2/6はチャーリードッグスクール秋ヶ瀬公園お散歩トレーニングに参加させて頂きました。
前日に、CDSのお仲間さんと茨城県動物指導センターへ見学に行ってきたのですが、そのことについては改めで記事にしたいと思います。
前々日に降った雪がうっすら残る秋ヶ瀬公園。予想最高気温は8℃でしたが、秋ヶ瀬公園はいつも体感温度がかなり低くなるので(川からの風と湿気を含んだ地面からの底冷え。^^;)ワンコもヒトも完全防備で挑みました。
ただ、今回は開催時間を11時にずらして下さったのと、途中まで吹いていた風がやんでお日様も差し出したことで、予想よりもかなり暖かく感じた気がします。
そんな訳で、通常ですとまずは自己紹介から始まるのですが、この日はまず歩いて体を温めましょう、ということで、広場まで歩く事にしました。
ここでチャーリーママさん、
「いつもと反対周りに歩いてみる?」
と。
こんなこと一つとっても、遊び心というか、まあこれもまた社会化の一環なのかもしれませんが(いつもと違う事をする)、ちょっとしたワクワク感を味わえる散トレはとても魅力的な時間です。
実は先月も左回りで公園内を歩いたのですが、先月体験していてもなんだか不思議な感じでした。
同じ場所を歩いていても景色が全く違うのですよね、当たり前ですけど。光が射してくる方向や木の立ち姿などがいつもと違って見えて、知らない公園を歩いているような、とっても新鮮な気持ちになります。
そんな、いつもと違うという事を楽しみつつ、チャーリーママさんに質問したりしながらみんなでワイワイ歩きました。
ちなみに、この日は8組10頭の方のご参加でした♪
広場に着いていつもの様に自己紹介です。
私は、去年1年勉強したポジティブな古典的条件付けを引き続き意識しながら、さらに今よりももっとルビーにとってポジティブな存在になれるように、まずはシグナルを読みとれるように目を肥やすこと、そしてさらにそれに応えてあげられるようになること。
また、この日の目標としては、彼女の出すシグナルを邪魔しないように、出来る限り丁寧なリードワークを心掛けたい。
という事をお話ししました。
(そしてこの自己紹介の間、ルビーは場をなだめるシグナルを出しまくっていたらしいのですが、私は横向きシグナルと地面クンクンシグナルしかわかりませんでした。^^;
この件についてはCDSオンラインスクールで詳しく説明して下さっていますので、ご興味のある方はそちらをどうぞご覧ください。単純にシグナルを読むということだけに留まらないとっても内容の濃い記事です。※有料です。
http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-2216.html
http://charlie1210.blog113.fc2.com/blog-entry-2217.html )
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自己紹介後にいつもの様にチャーリーママさんからのお話しがありました。
前日に茨城県動物指導センターの見学をご一緒させて頂いたのですが、その時にチャーリーママさんの心に残った職員さんの言葉がいくつもあって、その中の一つとして
「野犬化した犬やその子供達は、簡単に人間を必要としなくなってしまう」(という様な内容だったと思います。)
というお話し。
野犬化する、というのはつまりは人を当てにしなくなる、ということです。
(古代から人間と一緒に生活してきた”犬”という種が、人間を当てにしなくなるなんて、切ないですよね。)
でも、野犬だけでなく人に飼われている犬でも、人を当てにしなくなってしまう犬、というのはいて、しかもそれをトレーナーが作り出してしまっている場合もあるそうです。
躾という言葉を使って叱ったり罰を与えたり、欲を満たさず感情を押さえつけたトレーニングを施されたり、そういった生活を続けている犬がいて、そういうワンコさんは人間に何も期待しなくなる、ということかなと私は理解していますが、そういう事をトレーナーが飼い主さんに教えてしまっているケースがある様です。
また、たまたま問題を抱えた犬と生活をしたことがなかったり、そういう子に出会ったことのないトレーナーは、”難しい子がいる”という現実を知らない場合がある。けれどもそれは知っておかなければならない、ということ。
そして、トレーナーは決して飼い主さんに向かって
「あなたがダメだからこうなった」
という事を言ってはいけない、ということでした。
(飼い主さんを凹ます言葉をかけて追いつめてしまったら、犬との生活が苦しくなりますね。苦しくなったその先に、犬を放棄する、または物理的に放棄しなくても精神的に放棄する、ということがあってはならないと私は思っています。)
そして本当に難しい子、というのは必ず居て、どんなに手を尽くしてもなかなか良い方向へ行かないという場合は、疾病が隠れている可能性を考えなくてはいけない、といったお話しをして下さいました。
また、”訓練”ではなく”社会化”の中で愛情を育てよう、というお話しもあったのですが、これも別記事でアップしたいと思います。
(訂正:最初、”躾”ではなく、と書きましたが、メモを見直したら”訓練”ではなく、と書いてありましたので修正いたします。m(__)m)
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そして今回も『名前を呼んでおやつ全3バージョン』のデモを参加者の方にやって頂きました♪
この日はおー次郎君とおーちゃんママさんがトライして下さいました!初デモでしたね!素敵でした☆
おーちゃんのおーちゃんママへの集中力が凄かった☆
お二人はお散歩部でもデモの練習を熱心にやってらしただけあって、とっても堂々としてました。
かっこよかったです!
そして、マグネットのデモをのんちゃんとモカのんママさんがやって下さいました♪
マグネットの基本的な動きから、その発展系の、おやつを持たない手をターゲットに追わせること、そして飼い主さん自身の動きを追わせるところまでやって見せて下さいました。
しっかりママの後を追っていくのんちゃんは凄く堂々としていたし、
モカのんママさんの説明も分かりやすかったです♪
そしてこの日は
「俺だって出来るよ」
という、モカ君の心の声の代弁がチャーリーママさんからありまして^^;
モカ君もマグネットのデモをやってくれました!
ちゃんとママの手をターゲットに歩いてますボク~。という感じ?
とっても上手でした☆
モカ君はなんだか独特なキャラが私のツボです。^^;
その後、「オンリードのおいで」のデモをボンボンと大山さんがやって下さいました。
説明を私がやらせて頂いたのですが、この日はなんだかグダグダになってしまいました。すみません。m(__)m
「オンリードのおいで」は、教科書でもあるチャーリーママさんのブログをお読みください。
※「オンリードのおいで」
http://charliemama.weblog.to/archives/34878268.html
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そして、この日は『そうそうゲーム』を人同志で、またワンコと、2バージョンでやってみました。
題して
『ヒト de そうそうゲーム♪』と『ワンコ de そうそうゲーム♪』
この日は、『ヒト de そうそうゲーム♪』を、モカのんママさんが飼い主役、そしてのえママさんが犬役でやって下さいました。
飼い主役のモカのんママさんが用意した正解は、”チャーリーママさんの肩を触る”でした。
最初、モカのんママさんの方へ歩いて行った犬役ののえママさんでしたが、
「そうそう♪」
という声が聞こえないと、クルッ!と方向転換してチャーリーママさんの方へ。
「そうそう~♪」
というモカのんママさんの導く言葉であっという間に正解へ!
お二人ともお見事でした~~!
この後、『ワンコ de そうそうゲーム♪』を各自でやってみました。
お題は”おすわり”へ導く。
ルビーはいつも前に立つとおすわりする事が多いので、すぐにオスワリに導けたのですが、
「そうそう♪」
というタイミングをチャーリーママさんに見て頂いたら、ルビーが座る前に一度「そうそう」と言った方が伝わりやすそうな瞬間があったそうで、これは本当に飼い主側のトレーニングなんだなあと感じました。
一見簡単に見えるこのゲームも、実は犬とコミュニケーションを取るうえで絶妙なタイミングを掴むための深いトレーニングなんですよね。
声掛けのタイミングのお話しで思い出したのですが、
最近のお散歩で、ルビーが道端に落ちている食べ物を見つけた時に
「食べないよ」
を伝える為に私が近づいて行くと、彼女は”了解”という顔をそむけるシグナルを出していた事が最近やっと分かりまして、^^;
そのシグナルが出た瞬間に
「そうそう~♪」
と声をかけるようになりました。
(するとなんだかルビーは嬉しそうなんですよね。気のせいではないと思いますが。^^;)
で、”なりました”ということはつまり、つい最近このシグナルを知るまではずーっと無言でした。^^;
シグナルに気づかなかったので。^^;;;
それくらい、シグナルを読んで絶妙なタイミングで声をかける、という事が実は出来ていなかったんだな~、と思う気持ちと、
それなのにこういった齟齬を大げさにせず、
「まあいいか」と(多分^^;)毎日楽しげに生活してくれているルビーってなんて寛容なのだろう!
本当に頭が下がります。というか尊敬します。
多分まだあるんでしょうね、彼女的には「お母さんまだまだだな」と思うことが。^^;
でもお母さんがんばるから待っててよー。ヽ(^o^)丿
話しが逸れましたが、^^;
声掛けの絶妙なタイミング繋がりでお話しを続けると、
例えばガッチャエクササイズ的に、
ハーネスを掴んで「いい子だね」とか「そうそう♪」
とかやりますよね。
これって
「ハーネスを掴まれた時の刺激」と「いいこね(そうそう♪)」というポジティブな言葉を対呈示している、
という理解だったのですが、なんとその真の意味は、
”ハーネスを掴んだ瞬間にもう犬からはシグナルが出ているはずだからそこで「そうそう♪」なのです”
と。(合っていると思いますが間違っていたらまずいのでチャーリーママさんに確認してください。^^;)
リードを止めた時のシグナルに気づいていた方はどのくらいいるんでしょうかね。私は気づいていませんでした。^^;その位、犬のシグナルは微細で且つ素速いものなんですよね。
なかなか難しいけれども、でも、彼らと気持ちを合わせられるようになりたいので、まだまだ頑張りたいと思います!
そうしてひとしきり広場でワンコさんにおやつをあげたり、チャーリーママさんに質問をしたりしながら過ごし、また駐車場の方へ歩き出しました。
この頃には風も止んでお日様も顔を出し、体感温度もかなり上がって、穏やかな空気の中歩く事ができました♪
この日、何度もチャーリーママさんにマウンティングしていたボンボン。( ̄∇ ̄)
なんだか最近逢う度に若返って見える彼・・・。
そう言えばルビーも散トレ参加し始めて4年目だけれど、年々若返って行くように見える・・・。
散トレで、同族である犬と一緒に歩くことって、もしかすると私達人間が思っている以上に犬を満たすものなのかもしれない。その満たされ感が犬を若々しくさせるのかなあ~・・・。
なんて思いながら、この日もくりくりお目目が可愛いボンボンの顔を見ていました。
そしてこの日も広場で終わりの会をやっておしまいです。
今回も新たな発見や思う事感じる事が沢山あって、とても有意義なトレーニングでした。
いつも遠くからお越し下さるチャーリーママさん、そしてご一緒したみなさま、楽しく有意義な時間をありがとうございました!また来月も宜しくお願い致します。m(__)m