ルビーとフーラは犬と猫

愛犬ルビーと愛猫チニタ。罰や「NO!(ダメ)」を一切使わず彼らと楽しく暮らす為の勉強をしています。

不安な子が欲しいものは

2012-08-31 19:51:36 | 諸々
頑張って生き物と向き合っている人をそっと見守っていて欲しい話。
 
実は私は小さい頃ものすごい人見知りで、
家族以外の人はほとんどダメで、
毎朝幼稚園の前で行きたくないと泣き叫び(関係者・近隣の皆様にはとんだご迷惑を・・・^^;)、
道で同級生を見つけると
「お友達がいるから遠回りして帰りましょ」
というような問題大アリの子供でした。
(この場合、”お友達”というのは、”同じ幼稚園の子”くらいの意味だと思われます。^^;)
 
毎朝幼稚園の前で泣き叫ぶ私を、
ギュッと抱きしめながらなだめている母にかけられた言葉、
それがやっぱり
「そんな風に甘やかしているからいつまでもそんななんだ」
という言葉だったんですね。
 
これを言って何かが良い方向に向かうのかなあ、
その人は私達を育てた事ないのになあ。
 

アナカリスがガンガン咲いた夏でした。
 
そして犬を飼ってチャーリーママさんのところで勉強しているうちに思ったのです。
これって犬を育ててる人達と同じ状況かも!
って。
 
人見知りって、動物で言ったら警戒心なんだと思うのですが(違いますかね?^^;)、
人見知りな子は人見知りなだけでかなり辛いし困ってます。
だからそこへ更に警戒を強めるような罰とか心を無視した強制とか否定の言葉とかかけたら
いつまでも人を好きになれないわ自信はますます無くすわで、
ますますまずい方向へ向かいそうな・・・。
やっぱりその子がまず欲しいのは”安心感”だと思うんですよね。
安心して初めて、落ち着いて周りを見ることができるんだと思うんです。
 
 
だから、
動物にも人間にも叱り(罰)を使わないで頑張っている人を静かに応援していただけませんか~?
というか、叱りを使わないで導く方法を学んでみませんか~?
笑顔が増えますよ♪

犬と犬、犬とリード、人と人の緊張関係

2012-08-30 18:05:38 | 諸々
オンリードでお散歩をしている場合、
(オンリードが義務付けられている日本はほとんどの場合そういう事になりますが)、
リードのテンション(=嫌悪刺激)が犬を興奮させる為、
犬同士の挨拶はさせない方が良い。
リードが張れると犬のシグナルも不自然なものになり、興奮も一気に高まり
それによって吠えがでてしまう可能性が高いから。
 
という事をお散歩トレーニングに参加させて頂くようになってから知った私です。
 
しかも、犬は犬同士で会うとかなり緊張するのだという事も、
結構後になって知りました。
 
多分今でもほとんどの犬飼いさん達は
「犬が犬同士で出会うと緊張が高まる」
という事や
「リードが張れると緊張・興奮が一気に加速する」
という事も知らないのではないかなあ・・・・・
と、以前の自分を振り返って、
また世間にあふれている犬情報を目にすると思います。
 
 
ルビーはお散歩時、向こうの方にワンコさんを見つけると、
立ち止まって様子を伺う事があります。
そして少し距離が近づくと、
地面の匂いを嗅いだりしてカーミングシグナルを出します。

これはシグナルではありません。
宝探しゲーム中のルビーです。
 
あちらから来たワンコさんが少し大きめの子の場合、
私の後ろにちょっと隠れてシグナルを出したりしながら、そのワンコさんを観察します。
(ということがやっとわかるようになりました。^^;)
 
あちらの飼い主さんは道の反対側で少し立ち止まって、
(その時あちらのワンコさんもルビーに対してシグナルを返してくれる事があります)
そしてそのまま「またね」とあちらのペアがその場を去ってくれる、という時があります。
 
そしてルビーは通り過ぎたその子の残り香を嗅ぎに、
いそいそと後を追うのです。^^;
 
もしかしたら、こういう距離を保った挨拶だけで(これだって挨拶ですよね?)、
犬は結構満足していたりするんじゃないかなあ・・・
と思うようになりました。
 
だから
「犬は犬同士。慣らせる為にリードを引いてでも近づけて挨拶させなければ!」
という事はないのですよね。
というかそれは酷、というもので。^^;
 
リードで無理に引っ張って行って(もしくは留めて)挨拶させようとした結果、
犬に会うと吠えてしまう、犬が(もしくはその状況が)怖くなってしまった、
という子も少なくないようですし。
 
 
吠えの出るワンコさんのお散歩を毎日がんばってらっしゃる犬飼いさん達が沢山いますね。
 
犬慣れしているワンコさんや飼い主さんの横を
「吠えてしまってすみません・・・」
と言いながら(もしくはそんな気持ちで)通り過ぎていく飼い主さんとワンコさんがいます。
 
周りの人はどうか
「甘やかしているからいつまでもそんななんだ」
とか
「犬が人のリーダーだと思っているからもっとガツンと叱らなければだめだ」
とか思ったり口に出したり、その人本人に伝えたりしませんように。
犬は人を支配しないし、叱りは警戒心を掻き立てる可能性があり、
そしてその警戒心は吠えをもっとひどくさせる一因になるかもしれません。
 
困っている飼い主さんを静かに見守ることができる、
そういう環境が日本の至る所に出来上がっていきますように。
なぜならそういう雰囲気は犬にとっても生きやすいものだと思うので。
 
犬の飼育は「待つ」姿勢が大切なようです。
耳が痛いですが。^^;
待てずに色んな反応を返したり叱ったりすることが、
知らず知らずのうちに犬の行動を強化している場合があるようです。
 
人間同士も同じですよね。
吠えてしまうワンコさんやその他色々な問題を抱えながらもがんばっている犬飼いさん達を
ゆっくり見守っていく空気をもっともっと作れたらいいのにと思います。
これはお散歩トレーニングに参加させて頂くようになって本当に強く思うようになりました。
悩みを抱えながら日々頑張っている飼い主さんを
追い詰めたり揶揄するような言葉が飛び交う事がありませんように。
 
そして、リードのテンションの事、
犬同士の緊張関係の事、
”叱りを使わない犬とのチャンネル作り”がどんなに助けになるかという事が、
できるだけ早くその飼い主さんの耳に目にとまりますように・・・!
 
 
 
ノーリードの方が犬同士は上手に挨拶できる場合が多い・・・
でもオンリードでの散歩が義務付けられている日本。
飼い主さん(自分も含む)ががんばって、リードを緩めてあげられる技術を身に着けることや、
リードが緩んでいた方が犬は楽なんだ、安心するんだという認識が、
もっと広まってゆくといいなあと思っています。
 
というか、広めたいな。
 
というか、広まれーーー。^^;;;;;
 
そして私ももっともっとリード捌きの技術向上と、
自分の犬をみる眼を養いたいな~・・・
そして適切なフィードバックを返せるようになりたい・・・!
 
そんな事を思う2012年の夏なのでした。

ご近所あさんぽ

2012-08-25 20:48:50 | ルビーの日常
日の出とほぼ同時刻にルビーに起こされました。
ルビーは私を起こす時、
顔を舐めるだけでなく前足で顔に乗っかってくるので、そうなる前に起きなくてはなりません。
だって痛いんだもん^^;
 
さっそくお散歩へGo!

匂い嗅ぎをしながらゆっくり歩きます
 
近所の公園に着いたのが5時半過ぎ。
帰りの道中は日差しが弱いといいなあ。
 
園内をウォーキングしている人たちに交じって歩いて、
時々芝生に上がって軽く基礎トレやって、
生垣の根元の匂い嗅ぎをしながら
そしてまた道路に降りて歩きます。
 
歩いていると、アブラゼミが木にぶつかりながら飛び去っていく姿を目撃。
アブラゼミって、他のセミに比べて飛ぶの下手なのかなあ。
よく民家の壁にガチャッ!とぶつかって方向転換してゆく姿を見かけます。
そういう子は絶対にアブラゼミなんですよね。^^;
 
今日はあんまりワンコさん見かけなかったねえ。
 
 
この公園の芝生にはミミズがあまりいたことがないので(それってどうんなんだろう?^^;)
寄り道もせずスタスタ歩くルビーです。
 
公園をのんびり一周したら帰途へ。
 
 
写真は日陰ですが、
日向は日差しがやっぱり暑かった・・・
というかまぶしかった。
でもアスファルトはまだ全然熱くなかったので
ルビーは最後まで良く歩きました。
約50分間の今朝のお散歩でした♪
 
帰ってきて数時間後の午前中、
窓の外でクマゼミが鳴いてました。
去年も聞いたんですよね。^^;
もしかすると南関東にも珍しくないセミになっていくんでしょうかね。

大きいも小さいも

2012-08-22 09:10:15 | 諸々
ルビーもチニタも、
人間が勝手に用意したこの”我が家”という環境の中で、
本当によく馴染んでやってきてくれてるなあと、その逞しさに感服&尊敬・・・
そしてありがとう!という気持ちでいっぱいです。
 
動物は本当に寛容だなあと、ルビーとチニタに出会って思います。
意思疎通も十分にできない生き物(人間)に少々無理なお願いをされても
それを受け入れてくれるのですから。
だから私は彼らを好きという気持ちと共に、とても尊敬しています。
 
地球上の同じ”動物”としても、平和主義な彼らに憧れさえ抱いてしまいそうです。
(”動物”というくくりの中では人間の方が異質なのかも、なんてよく思います。)
 
 
フーラが亡くなった時、病院の先生に
「フーラちゃん、3年も元気に生きたんだから(幸せだったわね)・・・。」
と言って頂きました。
 
 
フーラは本当に小さくて体の弱い子だったので、外での生活があれ以上長引いたら
弱ってきたところをカラスにやられるか、
またはその年の冬は戸外では無事に越せなかったのではないか、
そういう感じの猫でした。
 
だからそういう境遇で暮らしている猫達の事はやっぱり気になります。
 
今は地域猫として新しいスタートを切ったチニタの兄弟姉妹達。
夏は外猫達にとってどれほど厳しい季節なんだろう?
この夏をチャーリーママさんの近くで無事に過ごしてくれるといいな。
もちろん夏だけじゃなく、この冬も、そしてそのまた次の夏も冬も・・・。
 
猫は賢いから、四季を通してそれなりに居心地のよい場所は知っているんだろうけれど・・・
 
この暑さでは毎日大変だろうなあ・・・とか、
涼しい場所の争奪戦とかないのかなあとか、
体調悪くて動けない時はどうしてるんだろうとか、
車に轢かれませんようにとか、
けんかして怪我を負いませんようにとか、
早く過ごしやすい季節にならないかなあ、とか・・・色々。
ルビー用の室温に設定したエアコンの効いた室内で
私にひっついて眠っているチニタを見ながら考えます。
 
 
チニタの兄弟姉妹の中で、1歳にも満たない年齢で子供を産んだ子猫達。
自分だってまだまだ体が小さいのに子供を産まなくてはならなかった子猫達がいます。
 
「あんな小さな体でどうやって子供産んだの?」
と思うくらい幼い猫がこの暑さの中、子供を産んで育てて行かなくてはならないという事は、
ちょっと想像するだけでも眩暈がしそうです。
そして、生まれた子たちの中で数匹は不運にも命を落としていったそうです。
そんな話を聞くと重た~い気持ちになりますが・・・。
 
小さなフワフワとした生き物を可愛い、愛しいと思う気持ちは
人間(動物)なら当たり前の感情だと思います。
(もちろんそうでない人もいて当然ですね。
だからお互いを否定する事なく生きていけたらいいですよね。)
 
犬や猫はずっと以前から人間の傍で生きてきた動物なので、
人が管理してあげた方が心安く過ごせる(過酷ではない)のではないかなあ。
小さな頃から猫と過ごしてきたという経験があるだけの、
これは私の勘のようなたわいのないものですが、
そんな風に感じています。
 
猫は外で暮らしていると、排泄の問題などで人間に嫌われたりしますね。
ですがそれも、あたり一面舗装道路ばかりの世界で
民家の庭先や公園の砂場が猫達にとって都合の良い排泄場所になっている、
という面は少なからずあると思います。
 
また、猫の室内飼いに対して
「動物なんだから自由に外を走り回れた方が幸せなのでは?」
と思う方もいるかもしれません。
そうかもしれないけれど、そういう場合ばかりでもないような・・・。
 
何が幸せか、というのはとっても主観的なものなので、
こればかりは猫本人に聞いてみないとわからない事かもしれません。
 
でも、うちにきた猫達は生きている間みな満足そうでした。
フーラも、平均的な外猫以上に短い一生だったかもしれないけれど、
日々の食事に困らない、好きなところで安心して眠れる、
暑すぎない凍えない、人や犬の温もりに甘えられる。
そんな環境にいた彼らは生きている間やっぱり幸せそうに見えました。
 
 
 
だから!
 
外の猫に餌を与えて世話している人に伝えたいです。
いつも彼らに食事に困らない生活を与えてくださってありがとうございます。
でもぜひそこからもう一歩踏み込んで、
彼らが更に心安く、身体的にも楽に暮らせるように、
避妊・去勢手術をしてあげてください。
 
そして、万が一手術が間に合わなくて仔猫が生まれてしまったら、
その仔猫の事もあなたの責任で面倒を見てあげてください。
母猫と共に仔猫達の命が託されたと思って。
生まれた子達を自分で引き取れないのであれば、里親を探すなど道はあるはずです。
 
そうしてその子達の家族が決まったら、母猫には改めて避妊手術をしてあげてください。
そうでないと、妊娠・出産・過酷な子育て・仔猫の死 は
その母猫の生殖能力が落ちるまで、
または命が尽きるまで延々と続いていきます。
 
野良猫の子供たちがカラスにやられたり車で轢かれたり、病気で死んでしまったりすることは
自然淘汰でしょうか。
”自然淘汰”という言葉は、人の手を借りて生活している猫にはあまり相応しくない言葉だと
私は感じています。
 

 
命が失われるということは
”生きているものが死ぬ”、ということですね。
大きな生き物も小さな生き物も、
人間も動物も、
母猫も仔猫も、
みんな一緒ですよね。
途中まで関わって、見て見ぬふりされて良い命があるかな。
そんな事を思います。

秋ヶ瀬あさんぽ

2012-08-19 10:53:55 | ルビーの日常
暑い時期は、ワンコも集中力が落ちるため、
新しいことを覚えるには不向きな時期らしい・・・という事で、
夏はひたすらチャーリーママさんに教えて頂いた基礎トレ(条件付けの部分)や、
飼い主の後を追わせてその動きを体に覚えさせる、というのに重点に置いて
日々過ごしています。
 
この夏のルビー。
去年よりも散歩で歩かなくなったな~・・・と感じます。
去年までは少々暑くても元気にタッタカ歩いていた
(というか歩かないなあという印象がなかった)のですが、
今年はなんだか違うんですよね。
 
年とったのかなあ。
我が家に来て4年、推定6歳のルビー。
正式な年齢がわからない分、
一層日々の変化を感じ取ってあげられるようにならなくてはと思っています。
 
そんなルビー。
アスファルトの熱が下がりきらない事が多い夜の散歩(21時過ぎに行ってました)は
歩くのがちょっとしんどそうという事で、
この夏は早朝の散歩のみの日が多くなりました。
 
 
そして今日は、5時開門の秋ヶ瀬公園目指して車を走らせました。
  

朝の森の空気は最高です
 

すでにワンコ連れの方が何組もいました
 
公園に着いたのが5時半過ぎという事で、
日が射してきていましたが、まだまだ涼しい公園内。
ルビーもぐんぐん歩きます。
タッタカタッタカ♪
 
歩道の両端は緑が道に進出してこようとしていてすごくきれいです。
 

ランナーを延ばして道を侵食しそうな^^;カキドオシ。
園芸店でみられるグレコマの仲間ですね。
 

白いのは、夜咲いて朝にしぼんだカラスウリの花。苔の黄緑が綺麗~。
 
お散歩トレーニングのコースを歩いて広場にたどり着きました。
 
ここで10mロングリードで私の後を追わせるトレーニング。
(追記:私がこの姿勢を身に着ける為のトレーニングでもあります。)
 
 
芝生が朝露で濡れていたので、
ロングリードが水を吸ってめちゃくちゃ重くなってしまいました。
ルビーも引きずって歩くの重かったかな~もしかして。
 
でも久々の早朝の秋ヶ瀬公園はすごく気持ちよかった!
ルビーも軽快に歩いて匂いかぎも沢山して満足そうでした。
早朝の秋ヶ瀬公園、お近くの人にはおススメです♪