ルビーとフーラは犬と猫

愛犬ルビーと愛猫チニタ。罰や「NO!(ダメ)」を一切使わず彼らと楽しく暮らす為の勉強をしています。

『子供の「脳」は肌にある』を読んで

2013-08-25 16:54:24 | 読みもの
 

『子供の「脳」は肌にある』を読みました。
 
本の中で印象的だった内容の一部を要約すると、、、
 
 肌(触覚と温痛覚)は他の感覚器官と違い脳に直接的に働きかけ、認識や感情の中枢まで広く刺激する為、皮膚感覚が脳(心)を育てる、と言っても過言ではない。
だから親とのスキンシップはとても大切で、例えば、不安や怖さを感じた子供が母親の懐に逃げ込んできた時に即座に応えてあげるという事は、親との信頼関係を築く上でとても大切であり、そしてそれは子供の心(脳)を安定させ、”応えてもらえた”=”自分が思いやられた”という体験から、子供も思いやりというものを学ぶ。
 この様に、肌と感情は密接な関係にあるので、子供の頃の親との十分なスキンシップは子供の心を安定に導き、依存的になるのを防ぎ、自信や社会性を育むためにとても大切なものである。
 
というような事が書いてあります。
 
本の中にネズミやチンパンジーなど、人間以外の動物の話しも出てきます。それで思ったのが、多分この”肌が脳を育てる”は犬にも言えるのではないかなあという事でした。
そして、
”肌感覚が脳を育て、心を安定させる”、というのを知った時に浮かんだのはペットショップの子犬たちの事です。
 
ペットショップの子犬達は、大切な時期に親からのスキンシップを十分に受けるチャンスを逃すことになるのではないかなあ。狭いケースの中で、肌から伝わる安心感で脳を育てる重要な時期を失ってしまうのではないかなと思いました。
しかも助けてくれる親がいない状況で、ケースの外側から沢山の目でジロジロ見られたら、怖いと感じる子もいるだろうし、不安定になる子も少なくはないのではないかなあと。
 
そういう子達はたぶん新しい(人間の)家族に引き取られても心を安定させる事が難しく、人間から見て問題と思われる行動をおこしやすいのではないかなあと思いました。
そして一番困っているのは犬なのに、その”困っている”という犬の表現が人間にとっては問題行動だったりして更に叱られたり罰を与えられたりしてしまったら、犬は壊れてしまうかもしれません。
 
可愛そうですよね。
 
 
* * * * *
 
 
またこの本、自分も子供だったことがあるだけに、色々と身に覚えのある事が書いてあってなるほど~と腑に落ちる場面が多かったです。
”見る事”よりも”自分がされたことで”子供は学んでいく、だとか。思いやりの話はその一部ですね。
 
あ~、もしかするとこれも犬と飼い主の関係に言える事かもしれませんね。
穏やかに接してもらえれば犬も穏やかに応えるかもしれないし、飼い主が楽しそうに誘えば楽しそうに応え、寛容になることを覚えてそう接するように努力すれば犬も寛容を示してくれるようになる気がします。ルビーを見ているとそんな風に思います。えっと・・・私の場合はルビーの方が寛容かもしれないですけど。^^;
 
と、自分に対する戒めの様な気持ちになりながらの読書感想文でした。^^;
 
※追記:犬はもともと人間よりも寛容でした。叱ってばかりいた私を許してくれたルビーを見て思います。私たちの場合は、ルビーからされたことを私が学んでる、という事の方が多いかもしれません。^^;
 
 

チャーリードッグスクール「さいたま座学」に参加して思ったこと(2)

2013-08-22 17:57:58 | 犬の勉強
前回の続きです。^^;
 

今回もハーネスプレー・・・じゃなくてハーネス体験ありました!
「ハーネスでも引っ張られるとこんなに苦しいんだ」を体験したお仲間さん♪
 
今回もチャーリーママさんが重視されている「古典的条件付け」についてのお話しがありました。
通常、犬のトレーニングというと、犬に何か行動をさせる「オペラント条件付け」が一般的だと思いますが、チャーリーママさんは「オペラント条件付け」よりも感情に働きかける「古典的条件付け」を重視しています。
 
また通常「強化子」というと行動を強化するもの、という解釈が多いと思われますが、
”その中でも、良い感情をも強化するものとしての強化子という発想を持って犬に向き合います
 - テキストより
これがチャーリードッグスクールの学びの特徴ではないでしょうか。
 
古典的条件付けで”良いもの”として条件付けられた言葉や飼い主という存在は、色々な場面で犬たちの心を安定に導いてくれる、そんな風に感じています。
 
また、”良いもの”として仕立て上げられた刺激によって、犬たちの(人間にとっては不適切な)行動を修正していく事もできます。
 
どういう事かというと・・・
(ここからはいつも書いている事ですが、自分の頭を整理するためにまた書きます。^^;)
 
古典的条件付けのチャージングで、中世刺激を良い印象の条件性強化子として仕立て上げ、その条件性強化子を行動を止める時の弱化子として使うのです。
例えば「おやつ」と「名前」を対提示させて、名前をおやつと同じような良い印象のものに仕立て上げます。
(※チャーリードッグスクールの「名前を呼んでおやつ第1バージョン」がそれです。)
 
で、
一般的には、行動を止めたい場合は
「正の弱化」「負の弱化」
で行動を止めます。
 
正の弱化は、一般的には犬にとって嫌なものを提示して行動を減らす。
負の弱化は、一般的には良いものを犬から取り去って行動を減らす。
 
なので、一般的には(しつこいな^^;)、嫌だったり怖かったり、がっかりしたりなどのネガティブな印象が犬の中に残ると思われますが、
チャーリーママさんの「正の弱化」は、
吠えている犬に「ルビー♪(名前)」などの犬にとって良いものとしてチャージングされた声掛けを行い、行動を弱化させます。
 
つまり、
良いものとして印象づけられた”名前”や”飼い主の声”はたまた”飼い主自身”の存在によって”罰ではない”介入を行い行動を減らすので、犬にとってはネガティヴな感情がわきおこらないし、飼い主さんにも悪い印象を持ちません。
つまり、犬もHappyなまま、そして飼い主さんも”嫌な物、危険なもの”と条件づけられる事がないので、飼い主としてもHappyなんですよね。
 
わが家のルビーの場合は、拾い食いしそうな匂い嗅ぎの体勢に入った時点で「ルビー♪」と名前を呼ぶと、匂い嗅ぎを止めて私の元に戻ってくるようになりました。
 
また、チャーリーママさんは「負の弱化」も用いません。
「犬から何かを取り去ったりせず、あたえて与えて与え続ける。伝えられるものと与え続けよう。」
というのが、チャーリードッグスクールで学ぶ私たちの姿勢です。
その為にも(伝えられるようになる為にも)古典的条件付けで「いい子ね♪」などの様々な言葉や刺激を良い物にしておく必要があるのですよね。そういうものを与え続けて、何かあったらそれによって我に返す、心を救ってあげる、ということ・・・。あ、そういえばチャーリーママさんは”感情を整えてあげる”という表現を使ってらっしゃいましたね。
 
*        *        *        *        *        *        *        *
 
 
また、今回はこれをしっかり書いておかなくちゃ!と思ったのが、
チャージングをしっかりやる。ということ。
 
これだけだと「そうだよね」で終わってしまいそうなのですが、結局何が言いたいのかというと、
本番(?)でばかり「いい子ね♪」とか名前を呼んだりとかして、行動を止めようとしている人が多いのかもしれない、と思ったのです。私もそうだったので。^^;
 
例えばルビーの場合で言えば、道端に落ちていた食べ物を拾い食いしそうになった時にばかり
「ルビー」
と名前を呼んでいたら、
 
「名前」=「食べ物」
 
と条件付けられてしまいますよね。
だから名前を呼んだら食べ物を探し出してしまったりとか。
(そうなりかけたことがあるからわかるのです。^^;)
 
だからそうならない為に、
何でもないとき、大丈夫なときにチャージングをする!”事が大切、なのですね。
 
”なんでもない時に”おやつをあげながら「ルビー♪」「おりこうさん♪」「かっこいいね」「すごいね!」など、他にも色んな言葉で。
”なんでもない時に”ハーネスを引いておやつ。
”なんでもない時に”「爪切り」と言いながらおやつ。(いずれ本当の爪切りと対提示させて、さらに同じようなスモールステップで爪切りで爪を切るというところまで持っていきます。)
 
などなどです。
だから、「何でもない時にこそトレーニング」なんですよね。
 
*        *        *        *        *        *        *        *
 
こんな感じで、今回も『古典的条件付け』の大切さについて、沢山お話を伺いました。
 
犬が悲しんだり、辛かったり、また飼い主側も辛かったりする事が多いトレーニングの世界。
「結果が出ればなんぼ」ではなく、「結果がすぐに出なくても飼い主さんがやりがいのある取り組みが出来ればOKなのです。」と言って頂いて、救われた飼い主さんも多かったのではないでしょうか。またそれで救われる犬達も沢山いると思います。飼い主さんが救われなければ犬も救われないですもんね。飼い主さんが笑顔で、安定して、そして何かあっても乗り越えられる自信を育む場なんだなあと、今回は強く思いました。
 
いつも遠くから来てくださるチャーリーママさん、そしてご一緒して下さったみなさん、今回も楽しく有意義な時間をありがとうございました!
 
 
 
 
 
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チャーリードッグスクール「さいたま座学」に参加して思ったこと(1)

2013-08-17 11:36:01 | 犬の勉強
7/31(水)チャーリードッグスクール「さいたま座学」に参加させて頂きました。
参加させていただいて感じた事などをつらつらと書いてみようかなと思います。
 
その前に。
私がルビーを迎えた後、犬を学ぶ場としてチャーリードッグスクールを選んだ理由の一つは、動物愛護、動物の福祉沿った内容のスクールであったから、というのが大きな理由です。
チャーリードッグスクールのトレーナーであるチャーリーママさんの本家ブログを読めば、その精神が根底に流れている事がわかります。だから私はチャーリードッグスクールを選びました。
 
また、犬ではなく飼い主が変わらなければならないということを、臆する事なく、また媚びることなく、ブログ訪問者やお散歩トレーニング参加者である私達に伝え続けて下さった事に、大きな感謝と信頼を寄せているからでもあります。
 
飼い主として求められることは厳しい事もあるけれど、厳しいと感じる原因は自分の中にあるということ・・・自分の中にひっかかる原因=問題があるのですよね。そういうものと対峙する事は今でもあって、きつくなくはない^^;作業ですが、そういうところにこそ学ぶべきことがあるということに気づいている方は沢山いらっしゃるのではないでしょうか。
 
だから、大好きな犬(猫)という存在を幸せにする為に自分が変わる事を少しずつでもがんばる。がんばるんだけれどもすぐにガラッと変われる訳もなく^^;、またすぐに大きな目標に到達できる訳でもない。
そうなんだけれども、小さな一歩一歩を寛容に見守ってもらえる。そんな環境を提供して頂ける場だからこそ、時に考え、時に笑い、喜怒哀楽を共にしながら私はチャーリードッグスクールで学び続けていられるのだろうなと感じています。
 
 
そんなチャーリードッグスクール2013年夏の座学。
そこで必ず出るお話しが、「犬の成長過程」についてのお話しです。
 
「犬の成長過程」についての話がなぜ大切かというと、犬という動物がどんな動物であるかを知っておくと、何か(問題と人間側が思いやすいことが)あった時に
「ああ、今そういうステージにいるんだな」
と納得して落ち着いて対応できるからです。
 
ここで、本当は大きな問題でもない事を『問題』だと勘違いしてしまい、あたふたしてして犬を不安にさせてしまったり、(犬の)脅えからの行動を「攻撃」と捉えてしまったりという、犬と飼い主の齟齬が生まれない様にするためにも、犬の成長段階を知るのはとても大切なんですね。
 
 
犬にも思春期があるので、一時的に脅えやすくなったりして攻撃的に見える行動をとったり、ヤサグレたり^^;することがありますが、その裏にある感情は”攻撃”ではなく、不安とか脅えとか、勘違いとか^^;そういう物であるという事。(脅えているのにそれを叱るのはおかしいですよね?)そしてもちろん”支配性”でもないということ。
 
この犬の”支配性”に関しての考え方は、支配性理論、リーダー論、パック理論などと呼ばれます。
例えば、
 
「吠えたりうなったりなどの人が困るような行動は、犬が自分を飼い主よりもリーダーだと思っているからだ」
 
とか、他には
 
・「犬をソファやベッドに上げたり人間の目線よりも上に上げたりすると犬がつけ上がるので^^;そういう事はしない」
「リードを引っ張りながら前を歩くのは犬が自分をリーダーだと思っているから」
「引っ張りっこ遊びでは必ず飼い主が勝つこと。なぜなら犬が自分の方が強い=リーダーだと思い込むから」
 
などなど、分かりやすい例だけでもこんなにあります。
 
けれどもこの支配性理論、実は10数年も前にこれを否定する論文が発表されています。
 
 
参考までに、L・デイヴィッド・メック博士がカナダで13年に渡って行った研究について、
『動物が幸せを感じる時』より引用します。
 
 
(引用ここから)-------------------------------------------
 
中でも重要な発見は、オオカミは群れで暮らさず、優位を維持するためにほかのオオカミと戦うアルファ(階級第1位)のオスなどいないというものだ。
(中略)
何よりもオオカミは人間の様に家族単位で暮らす。父母と子供のいる家族だ。
(中略)
オオカミはアルファが率いる群れで暮らすと誰もが考えたのは、オオカミの社会生活に関する研究のほとんどが、人間に飼育されているオオカミで行われてきたからだ。囚われた環境にあるオオカミの群れは、ほぼすべてが自然にできた家族ではない。なんの関係もないのに人間の手でいっしょにされた集団なので、平和に暮らす方法を考え出さなければならない。オオカミが行き着いた答えは、通常1組のアルファのつがいにしか繁殖が許されない、社会的階級制という特殊な形態だった。野生では、血のつながりのないオオカミが何匹も強制的にひとつの群れにされることなどないので、このような現象は起こらない。 
 
-------------------------------------------(引用終わり)
 
メック博士のこの論文は1999年に発表されました。
これはつまりは、自然なオオカミの群れには階級制度はない=支配性理論が当てはまらない、という事です。
であれば、オオカミの子孫である犬についても考えを改める必要があるはずですよね。
 
また、犬の飼い主さんやトレーナーが『支配性理論』を持ち出す時の問題の一つとして、犬を支配するため^^;の方法がリードショックや叩いて怯えさせる、要求を一切きかない、などの虐 待(=動物愛護、動物の福祉に反していますよね。)とも思われる方法が取られることが多いからです。
 
そしてそういった犬の心や体を傷つける方法は、飼い主さんの心もまた傷つけます
”あんなかわいそうな事をしてしまった”と、後悔の涙を流される飼い主さんが後を絶ちません。
 
だから、もしもこの記事を読んだ方の中に、トレーナーさんから言われてリードショックや罰を与えたりしているけれど、本当は辛くて仕方がない、という方がいらしたら、その気持ちを大切にして、別のトレーナーさんを探して下さい。
 
「痛そう。辛そう。かわいそう」という飼い主さんの素直な気持ちを大切にしてくれるトレーナーさんを探してください。
 
傷ついている飼い主さんの気持ちを汲める人でなければ、犬の気持ちも汲めないのではないでしょうか。犬と人との幸せな生活を応援できないのではないでしょうか。
 
犬は、痛みも恐怖も感じる感情の動物です。そんな動物に虐 待とも思える方法で精神や身体に傷を追わせてはいけないはずですよね。
脅えや恐怖、混乱は、吠える、咬むなどの、気持ちとは正反対とも思える行動として表れたりします。
ということは逆に言えば、吠えたり噛んだりするということは、犬は困っている、というふうに言えるかもしれません。そんな困っている犬に更に痛みなどを加える方法が人道的であると言えるでしょうか。
心ある人であれば、なんとかして犬をその混乱から救い出してあげたいと思うのではないでしょうか。
 
ただ、犬は人間の言葉を理解はしないので、人間の方法で叱っても叱りを叱りとは理解できないのではないかと思います。だから、叱らない、罰しない方法で犬と向き合ってみませんか?
 
犬を叱らない、罰しないで導く方法はちゃんとあります。
古典的条件付けされた飼い主さんの声や言葉、また飼い主さんの存在自体で、いきり立った犬の気持ちを安定に導く事ができます。
 
そういう事を、チャーリードッグスクールの座学やオンラインスクール(有料)、また本家ブログ、また新しく始まったメールマガジン(有料まぐまぐ)で勉強する事ができます。動物愛護、動物の福祉に沿ったトレーニングです。
 
 
 
長くなりそうなので、一旦ここで区切ります。^^;

幸せの理由

2013-08-10 00:42:47 | 犬の勉強
この夏、チャーリードッグスクールの座学に数回参加してきて、どうして私達こんなに勉強しているのかな?って。
 
 
幸せの理由。
 
 
5年前にルビーを引き取って、哺乳類は猫との生活しか知らない私が”犬”という存在の前で途方に暮れた日々。
 
チャーリーママさんのブログに出会って、犬との生活が”途方に暮れる”から”幸せ”に変化していった。
 
どうしてこんなに幸せなんだろうか。
 
この幸福感を手に入れる為には、まずは自分が変わらなくてはいけなくて、ダメな自分とか、めんどくさい自分というものを認め、向き合うという辛い作業は必須なのだと思う。
でもそんなダメな自分も愛せる、今はまだ心から愛せなくても愛すべき存在だという事をずーっとずーっと教えられ、そしてそれは自分だけじゃなく犬にもそあてはまるという事。そんな事を書き言葉だけでなく態度や空気から教わって、ゆっくりと時間をかけて教えていただいて、そしてやっとここまできた。
 
座学を終えるとみんな自分のワンコさんの事を愛しくて仕方なく思えると言う。もちろん私も同じです。早く家に帰ってワンコさんの顔を見たい!そういう気持ちで一杯になる。
その理由はチャーリーママさんが飼い主を決して馬鹿にしたり見下したりしないからだと思う。
 
みんな結構自由に質問するし、そういう機会が与えられているし。そうして自分の失敗談も辛かった経験談も、今となっては笑い話という事も含め、犬と自分の今までの事も含め色んなことを話して、そしてそれを全て受け止めてもらえる。そういう場だから私達飼い主の心にゆとりが生まれるのだと思う。共感や包み込む姿勢というものは、トレーナーから飼い主さんへどんどん伝播していくのだと思う。
 
問題を抱えたワンコさんと生活している飼い主さんも沢山参加されているけれど・・・私はその方達の本当のご苦労を知りえないけれど、それでもそんな飼い主さん達のワンコさんに対する愛情はひしひしと伝わってくる。みんな自分のワンコさんの事が可愛いと思える様になり、大好きになっていく。その姿がどんなに私達犬飼いを勇気付け、励ましてくれるか。これは幸せ以外の何ものでもありません。
 
こういう気持ちは一体どこから来るのか?
自分はどうしてここへ来れたのか?
 
 
私たちがどうして幸せな犬との生活を手に入れる事ができているのか、
その幸せの理由を証明してくれるものはないだろうか。そういうものを追い求めながら勉強している気がしています。
 
私たちの幸せの理由がみんなにとってわかりやすく説明する事ができたら、そうしたら、私達が実践している「条件付きの愛情ではなく、ワンコさんの存在自体にありがとう」や「否定しない、罰を与えない」という事が、もっと沢山の人に伝わるのかなあ。
 
幸せの理由を科学的に証明する・・・。
証明したい。
 
猫との生活だけではここまで考える事はなかったと思います。
それはやっぱり犬という動物が太古の昔から「人と共生してきた」動物だからなのかもしれない。
こんな事をつらつらと考える度に「犬のおかげで人間になれる」というアボリジニの言葉を思い出す私なのでした。
 
 
 
ワンコの勉強、一緒にしませんか?↓
 
 
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★ルビーとのトレーニングでお世話になっているチャーリーママさんが
猫を保護していらっしゃいます。♪現在新しい家族募集中♪
チニタの甥っ子姪っ子を温かく迎えて下さる方はいらっしゃいませんか?^^
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