ルビーとフーラは犬と猫

愛犬ルビーと愛猫チニタ。罰や「NO!(ダメ)」を一切使わず彼らと楽しく暮らす為の勉強をしています。

犬と人、双方向のコミュニケーションに向けて

2014-02-22 09:43:55 | 犬の勉強



「ブログを私塾に」
ということで、犬を育てる記事を紹介しつつ、同時に”人を育てる”という事を並行して行ってきて下さっているチャーリーママさんのブログ記事の中で、初めて読んだ時からずーっとわからなくて考え続けてきたものがあります。

読者自身に考えさせ、自分で正解に辿り着くことを大切にしてらっしゃるチャーリーママさんならではの記事だなあと思いながら、だからこそ安易に
「これはどういう意味ですか?」
と答えを聞けずにいた記事でもあります。

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「犬が与えてくれるものに応える」
http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-818.html
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この中の

”犬が与えたいものに応えられるかどうか、だと思うの。”

という一文。

去年の暮れに、CDSのお仲間さんが、本家ブログの中のチャーリーママさんの言葉を手帳にメモして、何かあった時にはそれを読んで、また前を向いて歩ける様にいつも持ち歩いていらっしゃる、と教えて下さいましたが、私も同じように手帳に挟んだルビーやフーラの写真の裏に書いて持ち歩いている文章があります。それが以下の部分です。

引用させて頂きます。

 


”犬が与えたいものに応えられるかどうか、だと思うの。
だから、強制的なしつけはだめなのね。
犬が我々に何も語らなくさせてしまうから。
心の交流こそ豊かさ、これは感情を持つ者同士だから達成できるのですよね。
そうできた時、悔いは残らないと思っています。
悲しさに押しつぶされないでいられるのかな、って思います。”
(「犬が与えてくれるものに応える」本文より)

 


この部分。
この中の”犬が与えたいものに応えられるかどうか、だと思うの”という一文。
最初は全然わからなかったんですね。
私は2009年の、確か夏の終わりごろからチャーリーママさんのブログを読み始めたので、ルビーを引き取って丁度一年が過ぎた頃だったでしょうか。
一年一緒に生活しても、犬の事はさっぱりわからず・・・勉強しなかったから当たり前ですが、でもそのままルビーとの生活を続けてしまってはいけない気がして辿りついたのがチャーリーママさんのブログでした。

そしてその頃どんどん更新されていく記事と、過去記事全てを毎日夢中になって読んで・・・そんな時に出会ったのがこの記事でした。

それから今年で5年(5年も?!^^;;;)経とうとしていますが、去年の暮れくらいまではまだまだこの文章についてはピンとこなくて。

それが、去年の終わりころになんとなくですが答えが見えてきそうな、そんな感じがしたのです。
なんでかな、と思いながら頭の中をグルグル見回ってみたのですが、もしかすると犬の感情を満たす古典的条件付けを一年かけてじっくりと学んだ上で、更に今度は犬の感情を読み取るボディランゲージの勉強に入って行ったからかもしれない、と思いました。
犬に受け入れられる人間になる為にまず自分はどうあるべきかという基礎を学んだ後、やっと次の段階として”犬の言葉を理解して応える事”を学ぶ準備ができた(のかもしれない)、そんな感覚です。
色んなことを段階を追ってじっくりと勉強していくうちに、なんだか輪郭がはっきりしてくることってありますよね。

犬達の言葉であるボディランゲージ。
これを飼い主の傍で犬達が発せられる状況を作ってあげる事の重要性がやっと(本当にやっと!)わかってきた私です。
物凄~く長い年月がかかっていますが。^^;そして、彼らの言葉の意味を察してしっかりと応えてあげられるようになるまでは、これからまた時間が掛かるのかもしれませんが。^^;;;

でも、そこを目指しつつ、チャーリーママさんのこの文章の意味を私なりの言葉で表現することが出来るくらい理解が深まるようにがんばりたい。

今、そんな気持ちでいます。


茨城県動物指導センター見学会~小さなことから一歩ずつ

2014-02-20 12:21:11 | 犬の勉強
 

写真撮るよ~と言ったらこんな感じに。マイペースなお二方です。^^;

ご報告が遅くなりましたが、2月5日(水)に、チャーリードッグスクールのお仲間さん達と茨城県動物指導センターの見学に行ってきました。 
 
去年の12月に、チャーリーママさんが企画して下さった奈川県動物保護センターの見学に行きましたが、私にとってはそれが初めてのセンター見学でした。去年は神奈川県では犬の殺処分がゼロの見通しだと職員の方がおっしゃっていて、職員の方、ボランティアの方々、住民の皆さんの様々な努力が実りつつあるのかなあ、と希望の持てる見学会になりました。
 
そして、今回の茨城動物指導センター見学会ですが、茨城県は全国で一番殺処分数が多いセンターなんですね。
それを知っていても私はセンターに行って現状を見てみたいと思うようになっていました。
 
去年の神奈川県動物保護センターの時には、「犬達猫達を見ても絶対に泣かないぞ」というのが、恥ずかしながら自分の中で一番気になることであったのに、いつのまにかそういう気持ちよりも
”この目で確めたい、そして、誰かの心にどんな小さな一滴でもいいから、殺処分ゼロへ向けての勇気のしずくをポトリと落とすことが出来たらそれだけでいい。”
そんな風に思うようになっていました。
 
たった一度のセンター見学があるひとりの人間の中では大きな変化をもたらす事があるんですね。ですので、今センター見学に興味がある方はぜひ一度訪れてみて頂きたいと思います。
 
それで、やっと本題ですが^^;
茨城県は犬猫の殺処分数が全国で1位という事だったので、ある程度の覚悟を決めて見学会に参加させて頂きました。
 
職員の方のお話しのあと、白衣を着て長靴を履いて、いざ犬舎に入ってみて気づいたのは、犬舎が想像以上に清潔に保たれていること。そして犬達が穏やかそうなことでした。みんな首輪をしていて尻尾を振って寄ってくるんですね。以前は人に飼われていた犬達ばかりだという事です。職員の方もそんなワンコ達の様子に応えてあげたりしていて、犬達は思った以上に穏やかでした。中には寝そべってこちらを伺っている子もいましたが、その子もすのこの上の清潔そうな毛布の上で丸まっていました。
ストーブも焚かれて思ったほど寒くもなく、犬達は大切にされている様でした。
 
犬舎の外には譲渡予定の子犬達が、日向ぼっこをしながら天真爛漫に過ごしていて、その子犬達のお世話をする傍ら、処分機を稼働させる日々が続いていているというお仕事なのですね。
今回初めて処分機を見せて頂いたのですが、その説明をしてくださった職員の方の心情を思うと胸が痛みます。
この日も処分機稼働後の焼却が行われた日で、煙突からは煙が出ていました。私はあのにおいを忘れないと思います。
 
 
そんな訳で、犬舎見学の事を先に書いてしまいましたが、その前にセンターについての説明会があったのですが、その中で”センターからの犬猫の譲渡”の際に
”良い飼い主さんを育成する”ことに力を注いでいる、
という言葉がありました。
 
これはつまりは、”自分の元に迎えた犬や猫を手放さず、最後まで愛情を持って接する飼い主さんを育てる”
という事だと思います。
 
その為には、各県も各県民も合わせてまだまだ犬や猫という動物に関して勉強しなければならない事が沢山あると思いますが、ここまでセンターが開かれた場所になってきたという変化を見れば、これからも変わって行ける希望はあるのではないかなというのも、今回の見学会で感じた事の一つです。
 
また、犬達の抑留期間が茨城のセンターでは4日間なのですが、犬の状態や様子から見て譲渡や飼い主が現れそうな場合は抑留期間を延ばすなどの配慮をして下さる場合があるそうです。
茨城県全土を一手に担うこのセンターで、直ぐに犬舎がいっぱいになってしまう現状を思うと、職員の方々が命を一生懸命生かそうとしてらっしゃる姿がうかがえました。
どうか、自分の犬(=命)を手放す人が一人でも少なくなりますようにと願うばかりです。
 
また、今回は見学者5名という事で、センター職員の方と一つのテーブルを囲んでの説明会という形だったため、とても和やかな雰囲気の中お話しを聞く事ができたのですが、その中で、私は埼玉の動物愛護推進員としてどんなことをしてるかというご質問を頂きました。
 
私は去年の4月に推進員に任命されて、まずは同じ地区の仲間達と地域に根差した活動を、ということで、例えば
”地域猫”だとか”TNR”という言葉さえ知らない人達に言葉だけでも知ってもらう、また、”殺処分ゼロ”という言葉を知ってもらうという、極々小さな一歩から始めようという事で、地域新聞を作って配ったり、という事を始めたというお話しをさせて頂きました。
そして、まずは自分のすぐ近くが変わって行くことが目標で、でも自分のすぐ近くが変わっていく、という事を色んな所で行えば、その小さな輪がいつかどこかで重なって大きなものになる、という希望を持って活動している、という事をお話しさせて頂きました。
 
どんなに小さな1歩でも、その1歩があれば何かが変わり始める、というのが私の中にいつもある感覚です。
その1歩が他の人と重なり、その重なりがまた別の人と重なって・・・
そうやって輪が大きくなっていくものだと私は信じていますので、埼玉の愛護推進員として小さなことから頑張っているということを、他の件の職員の方にお話できる機会を頂けたことは、私にとっても希望に繋がる経験でした。
 
職員の方から、”広域連携(茨城の子犬を他の県で譲渡できないか、という動きもあるようです。ただ、譲渡先を増やす事とは別に、元栓を閉めなくてはいけないというのは明らかな事ではありますが。)”というお話しがありましたが、私達推進員や一般の飼い主さんも、そして犬猫を飼っていない人達も含めて、動物達の命に対する人間側の正しいあり方についてまだまだ学ばなければならない事が沢山あると思いますがが、その学びや発信が、色んな所からジワジワと沸き立って、一人ひとりの意識を変えて行けたらいいなと・・・そういうものが県や管轄の垣根を越えてどんどん広まって、正しいものが全国に行きわたって行ったらいいなと思いました。
そしてその為に更にがんばりたい!という想いで茨城県動物指導センターを後にしました。
 
小さなことから頑張ろう!と心を新たにした見学会。
その一番小さな事は、やっぱり動物に関しての学びだと思っています。
外から見たら分からない事かもしれないけれど、自分の中に正しい知識を入れようと努力する事がまずは大切なことなのではないかなあと。そしてそれを発信し、伝わる人にまず伝える事。もちろん私もこの部分に関してはまだまだ、まだまだな部分が多々あるので自分に言い聞かせるつもりで書いています。
 
でもこの”自分に正しい知識を入れる”がないと、犬や猫の命を軽んじたり、または彼らの行動を必要以上に問題視したり、もしくは自分の行動が犬や猫の問題行動を引き起こしていたり、更には、問題行動があるということでその個体を愛せなくなったりしてしまい、それがセンターへの持ち込みや飼育放棄につながる側面があると思うので、何があってもその子を愛する、そしてそういう人を力強く且つ穏やかに見守るというところへ向かう学びが、沢山の人に広まるように願うばかりです。
 
センターの方のお話を伺い、また、犬舎や処分機を見せて頂いて、心新たに頑張ろう!と思った見学会でした。
 
今回見学会を企画して下さったジ~コタ母さん、ご一緒した皆様、そしてお忙しい中お時間を割いて下さった職員の方々、本当にありがとうございました!
 
 
 
※愛護の現場にいる身近な人のお手伝いも忘れずに☆
どなたかニャンコの新しい飼い主さんになって下さる方はいませんか~?↓
 

秋ヶ瀬公園お散歩トレーニング-29回目-

2014-02-10 10:38:16 | ルビーとのトレーニング

2/6はチャーリードッグスクール秋ヶ瀬公園お散歩トレーニングに参加させて頂きました。
前日に、CDSのお仲間さんと茨城県動物指導センターへ見学に行ってきたのですが、そのことについては改めで記事にしたいと思います。

前々日に降った雪がうっすら残る秋ヶ瀬公園。予想最高気温は8℃でしたが、秋ヶ瀬公園はいつも体感温度がかなり低くなるので(川からの風と湿気を含んだ地面からの底冷え。^^;)ワンコもヒトも完全防備で挑みました。
ただ、今回は開催時間を11時にずらして下さったのと、途中まで吹いていた風がやんでお日様も差し出したことで、予想よりもかなり暖かく感じた気がします。

そんな訳で、通常ですとまずは自己紹介から始まるのですが、この日はまず歩いて体を温めましょう、ということで、広場まで歩く事にしました。
ここでチャーリーママさん

「いつもと反対周りに歩いてみる?」

と。
こんなこと一つとっても、遊び心というか、まあこれもまた社会化の一環なのかもしれませんが(いつもと違う事をする)、ちょっとしたワクワク感を味わえる散トレはとても魅力的な時間です。
実は先月も左回りで公園内を歩いたのですが、先月体験していてもなんだか不思議な感じでした。
同じ場所を歩いていても景色が全く違うのですよね、当たり前ですけど。光が射してくる方向や木の立ち姿などがいつもと違って見えて、知らない公園を歩いているような、とっても新鮮な気持ちになります。
そんな、いつもと違うという事を楽しみつつ、チャーリーママさんに質問したりしながらみんなでワイワイ歩きました。

ちなみに、この日は8組10頭の方のご参加でした♪


広場に着いていつもの様に自己紹介です。

私は、去年1年勉強したポジティブな古典的条件付けを引き続き意識しながら、さらに今よりももっとルビーにとってポジティブな存在になれるように、まずはシグナルを読みとれるように目を肥やすこと、そしてさらにそれに応えてあげられるようになること。
また、この日の目標としては、彼女の出すシグナルを邪魔しないように、出来る限り丁寧なリードワークを心掛けたい。
という事をお話ししました。

(そしてこの自己紹介の間、ルビーは場をなだめるシグナルを出しまくっていたらしいのですが、私は横向きシグナルと地面クンクンシグナルしかわかりませんでした。^^;
この件についてはCDSオンラインスクールで詳しく説明して下さっていますので、ご興味のある方はそちらをどうぞご覧ください。単純にシグナルを読むということだけに留まらないとっても内容の濃い記事です。※有料です。
http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-2216.html
http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-2217.html )

 

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自己紹介後にいつもの様にチャーリーママさんからのお話しがありました。

前日に茨城県動物指導センターの見学をご一緒させて頂いたのですが、その時にチャーリーママさんの心に残った職員さんの言葉がいくつもあって、その中の一つとして
「野犬化した犬やその子供達は、簡単に人間を必要としなくなってしまう」(という様な内容だったと思います。)
というお話し。

野犬化する、というのはつまりは人を当てにしなくなる、ということです。
(古代から人間と一緒に生活してきた”犬”という種が、人間を当てにしなくなるなんて、切ないですよね。)

でも、野犬だけでなく人に飼われている犬でも、人を当てにしなくなってしまう犬、というのはいて、しかもそれをトレーナーが作り出してしまっている場合もあるそうです。
躾という言葉を使って叱ったり罰を与えたり、欲を満たさず感情を押さえつけたトレーニングを施されたり、そういった生活を続けている犬がいて、そういうワンコさんは人間に何も期待しなくなる、ということかなと私は理解していますが、そういう事をトレーナーが飼い主さんに教えてしまっているケースがある様です。

また、たまたま問題を抱えた犬と生活をしたことがなかったり、そういう子に出会ったことのないトレーナーは、”難しい子がいる”という現実を知らない場合がある。けれどもそれは知っておかなければならない、ということ。
そして、トレーナーは決して飼い主さんに向かって
「あなたがダメだからこうなった」
という事を言ってはいけない、ということでした。

(飼い主さんを凹ます言葉をかけて追いつめてしまったら、犬との生活が苦しくなりますね。苦しくなったその先に、犬を放棄する、または物理的に放棄しなくても精神的に放棄する、ということがあってはならないと私は思っています。)

そして本当に難しい子、というのは必ず居て、どんなに手を尽くしてもなかなか良い方向へ行かないという場合は、疾病が隠れている可能性を考えなくてはいけない、といったお話しをして下さいました。


また、”訓練”ではなく”社会化”の中で愛情を育てよう、というお話しもあったのですが、これも別記事でアップしたいと思います。
(訂正:最初、”躾”ではなく、と書きましたが、メモを見直したら”訓練”ではなく、と書いてありましたので修正いたします。m(__)m)


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そして今回も『名前を呼んでおやつ全3バージョン』のデモを参加者の方にやって頂きました♪

この日はおー次郎君とおーちゃんママさんがトライして下さいました!初デモでしたね!素敵でした☆

おーちゃんのおーちゃんママへの集中力が凄かった☆
お二人はお散歩部でもデモの練習を熱心にやってらしただけあって、とっても堂々としてました。
かっこよかったです!

そして、マグネットのデモをのんちゃんとモカのんママさんがやって下さいました♪

マグネットの基本的な動きから、その発展系の、おやつを持たない手をターゲットに追わせること、そして飼い主さん自身の動きを追わせるところまでやって見せて下さいました。
しっかりママの後を追っていくのんちゃんは凄く堂々としていたし、
モカのんママさんの説明も分かりやすかったです♪

そしてこの日は

「俺だって出来るよ」

という、モカ君の心の声の代弁がチャーリーママさんからありまして^^;
モカ君もマグネットのデモをやってくれました!

ちゃんとママの手をターゲットに歩いてますボク~。という感じ?
とっても上手でした☆
モカ君はなんだか独特なキャラが私のツボです。^^;

その後、「オンリードのおいで」のデモをボンボンと大山さんがやって下さいました。

説明を私がやらせて頂いたのですが、この日はなんだかグダグダになってしまいました。すみません。m(__)m
「オンリードのおいで」は、教科書でもあるチャーリーママさんのブログをお読みください。
※「オンリードのおいで」
http://charliemama.weblog.to/archives/34878268.html

 

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そして、この日は『そうそうゲーム』を人同志で、またワンコと、2バージョンでやってみました。
題して
『ヒト de そうそうゲーム♪』と『ワンコ de そうそうゲーム♪』

この日は、『ヒト de そうそうゲーム♪』を、モカのんママさんが飼い主役、そしてのえママさんが犬役でやって下さいました。

飼い主役のモカのんママさんが用意した正解は、”チャーリーママさんの肩を触る”でした。


最初、モカのんママさんの方へ歩いて行った犬役ののえママさんでしたが、
「そうそう♪」
という声が聞こえないと、クルッ!と方向転換してチャーリーママさんの方へ。
「そうそう~♪」
というモカのんママさんの導く言葉であっという間に正解へ!

お二人ともお見事でした~~!

この後、『ワンコ de そうそうゲーム♪』を各自でやってみました。
お題は”おすわり”へ導く。

ルビーはいつも前に立つとおすわりする事が多いので、すぐにオスワリに導けたのですが、
「そうそう♪」
というタイミングをチャーリーママさんに見て頂いたら、ルビーが座る前に一度「そうそう」と言った方が伝わりやすそうな瞬間があったそうで、これは本当に飼い主側のトレーニングなんだなあと感じました。
一見簡単に見えるこのゲームも、実は犬とコミュニケーションを取るうえで絶妙なタイミングを掴むための深いトレーニングなんですよね。

声掛けのタイミングのお話しで思い出したのですが、
最近のお散歩で、ルビーが道端に落ちている食べ物を見つけた時に
「食べないよ」
を伝える為に私が近づいて行くと、彼女は”了解”という顔をそむけるシグナルを出していた事が最近やっと分かりまして、^^;
そのシグナルが出た瞬間に
「そうそう~♪」
と声をかけるようになりました。
(するとなんだかルビーは嬉しそうなんですよね。気のせいではないと思いますが。^^;)
で、”なりました”ということはつまり、つい最近このシグナルを知るまではずーっと無言でした。^^;
シグナルに気づかなかったので。^^;;;

それくらい、シグナルを読んで絶妙なタイミングで声をかける、という事が実は出来ていなかったんだな~、と思う気持ちと、
それなのにこういった齟齬を大げさにせず、
「まあいいか」と(多分^^;)毎日楽しげに生活してくれているルビーってなんて寛容なのだろう!
本当に頭が下がります。というか尊敬します。
多分まだあるんでしょうね、彼女的には「お母さんまだまだだな」と思うことが。^^;
でもお母さんがんばるから待っててよー。ヽ(^o^)丿

話しが逸れましたが、^^;
声掛けの絶妙なタイミング繋がりでお話しを続けると、
例えばガッチャエクササイズ的に、
ハーネスを掴んで「いい子だね」とか「そうそう♪」
とかやりますよね。
これって
「ハーネスを掴まれた時の刺激」と「いいこね(そうそう♪)」というポジティブな言葉を対呈示している、
という理解だったのですが、なんとその真の意味は、

”ハーネスを掴んだ瞬間にもう犬からはシグナルが出ているはずだからそこで「そうそう♪」なのです”
と。(合っていると思いますが間違っていたらまずいのでチャーリーママさんに確認してください。^^;)

リードを止めた時のシグナルに気づいていた方はどのくらいいるんでしょうかね。私は気づいていませんでした。^^;その位、犬のシグナルは微細で且つ素速いものなんですよね。
なかなか難しいけれども、でも、彼らと気持ちを合わせられるようになりたいので、まだまだ頑張りたいと思います!


そうしてひとしきり広場でワンコさんにおやつをあげたり、チャーリーママさんに質問をしたりしながら過ごし、また駐車場の方へ歩き出しました。

この頃には風も止んでお日様も顔を出し、体感温度もかなり上がって、穏やかな空気の中歩く事ができました♪


この日、何度もチャーリーママさんにマウンティングしていたボンボン。( ̄∇ ̄)
なんだか最近逢う度に若返って見える彼・・・。
そう言えばルビーも散トレ参加し始めて4年目だけれど、年々若返って行くように見える・・・。
散トレで、同族である犬と一緒に歩くことって、もしかすると私達人間が思っている以上に犬を満たすものなのかもしれない。その満たされ感が犬を若々しくさせるのかなあ~・・・。
なんて思いながら、この日もくりくりお目目が可愛いボンボンの顔を見ていました。


そしてこの日も広場で終わりの会をやっておしまいです。


今回も新たな発見や思う事感じる事が沢山あって、とても有意義なトレーニングでした。
いつも遠くからお越し下さるチャーリーママさん、そしてご一緒したみなさま、楽しく有意義な時間をありがとうございました!また来月も宜しくお願い致します。m(__)m

 


自分のボディランゲージ

2014-02-03 17:31:43 | 犬の勉強

以前、チャーリーママさんに、私自身の犬に対するボディランゲージについて質問をしたことがあるのですが、
その時に

「人間は犬よりも背が高いので、犬を見ている時は自然と半目になっていますよね、、、以下省略・・・」

という助言を頂いた事があって、

その時は

「そうだよね~」

とサラ~~っと深く考える事なく通り過ぎていった感じだったのですが、

この、自分よりも背の低い犬を見ている時の”自然な半目”って、”トレーナーの姿勢”を保ってないとできないよね?
と今さらながら気づいたのでした。^^;

トレーナーの姿勢については、新春座学の時にお話しがありました。
簡単に言うと、前屈みになったりせず、背筋をのばして歩く/立っている状態のことなんですが、
これは目でみて確認した方が分かりやすいと思うので、知りたい方はチャーリーママさんに直接伺ってみて下さいね。


で、先日、チャーリードッグスクールのお仲間さんとランチをした時に、チャーリーママさんが散トレ参加犬モカ君のリードを持ってグッパーで止めている時、その表情がまるで仏像みたいだった!という話しになりました。
”仏像みたいだった”というのは、うっすらと開いた目がまさにそんな感じだったからです。

以前ブログにも書きましたが、
散トレ中、デモをする為に自分から離れていったモカのんママさん(モカ君のママさん)をモカ君は追いかけたかったけれど、チャーリーママさんのリードのグッパーで止められると、一回だけチャーリーママさんの方を見て・・・

その後は、モカのんママさんの方に向き直りつつも、4本足に均等に体重が乗った落ち着いた状態で、モカのんママさんを待つことができたのでした。

その時のチャーリーママさんとモカ君の写真です。↓

お顔かくしちゃいましたが、本当に仏像の様なお顔だったんですよね。

そして、姿勢は背筋が伸びて(トレーナーの姿勢)、でも体に余計な力が入ってないとてもニュートラルな感じです。
私はこの時のチャーリーママさんの様子が、ことあるごとに頭の中にポン!と甦ってきます。

それで、
最近のお散歩で私は、
”トレーナーの姿勢”を意識しながら歩く様にしているのですが、
もうひとつ意識し始めたことがあって、
これまた新春座学の時にお話しのあった

”犬を常に視界に入れておく”(車を運転している時の様な視界)

という事も同時に行いつつ歩く様にしています。

で、実際

『トレーナーの姿勢 + 犬をいつも視界の中にいれておく』

を実行していて気づいたのですが、

この2つを意識しながら散歩をすると、ルビーを見る時に自然と目だけが下を向く感じになって、上で書いた様な仏像の細隙状の目になることに今さらながら気づきました。この細く開いた目は、犬にとっては安心感を与える表情の一つですよね。
(大きく見開いた目で見つめられるのは動物からしてみるとかなり嫌なものです。)

そして、”トレーナーの姿勢”も犬にプレッシャーを与えない、安定感(安心感)のある姿勢です。

更に、飼い主である自分の気持ちも自然と落ちついて安定してくる感じがするから不思議です。

ということはつまり、

『トレーナーの姿勢 + 犬を視界の中にいれておく』=犬も人も落ち着く

ということかも!

長々と書いた割にはまとめると短いですね。^^;

でも自分なりの気づきとしてメモしておきたかったのでした~。



 


『お散歩部 in さいたま』第11回部活動の日程(2月)

2014-02-02 23:01:39 | お散歩会
 
 
『お散歩部 in さいたま』2014年2の部活動の日程をお知らせします♪
 
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・日時: 2月15日(土) 11時~(2時間程度)※雪の為、中止になりました。
 
・持ち物: ワンコさんのおやつ / 人間用ランチ
 ※寒すぎなければ!公園内のベンチ、またその周辺で、軽くランチしようと思います♪おにぎり、お弁当、飲み物等ご自由にお持ち下さい。
 
 
 
・趣旨: 
私は社会化のドッグトレーナー」の趣旨に賛同し、
チャーリードッグスクール のお散歩トレーニングに参加されている方で、
散トレ以外の日にも仲間と一緒に歩きたいと思われる方ならどなたでも
ご参加頂けるお散歩会です。
 
もぜひお読み頂く事をお薦めします。
 
犬も人も『叱らない』『否定しない』を基本に、時に共感し、支え合いながら一緒に歩きます。
参加された方が
「明日からまた頑張れる、頑張ろう!」
と、前向きな気持ちになれる、
そんな明るく楽しいお散歩会を目指しています。
 
※こちらも合わせてお読みください。
 「トレーニングを組み立てる」
 
お互いに怪我などの無いよう十分注意しつつ、
みんなで楽しく歩きましょう!
皆様のご協力をお願い致します♪
 
 
 
 
・参加方法 :
 参加なさりたい方は、
 お名前 / ワンコさんのお名前 / ご連絡先 を明記の上、
 右側の『メッセージを送る』から、私(カエデ宛)にご連絡ください。 
happa_no_kaede☆yahoo.co.jp
へメール下さっても結構です。
(☆を@マークに変更してください。)
  
 すでにご連絡頂いている方は改めてメール頂かなくて大丈夫です♪
 
 
 
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では、皆様のご参加、楽しみにしています!