KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

スーパーフェスティバル56その5

2011年04月30日 | イベントルポ


今度はマーミットさん関係。
アイテムも版権、オリジナルといろいろあったな~。













こちらは会場限定品。畜光アイテムは福袋にはいっていたもの。
ワルギルガーとジャンカーVアトミックヘッドは同じ塗装工程で
塗られたので塗料パターンが同じ。なんか2体並べてみるとそそる。。。

帰ってきて撮った写真を編集してて気づいた。
アトミックヘッドは入手したけど、この2体はオリジナルと版権ソフビで
なんの接点ないけど色が似てると妙に味が出るな~。ワルギルガーは
通販1期持ってるけどちょっと今回の色もほしかったような。
(こんな感覚的な見立てでモノを集めているからモノが増えて洒落にならない
状況になっていってるタコ)





うわー、モグロンの頭部さしかえした新怪獣2匹はどっちがどっちの名前か
わからん。一匹は一つ目カネゴン風ですね。






人間の果てしなき欲望が生み出した暴走する負のエネルギー体と化した
狂気と戦慄の新ジャンカーが降臨。

ジャンカーはVとつくくらいで一応さきに発売した
5体目の森かつらヘッドで完結したはずなのだけど、
実はこの6機目があったのね。。。
しかもよりによって原発に擬態していたとは恐るべし。
ちょうど福島第一原発が6機だからちょうどいいね。

頭をすげかえるだけで社会風刺ソフビにもなってしまう
おそるべしジャンカーVシリーズ。
このソフビの売上は反原発団体に
向けた義捐金になるとマーミットさんのカーズワークスブログにも
記されておりマス。でも皆さまアホのアグネスとかには寄付しないでね。
キンピカ成金御殿の一部になるだけだから。
しかしリアル福島原発は、なんで6機もあんな
波打ち際に建てるかね、東電アホちゃうか、死ぬの。
今も小数点以下二ケタ目程度だけど線量率が微量ながら
昼間より上がってるじゃんか。風が吹くと大気中に淀んで滞留してる
放射性物質のカタマリが移動して濃度の高いところが
ひっかかるんだろうな。ちょっとカンベンしてよ
原発、被曝、放射能ネタは本ブログでは
自粛しません、好き勝手に行きますのでよろしく。
「おれはまだ死にたくないんでね!!」急に00のハレルヤ化)

というわけでタコ的に勝手にこやつは「ジャンカーV」ならぬ「ジャンカーⅥ
アトミックヘッド」とタコ脳内オリジナル設定で呼ぶことにする。




















5-6月の受注予定品が早くもスーフェス会場にお目見え。4月受注のグラナダス2期に
続いて悲劇の宇宙純愛をMATの岸田隊員に貫いた
女宇宙人ケンタウロス星人2期は劇中イメージカラー。

本編ではグラナダスに特攻する場面での登場のみで
一瞬しか出て来ないんですけどこの回も新マン後期では人気エピソードですね。
以前同社からリリースされたブラック星人、ズール星人と同じ
チョイ役宇宙人なのだけど、マイナー宇宙人のリリースではセブン補完でも
定評のあるマーミットさんならではのアイテムセレクションといえる一体。

下半身のデザイン画が出ないと難しいのかもしれないが、
残るマイナー星人であるストラ星人のソフビ化も気長に待つことにします。。。

そして第二次ウルトラ最大の問題作にして人気エピソードでもある
「怪獣使いと少年」のメイツ星人もムルチのミニソフビと組で2期受注開始。
こちらもテレビ本編の登場カラーに近いな。1期は持ってるけど迷うトコロ。
さきにAの補完としてムルチが新造形で怪獣天国からリリースされているので
もしかして新マン登場カラーの重いダークグレーの
ムルチもこのメイツ星人の後、来月にリリースされたりしないか?
ちょっと先読み。2か月連続で同じ話数に登場した宇宙人や怪獣の
ソフビが出てマニアの手元に揃うのは嬉しい配慮ですよね。

こちらも2期なのですが、怪獣天国ザンボラーの成形色オレンジが鮮やかで綺麗です。
会場で来場した女の子も思わず手にとりカワイイとほめていたとか。




このブンブンタマゴローからが4月受注品、
もしかしたらまだ受注締め切りに間に合うかも.








4月受注品。凝った成形、塗装でメタリックな衣装も見事に再現した
シャプレー星人の完成品リアルフィギュア。
成田亨デザインのエイリアンでは真骨頂とも呼べる一体。
まあこれはリアル系シャプレーでは不世出の決定版といえるんじゃないかと。
あとはお客さんが各自でゴドラ星人に突起つけたシルエットだけ
出てくるあのにせ宇宙人も造れば「地震源Xを倒せ」の立体化は完全だ!
(そこまでせんでも)。



燐光怪獣の名の通り、2期はブルーで登場、グラナダス。
新マン単体では結局倒せなかった隠れた強豪怪獣。
この回の人魂のようなグラナダスの吐く炎や眼光の光学撮影は
幻想的で美しかった。後半すこしお話がユルユルになってくる新マンをひとたび引き締めた
宇宙人と地球人の悲恋を描く、人気の一本。





4月受注にはAの超獣でも南夕子が地球を去るシリーズのターニングポイント
エピソードにあたる回に登場するルナチクスもついに初スタンダードソフビ化。
手を前に突きだした劇中のウサギっぽい動きにも気を配った造形なのが良いです。
年始にほしかったけど、ウサギ年に立体化が果たせて良かった。



現物を目にしたら成形色が非常にいい感じの風合いだった
マグラン星人。これがあるからイベントでサンプル見ないことには
後で色とかが良かったのを見過ごしたと後悔するんだよな、
何事もソフビって。やはり写真だけじゃわからんわ。
原点となるオリジナルのイッコープラモパッケージ再現度でいうと
これも決定版といえるだろう。マグランマニアはおおいに迷うトコロだ。
会場でも通りすがりのプラモマニアらしきヒトが「イッコープラモのうちゅうじんがっ!!」
と感動して声を挙げておりました。まあスーフェスくらいマニア度の高い
イベントではマグランさえもメジャーキャラの部類に入るのカナ。。。
スーフェスの濃度恐るべし。



参考展示品のトリゴラス。元は長谷川集平という作家さん描く
絵本の中に出てくる怪獣なのだ。
これが本の中で街を空から襲い大暴れするわ、ウルトラQのラルゲユウスのエピソード
のように幻想的で暗喩に富んだストーリー中で
ファンタスティックな都市寓話になっているわ、
児童文学として多方面から図抜けた一冊である。このたびトリゴラスをソフビ化した
意味は、絵本を手にとってめくっていくとわかるハズ。


一見オーソドックスなラドンスタイルの鳥の怪獣なのだけど、
ソフビ化にあたってはマーミットさんサイドでも細部にいろんな
怪獣の造形的記号を取り込んでいてたいへん見どころの多い造形といえる。
赤松社長に詳細をお聞きするといろんな逸話が飛び出してきて面白かったので
別記事も書いて単体で紹介したいと思いマス。スーフェスルポが完了したら
あわせて掲載しますので、またよかったら見てちょう。

http://www.cojicoji.com/shuhei/tori.html
このHPが絵本「トリゴラス」については詳しく書かれておられますね。まずは参考までに。





アップ目で見たいと知人からメールがあったので
怪獣軒さんの写真追加。




M1号さんのハワイver.ベロクロンも色調のわかりやすそうな
ショットが見つかったのでさらに追加。












そしてこちらは主催のアートストームさんプロダクツ。
個性派のアイテムが揃う。
合金アラレちゃんのハイクオリティぶり。そして
とても玄人受けしそうな造形テイストの
新マン、ザザーン、タッコングですね。















前にタコブログでも紹介させてもらった
「メガゾーン23」23周年の研究同人誌を発刊していたディーラーさん
Hard Pop Cafeさんのブース。
板野一郎監督による当時の製作秘話やロングインタビューとか、
作画資料とかあの研究本はタコにとっても永久保存版ですね。
今回は「ギムレット」さんのレゴでつくった80年代メカアニメロボギャラリーが
圧巻のデキでした。しかし回を重ねるごとにさらにレゴ組みのスキルが
超絶になっていく一方DEATH。

後方の黄色いのはクラッシャージョウのパワードスーツ!
ノーマのパワードスーツはないんですか?と聞いたら
いろいろやってみたが自分的に満足するデキにならずストップした、とのこと。
完璧主義の悩みってヤツですね。
ザブングルのトラッド11は組みの巧さでほんとんどリアルキットみたいな仕上がり。
デストロイドはよく見るとランカ付き!今回のスーフェスでの眼福でした。

スーパーフェスティバル56その4

2011年04月30日 | イベントルポ




まだ半分でしょうか。ぼちぼちいくです。いろいろ文章で掘り下げたいコトも
あるので更新ペースも早くないですが
ゆるりとおつきあいいただければ幸いです。


上はイラネナさんが2月に中野のオルタナティブカフェで開催した
10周年カスタムショーの展示に間に合わなかった、ラルフ・ニース(Ralph Niese)
氏のカスタム作品。現物を見れてうれしいです。たしかもう一個、
メトロカバヤンのキグルミをスーツアクターのおじさんが脱ぎかけている作例もあったけど、
イラネナさんによるともう売れてしまったとか。

じつはこのラルフ氏の作例は友人が「こんな画像を海外の怪獣関係のブログをサーフしてたら
見つけたけど、今中野で開催してるソフビイベントで素体に使っている
怪獣のと同じじゃね?」と教えてくれた経緯があります。
タコも現物を見たくて何度かオルタナティブカフェに通ったけど
展示されずに会期が終わってしまった、という流れですね。
エッチをパワードスーツに見立てている作品は発想が技術と一致して
見事ですね。もうひとつのベータラスが崩壊した街にたたずんでいる作例も
パルプSF雑誌の一場面のように作りこまれていて、見応えがありますね。






そういえばカスタムショーの時はイラネナさんと行き違いになって
会えなかったな。今回はゆっくりお話できました。ショーでは3Mの宇宙人こと
エンゼルヘアのプロップも飾られていて、10年前に見たあの映画の宇宙人に会えて
感動したと伝えたのですが、宇宙人の触手とベータラスの頭部の形状の類似性を
指摘したら、「たしかにエンゼルヘアの目から出ている胞子状の触手は
ベータラスの頭部によく似ている、自分の造形的嗜好は自分でも気付かないうちに
作風やソフビ化する対象のセレクトに表れていたんですね」とのことでした。

なおカスタムショーは中野は終了したがイラネナ10周年が正式には6月なので
WEB上で震災チャリティのカスタム販売も兼ねて
今も続行しているとの話。



これはイラネナさんが現在新宿のFEWMANYで開催している
カスタムイベントで発表した作品。一目でわかるけど原発ネタのようです(微笑)



イラネナさん、さきに開催された高円寺の反原発デモにも参加したけど
その際はコスプレもしていたとか。見たかったな。。。
デモにはほかにも中央線系ソフビメーカーさんたちが参加して気勢を上げていたそう。



イラネナさんも奇抜な仕上がりにたいへん気に入っているという
ダニエル・ゴーフィン(Daniel Goffin)氏の作品。
生物室の備品におかれているような顕微鏡のプレパラート風
処理を施された3怪獣。




イラネナさんのお隣はVELOCITRON力氏。
かねてより製作下にあったボスグールが完成、ババーンと漆黒の
ソフビが置かれたブースが威圧感を漂わせていました。



kikkakeさん。自分がうかがったときはもう売り切れていたのですが、
2月のワンフェスでも販売した某アメリカンアイコンのネズミのキャラクター風塗装の
(KIKKAKE氏本人のペイントによる)GEKKOくんが好評だった様子。

FIG-LAB・ドン氏との親交が縁となり
MAXTOYさんのアーガス星人カスタムイベントに参加したりと
(某・タバコの中にあやしい結晶を仕込む星人風塗装でした、カコよかた)
ペインターとしての活躍も見かけるようになってきましたね。
そしてソフビ製作も、いろいろやりたいことがあるのだけど
まずはじっくり深耕中である、との話。
お子さんが生まれたとブログにも書かれていましたが、おめでとうございます。




TTToyさんのブース。蒼樹うめ先生(ひだまりスケッチ)のソフビを製品化した
ことがあるTTさんなので、当然「まどか☆マギカ」には一家言あるだろうと
思い、タコはTTさんののついったーのつぶやきをリアルタイムでながめていたら(なんか怖いな)
最終回あたりなど面白かったので、
今回のイベントではいろいろ本作について総括していただきました。
内容はあまり書けないけどTTさんの見方がおもしろくて
自分的には今回のイベントの収穫デシタ(怪獣ソフビの
話じゃねーじゃん)ちょっと蒼樹うめつながりで
魔女のソフビとか作ってほしい感じ。あとMAXTOY展での絵の感想とか話したり。
この方は興味ジャンルの引き出しが多くて話しこむと面白いです。





クローバーさんのブース。MAT隊やZATなどの隊員服をモチーフにしたTシャツを販売。

円谷系の防衛隊員を表す記号的衣装として、ちょっとしたコスプレや演劇の
小道具としても使えそうな。
ロンTも出るといいかも。
興味を持ってブースに近寄っていく人が多かったです。
ZATはほのぼのしてていい職場なので皆入りたいけど、MATは長官が「なあに、ピンチに
なったらきっとウルトラマンが来てくれるよ」とか旧マンでも釘をさされている
防衛隊がぜったい言うまじき禁句を平気でいうんでなあ。

MATは伊吹隊長就任以降は入隊してもいいな~。
TACも子供時分は山中隊員はおっかなかったけど
いい上司じゃないかと、ある程度大人になってから
観ると思う。ただ隊自体は年中もめてて居心地よくねえ~。今野隊員がちょっと苦手。
MACはさすがに殉職率高いから最後までTシャツも出ないだろなあ。








最新のデジタル技術を駆使してカラー化をついに果たし
6月1日にブルーレイディスク、DVDを発売する
新生「ウルトラQ」の告知ブース。
ザボーガーのデモ映像上映コーナーと並び人だかりがいつも出来ていました。
ウルトラQ関係の立体物、ソフビ化もここのところ
多くてファンにはちょっとしたお祭り感がありますね。怪獣・特撮ファンのみならず
当時視聴世代の人にこないだ
「ウルトラQ,怪獣はどんな色になるんだろね!」といきなり話しかけられてびっくり
しました。当時ブラウン管の白黒画面に息を飲んで見入った世代は特撮ファンのみならず
興味があるところでしょう。マンモスフラワーなんかどんな色になるんでしょうね。
ぶたのはなさんもぶたろぐに試写会で見た、と書いてありました。
スタッフさんによると発売寸前まで映像の自然さを追求したり、かなり手の入った
コンテンツになりますよ、との話なので、タコもなるべく早く見たいと思いマス。









ダイナミックコグマさんのブース。大陸のあやしいおもちゃを発掘してきて
コレクタブルなリーズナブルプライスで提供してくれる、
パチもの好きには神様のようなディーラーさん。
先日はテレビ番組にも出演して多大な反響とHPへのアクセスも得られたそうです。
4月以降も震災をものともせずまた中国に渡り、今回のスーフェス会場にも
あやしげなおもちゃたちを新たに日本に召喚していらっしゃいました。

上に貼ったのは、目つきのよくない口をひんまげて見た目「不良」らしい
ふてくされた顔にモールドされている
アンチャンが、羽根の生えたバイクにまたがっているいかした電動トイ。

なんとこれはパチAKIRAの金田のバイク(!)。えっ、そうかなあ、と思っても
じっくり写真を見つめてみてほしい・・・ほら、きみの目にも
たしかに人工衛星兵器SOL相手に
大暴れした金田のバイクに見えてくる~見えてくる(笑)。
車体にご丁寧にも漢字表記のシールがいっぱい貼られているし、
とにかくそんな感じで無意味な脳内補完力までアップしちゃう一種の知育アイテムだ!
パチおもちちゃは脳内補完で20倍は余計に楽しめるぞ!

ギミックもヤンキーバイク独特のサイレン音や軽快さがかえって書き割り感満点な
排気音をかきならしつつ、ガタゴトと車体をけだるそうにシェイクしながら
ミステリー走行。当然大陸トイの専売特許である
車体の随所がLEDで毒々しくぺかぺか光る発狂ギミックも搭載しております。
なにしろ健康優良不良少年の乗用なので
一度スイッチを入れて床におくと無軌道に走りどこにいくのかもわかりません。
コグマさん「なんと!走行時に鳴る音源がいつものランバダじゃなくて新規なんです!(笑)」
それってセールストークなんかい!

ランバダじゃないと少しさびしいと思ってしまうもう一人のおれ。
いやいや、けたたましい一人騒乱罪状態です。でも暴走バイクを子供のおもちゃに
するってセンスが謎。

近未来アクションといっても映画・コミックの「AKIRA」でさえ
すでに20年以上前の過去作品ですが、
我々の脳内に浮かぶ3・11アフターなリアルパストフューチャーのチバシティ路上には
大友克洋先生の描くスタイリッシュでテクノチックに洗練されたあの金田のバイクは
もはや視覚的に素晴らしすぎるのはないか。
オリエントタッチかつユルめにカリカチュアライズされたこんなパチ金田のバイクが
出てくるくらいで、すっかり終わらない明日にただ追いまくられるだけ、
こんなはずじゃなかったのにとか言いながら
破滅美さえ感じさせないディストピアで死なない程度にダラダラ弛緩しきった日々を過ごす
われわれの現実の身の丈に実はぴったりくるかも。
そんな意味じゃREAL金田のバイクとでも呼ぶべきところか・

まあ、イカレたおもちゃに目がない人はぜひお早めにGETされたし。

同様に4月の発掘品である「機関銃トーマス」もアリモノ部品でなく
新規金型作りおこしっぽいところが現地パチトイメーカーのかぎりなき招魂を漂わせ、
パチモノ好きに手にとってもらえたら見まがうことなく感動をもたらす一品である、
とコグマ氏。
でも子どもさんにはパチも本物もなく、このアイテムなどは子供が手にしたら
単純に軽快なグリップ感と発光エフェクトのとりこになるかも。
そんな意味で楽しめるなら「ただちに問題ない」パチの奥深いミリキも
持ち合わせた一品といえる。
4月以降ダイナミックコグマさんのイベント出展は、決定しているところで
トレジャーフェスタ、パチサミ、(たぶん)ワンフェスにも
予定しているようなのでイベント会場で是非現物をごらんあれ。








ソフビクルーザー・コスモナイトαさんのブース。
今般の地震のもたらした災害のリアルには
常日頃あらぶっていた恐怖の怪獣妄想エンジンもいったん停止したのか、
デムパゴンに続く新作製品化プロジェクトは現在のところ足踏み状態の進行とか。

最近コスモのお店にいくと配っているチラシには4コマ漫画が載っている。
YODA氏により、何やら公害怪獣っぽい触手のついたユルーいヤツが描かれています。
YODA氏によると、よかったらだれかこの怪獣をパチってソフビにしてくれ、許すからとの話。
造るときはべつにコスモに版権申請しなくていいと言っておられますが、
要は他人に作らせて最終的にコスモで売らせてほしっ、ということか?

でもその画像は貼らない。
単にタコから見ると、か細いYODA氏のペン画がはかなげで、
思い入れ入って萌え~な怪獣に見えてるだけかもしれないから。

思うに今後ソフビができるのに手段を問わない=自分の手を介しないのなら、
なんとなく他人に作らせちゃうという手もアリだな~。
ゼッタイにソフビ化したくなるいいデザインを
思いついたらわざとネット上の目立つ所にこっそり画像を貼っとくんだよ。
あと作りそうなメーカーさんの家の近所に子供のノートみたいな感じで
落としとくとか。鳥の托卵、みたいですが。

いつか旧タコブログに載せた、子供のお絵描きノートに描かれてた「ひっとらー」
(堤哲哉氏のコレクション)なんてその最たるもんじゃない。マウント工房の努さんも
「センスよすぎ。あの面白さはおそらく子供の描いた絵ではない」と
怪獣好き独特の直感力でおっしゃってるから。
こないだMAXTOYさんのイベントで努さんにお会いしたときも再び言及しておられたな。
さすがに努さんレベルのハイアビリティなヒトがうたがってるとなると
ひっとらーもソフビファンに公表されてだいぶ経ってるが
このままにしてはおけない感じだし。いくらなんでも実は堤さんが描いた
ということはないと思うけど。

話はいつしかそれてしまいましたが、
妄想怪獣シリーズの3匹は見なれても、久々に見ると
新鮮さをもたらすようなところもあり、このシリーズはやはり時代を超えてコアな
キンキースリージーアイテムと位置付けて語り継がれそうですね。

あっ

そもそも他人の価値なんてどうでもいいんだよ みんな一度は
自分のつくったソフビのオリジナリティを今一度疑ってみるといい。

今通った奴、窓の開け閉めをおもいっきしやってった。
すごい悪意を感じた、今、出てったお前、おれに敵意持ってるな?

もっともコスモから出なくてもほかのメーカーが知らない間に
コスモ発信の電波を拾って他人の考えた怪獣を作らされてるのかもしれないぞ。
自分が作ったソフビはオリジナルアイテムだと皆思ってるけど
そうじゃないんだ、おまえらほんとはみんなだまされてるんだよ
版権ものソフビだってネットのどっかに「このソフビを作ったら売れる」とか
無責任に誰だか知らないようなヤツが思いつきで書いてあるのを見かけて
これが売れるのか・とか言ってソフビ化に着手したりしてないか?

その恐ろしさはセシウム、クロム91、ストロンチウムの飛散
と内部被曝とか晩発性障害どころじゃない、アレはいきなり脳内に入ってくる
イケてる怪獣の視覚情報をインストールされ、マインドコントロールによる
遠隔操縦でソフビ製作が開始される

「今、誰も考えてないようなす~ごいのおもいついちゃった!これは売れる、
おれも一刻も早く怪獣ソフビメーカーになってデビューだああ~
金型屋とか成形屋ってどこにあるのかな~えーと電話帳電話帳 」とかいいながら
昨日まで平和にリア充ライフを暮らしてたはずの一般市民が
急に寝食、お金、そして自分の身を削ってまで
よくわからないオリジナル怪獣ソフビを必死になって作りだしてしまう。
なんでだかわかるか?みんなそのソフビを作らせる謎の組織が暗躍してるんだよ。

いきなりブログ立ち上げて「今、ソフビ作ってま~す」とか書いたりなんかして。
いや、アクセス数が多い!みんなが見てる、注目されてるんだ!!
さあ、ますます発売目指して張り切るぞ~と思っても、
アクセスの上昇はブログサービスのプログラムした巡回ロボットの仕業なんだよ。
賛同コメント書き込みも有限要素解析式多層配列ワードプロセッサによる
ブログサービスの高度なサービスの一環にすぎないんだ
ソフビの客なんてほんとは20人にも満たないんだ。
20人未満が100人くらい居ると思いこんで全部のソフビを酔狂にも買い支えてるんだ!!

そう、すべては罠なんだよ。今、モニターの前にいるそこの君、
電離層を介して送られてきた謎の強制ソフビ製造
組織による有害視覚情報の自動爆撃、意図的散布から君も他人のソフビをいつのまにか
作らされているのカモしれない。すべては一度疑ってみると答えが出る。
今ならまだ危機回避に間に合う、キミも気をつけよう。

・・・てなわけで、GWも江古田のコスモに来ると、何か探してたものが見つかったり、
いろいろちょっといいことあるかもよ~、ぜったい来るべき!!とYODA氏の談でした。
楽しみDEATHね。




5月6日に発売する「キャラクターAGE」(学研刊)はマルサンの電動プラモ特集。
ウルトラ・ゴジラをはじめ大魔神、キャプウルなど往年のマルサン電動怪獣プラモの
組み立て状態の写真と詳細な解説がたっぷり載った大特集だそうです。

このブースの方は出版社のヒトではないのですが、マルサン電動プラモのすごい
コレクターをやっており、特集に現物の資料を貸し出したので、宣伝に一役買っていたの
だそう。この展示品は自分で当時のキットからFRPで抜いて複製した
自分用の復刻品だとか、マニアだねえ。



やまなやさんのブース。ウルトラマンダンディこときくち英一さんのサイン会を
横のテーブルで実施していました。



日本現代企画作品、宣弘社作品の手堅いリアルソフビ化で新生面を拓く怪獣軒さん。
レッドバロンのソフビ化がシャープなディティール表現から
さっそく評判で、できたら初期の敵・鉄面党ロボも発売したいので
引き続き応援をお願いします、とおっしゃっていました。

リアルプロポーションのキルギス星人も成形に向けてただいま作業が進んでいるとのこと。
等身大編星人は引き続きリリースを検討しているのだけど、
背面が、当時の現場スナップ写真が少なかったり劇中に判別しやすいショットのないキャ
ラもいるので、慎重に作業しているとか。



会場で目についた浮世絵の化け猫立体パズル。ナイスアイデア。

(まだまだ続くのだ~六根清浄で文章作成中…)

スーパーフェスティバル56その3

2011年04月30日 | イベントルポ



















FIG-LAB・ドン氏のお店。日本にフィギュア研究所を置き居を構え、
アメリカと日本のソフビメーカー、トイメーカーの
架け橋というか接着剤的意味合いで活躍しているドン氏。取り扱う商品は幅広く
見る者にグローバルな意味でソフビやおもちゃの新たなムーブメントを予見させます。
いつ見ても楽しい店頭ですね。

今回はポールカイジュウ氏の新キャラクターソフビ、サラマンダージョーの未塗装Ver.が展示
されました。友人が何人かこのソフビの情報をキャッチして気にしていたようなので
リクエストに応えるということで、アップ目で載せときます。どーじゃい。

紐を練り合わせて人の形にしたような、顔(表情)が捩れた中に見え隠れする異形の怪人。
このソフビができた経緯は詳しく知らないのですが、それにしても
ポールがポゲケシやウンチマンなどのキャスト作品ですでに習作として導入していた
独自のキャラクター表現「ねじれ」「左右不対象」が全身にフル導入され
造形面でアシンメトリー、アンバランスさがもたらす美を生み出しており、
見る者に一目で不安を醸し出させるあたりはお見事。
それでいて不愉快にはならない。

ジャパニーズスーパーヒーロー
に登場するドルゲの身体部品魔人やデンジマンのベーダー怪物などの
怪人モチーフへ回帰・憧憬とリスペクト、イメージの共有感をも感じさせる出来ですね。
洗練の末に生み出されたとてもいいデザインと造形だと思います。

どんなカラーでリリースされるのか、日本のファンにとっても見守りたい感じです。
海外アーチストのオリジナルソフビは日本の怪獣・怪人表現のオリジンを
造形上のアイコンとして刻み込んで他国で独自の進化を続けているわけで、
プロダクツを見ると日本の怪獣文化がどう
海外の立体物の中に咀嚼・伝承されて行ったかがおぼろげにわかり、興味深いですね。





ぶたのはなさん。ブースに行ったら、いろいろ置いてあったアイテムをササッと
隠されたので(大橋さんはときどきお茶目に仕掛けてくるのです)
一体何があったのか結局わかりませんでした。きになる~

撮影できたのはこのゴルゴス(今後発売)と謎のスペースビークルのみ。
ウルトラQのカラー化ソフトも発売を控えてぶたのはなウルトラQシリーズも
巨人、ゴロー、ゴーガ、スダール、発売予定のゴルゴス、ナメゴンと
当分盛り上がりますね。可能なら悪魔っ子あたりも見てみたいな。

当日朝、タコはふとぶたろぐ(ぶたのはなさんのブログ)を見て
急な販売告知に気づきパニックになってスーフェス会場に急いだのですが
販売された原始人(アウストラロピテクス)の女性は無事買えました。
(地下鉄乗り違えたりけっこう悲惨なことに。思い出すと自分の行動ながら、おもろい)
ついにリリース叶ったか…。これはたまらん。どれだけ今までこのアウストラロピテクスの
リリースに賭けてたんだろうか、おれ)










ブルマァクさん。ほんとにマニアックでいい色合いの復刻が多いので
ファンも満足ではないでしょうか。この調子でじっくりやっていってほしい感じです。
今回はザザーンが新色で出てますね。海外のソフビファンにも人気のザザーン。

ブルマァクのザザーンは新マン本編のザザーンと違い、
カラフルで森の住人キャラか何かと勘違いしちゃいそうです。
(Bwana Spoon氏はザザーンが好きだ、と前にガーガメルさんのイベントで
来日した時にお聞きしたらおっしゃってましたが、
このブルマァクソフビを見た範囲ではきっと湿地帯に住む人みたいな
イメージでとらえているのではないか?)
ヘッダーにもえがかれているけど、ぶたのはなさんの作った
ソフト焼きザザーンをいつか見てみたい。。。
木を削って作ったようなハイソリッドな造形で
ザラガスと並んでマニア泣かせなキーラも初復刻です。
でも、これをアジとして楽しめるのかもな、今のような洗練された造形こそが
当然のようになっている時代であるなら。








射的大会が熱かったマルサンさん。
3月開催予定だったものの東日本大震災で延期になっていた
プラモやマルサンオリジナルソフビを扱った
同社の歴史をたどるイベントも5月に開催されるようです。

マルサンオリジナル復刻ボンドラアは青の配色が当時モノに忠実かつ色が大変綺麗なのでぜひ
手にとってみてほしいです。しかしヤツは発売された1970年当時、怪獣というイメージでは
異端に見えたかもしれない。でも40年経っていろんなテイストの怪獣が容認される
認識の幅ができた昨今ではいわゆる癒し系怪獣に位置づけられそう。

こんなきょとんとした天真爛漫な表情をした怪獣は類を見ませんね。

一度に数十体が発売されたことで吟味せずにいろんな個性のオリジナル怪獣たちが
(版権品に似せたパチ怪獣的なアイテムも混入されていたけど)マルサンオリジナル怪獣。
半ば作り手も無作為に市場に出し、ガラパゴス的に進化のレールから外れて
チャイルディッシュな怪獣人形の楽園に今も存在し続ける
本シリーズ、自分もファンなので、この荒々しい作風にたゆたう
レトロとは違う造形の味について幅広いソフビファンの
再評価が進んでほしいと思います。






ミロクトイさんとCORD VIPERさん。
今回CORD VIPERさんのIRON BABILONシリーズは既発売の3体が全て黒成形&ゴールドの
スプレーで販売。近未来の新資源をめぐって戦う構成員たちが
ただでさえデモーニッシュなイメージなところをよりシャープなカラーで
引き立てられています。黒は狙ってたファンが多かったのか結構早くに完売したようです。
ミロクトイさんの仏像ソフビも今回は黒いカラーで登場し
ダークなイメージを両社で統一した格好。このほかにもカオスネクストマンの新色を販売、
好評のうちに完売した模様。







たくさんのゴジラたちがひしめきカラフルでにぎやかだった羽沢組さん。
Gメモリーズセレクションシリーズのスーフェス先行アイテムとして、
黒いメカゴジラ(塗装版・未塗装版)を発売していました。
なんだ?今年のイメージカラーは春からどこも黒なんでしょうか。
黒いソフビはファンが多いのでこの潮流は歓迎する向きが多いかもしれないナ。












福島県郡山市からいらしたM1号さん。怪獣ソフビフリークにとって
福島、郡山というとソフビイベントの聖地のひとつとして久しく親しまれていた地名なので
衝撃もひとしおというところですが(と、この記事をかいてたらまた緊急地震速報。
横でかかってる「Aチャンネル」にテロップが)
まずは無事に今回もスーフェス出展できたということでファンもM1号さんの無事を
実際に目で確認できてひとまず胸をなでおろしたのでは
ないでしょうか。

売り上げが震災の義捐金になるというブロンズカラー仕立てによる
限定ガラモンの販売も盛況のうちに完売。
このほかハワイカラーのベロクロンを販売。
タックアローをつかんでいる劇中シーン再現の新Ver.ベロクロンも
近日販売を控えている模様です。

(まだスーフェス56ルポは続くです。。。
午前3時まで粘ったので本日は寝ます。記事作成中…)