが食べられるということはその子の自信にうながる」
と書いてあってびっくりしたことをずっと憶えています。

でも自分の事を考えてもそう。
緊張したり気分が高ぶっている時は食べ物を食べたいと思えない自分がいることを知っています。
それと同じなんですよね。

そういう意味でも、私はルビーの”自信”というものを大切にしながら、これからも継続した社会化に取り組んで行きたいと思いました。

* * * * * * * *

トレーニングの後はみんなでまったり青空ランチ♪
楽しかった☆

久々の散トレ、不思議なくらい自然とみんなが距離をとって穏やかに歩くシーンが多くて、とっても満たされて帰ってきました。多分ルビーも同じだと思います。
最後は駐車場でおやつのオバチャンからいつも通り美味しいのもらえたしね~☆.。.:*・゜

犬の学びは人の学び、を実感する今日この頃。
まだまだな自分を発見しても変わる勇気があれば大丈夫だと思えます。
散トレ後期、始まりましたがまた改めて頑張ろうと思いました!

いつも遠くからお越し下さるチャーリーママさん、そしてご一緒したお仲間さん、楽しいひと時をありがとうございました。
また来月も宜しくお願い致します!