KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

スーパーフェスティバル63ソフビ①

2013年09月29日 | イベントルポ



9月29日、科学技術館で開催された国内外TOYの巨大マーケット
「スーパーフェスティバル63」に
行ってきました。
今、インディーズソフビは一体どうなっているのか?見てみよう。








朝5時起床で朝帰りの行楽客や学生たちが夜の余韻に浸りながら涼む駅。
人々がそれぞれの小さな祭りを楽しんできた朝。
まどろんだ人たちで座席もまばらな始発電車に乗り込んで、九段下に向かう。



秋晴れの下の北の丸公園は過ごしやすいと今日は欠席のLEOくんも
言っていた。(LEOくんまた中野でバナジューしようぜ!)

セカンドサマー。
ひぐらしの声と秋の虫の合唱が同時に聞こえる挽歌と秋の半ばにある
皇居のお堀の自然。北の丸公園内、自転車が留めてあり、主が草むらの中で
虫か何かと戯れている。この地では子供たちの夏はまだ続いているのだ。
そして大人たちも、ひとたびたくさんのおもちゃに触れ童心にかえる刻がきた。



行程で出会ったオジギビトたち。女性の現場作業員。



最近出現率が少ないエラーマンタイプの消防隊員。



スターシップトルーパーズの隊員マークみたいな
プロレタリアート感満点の工事中マーク。路上観察は楽しい。
おっと、朝の物販定刻の7時が迫っている。。。!



北の丸公園内に鳴り響くフルートの音。



公園内にできた行列に気おされて寝床を移動する猫。











スタート前の朝売りの卓。今回はマーミットさんが欠席するという
波乱含みのスタートを切った。「マーミット、一体どうしたの・・・?」
来場者のソフビファンも驚きの流れとなった。そしてタコもです。





朝売りの路上で努さんにお会いする。ワンフェスでサブマリン水ものOFFに
参加されているのを遠目で見たけど、おひさしぶり!ご心配いただきありがとう
ございました 努さん。路上でお見せいただいたのが、
今回ビリケン商会さんのブースで販売した限定クリテン星人の
一品ものカスタム。このほかキングゴゼラ、ブルガンなども販売。
ラメ入りボディを活かしてスペーシーな反射のキラキラ感を残しつつ塗装した労作です。




100数十人の来場者が集い、恒例・朝の物販がスタート・
秋のおもちゃの祭典、スーパーフェスティバル63のスタートだ。



朝の物販前にひいた順番を決めるくじ。今回は24番とかなりいい番号を引いたタコ。



一般入場列で見かけた、仮面ライダーフォーゼのレイヤーさん。
まさに宇宙を目指すパイロットたちも集う科学技術館にぴったり「宇宙キタ━(゜∀゜)━!」
こういう個人の方のお祭りの場のもりあげっぷりもおもちゃのイベントらしくて
楽しいっす。





怪獣軒さんの新作ウルトラセブン。原型は怪獣少女のあべとおる氏。
たちまち完売してました。表面に黒目の色を吹き戦闘時の迫力を増した
リアルスーツ的カラーと
通常の着色(おニューのスーツが披露された番組開始前の撮影会ver.
というところか?)の2タイプを販売。












アートストームさん。スーフェスのポスターアドなどで雄叫びを上げている
マスコットキャラクター、ボールモンスターの初立体化ソフビと
イマジネイティブなオリジナルアレンジの入った「帰ってきたウルトラマン」の
東京湾から出現しタッコングと死闘を繰り広げた公害怪獣ザザーンの
セカンドカラーを販売。





マルサンさんのキングジョー、450シリーズレッドキング金・銀。







ブルマァク復刻版・黒部進氏、古谷敏さんらのサイン会アイテムとして
青色発泡怪獣アボラスと赤色火炎怪獣バニラを販売。アボラスは以前ノスタルジック
ヒーローズさんから発売されたリモコンアボラスソフビ的な、肌色に青の包み塗装
というなかなか心憎いカラー。バニラも今までのオリジナル、復刻品にない
劇中イメージに近い赤い火炎怪獣のイメージをあざやかな朱色で表現。
バニラは単品で持ってるのでセット売りは最後まで迷ったにゃあ。しかしブル当時物は
別色でも飽きん風情がある。さすがは50年以上の歴史ある造形物だけある。










ハヤタ隊員こと黒部進氏、ウルトラマンの中の人でアマギ隊員の古谷敏氏、
ウルトラマンやスペクトルマンなどPプロ作品のコミカライズでは伝説的な存在で
ある漫画家の一峰大二画伯、仮面ライダーアマゾンこと山本大介役の岡崎徹氏や
東宝映画の名優・小泉博氏、久保明氏などサイン会やトークショーも盛り上がった
スーフェス63。



そしてビリケン商会さんのブースには脳内観光系漫画家の逆柱いみり先生をはじめ、
昭和の少年ジャンプ誌で「ドリーム仮面」を描いたあの伝説的漫画家・なかもと
しげるさんも登場した。













ビリケン商会さんのブース。ハマハヤオ氏渾身のリアルキット、テレスドンが
先行発売されたほかヤノベケンジさんのキャラクターキーホルダーを販売。












マルサンさんのブース。最近全国区で人気急上昇中のゆるキャラ・ふなっしー
初のスタンダードソフビフィギュアを発売中。今回もスーフェス恒例の射的大会を
実施。家族で楽しんでいるお客さんもいました。

さきにメディコムトイさんからマルサンオリジナル復刻ゴスラを受注開始、タコも
先行の円谷クリエイティブジャムでゴスラは入手し毎日磨いていますが(復刻磨いて
どーする)なんとゴスラの売上次第では第二弾のジャイアントサイズアイテム
復刻もあるらしい。
第二弾の復刻は腰にミサイルを巻いたあのアブナイ目つきのヒーローの大きいほうを
検討中だとか。こういう話は直接聞かないとわからないものです。なによりゴスラの
売上次第らしいのでミサイルを腰に巻いたアブナイヒトの販売を期待するマルサン
オリジナルファンはまずはゴスラを応援してあげて。
ちなみにラバゴンもブツがあれば復刻できるということなのだろうか。
ゴスラのような強烈な異形のミリキはないものの、
貴重なラバゴンも復刻が実現したら。。。
なかなかドナーがいないとは思うけど、調達できるとええな。









USTOYSさんのブース。10月13日日曜日午後1時から上野ヤマシロヤさんで
ウルトラマンA南夕子役の星光子さんのサイン会を実施するそうです。
そのさいヤマシロヤ限定品として南夕子と縁深い超獣、
ルナチクス・グロータイプを販売します。













ブルマァクさんのブース。最新作ウルトラマンギンガ(ある意味問題作)、ケーブル
テレビオンエアで懐かし特撮ファンを恐怖のどん底に陥れた赤い通り魔・レッドマン、
ガラモン新色、MATカー持ちタイプ改ゴーストロンを販売。ゴーストロンは前回販売の
青いカラーのを買って気に入っているのに、手の凸カンチャクをオミットした当時カラー
のゴーストロンが出るとはね。それにしてもこのオレンジはレトロでええな。

あまりカラバリは集めないつもりなんだけど今回は迷うわマジで。
モグネズンの記事で書いた、バクラーさんが指摘する
「三浦トーイのフーセン怪獣・赤い六本角に造形が妙に似ている」件で
ずっとブツを並べて検証しているうちに磁石タイプのゴーストロンは
お気にいりの一匹になってしまったのですが、
しっぽのうねり具合とか体表のウロコの刻み具合とか、ほんとにゴーストロンは
六本角に似てますね。出来のいい新マン怪獣のブル物の中でも見所の多いソフビだと
思います。この「六本角となんか似ている」件は改めて検証記事を掻きたい感じ。

ともあれ、秋の夜長は読書をするように当時ものソフビや復刻ソフビから
昭和当時の空気を読み取って自分なりにソフビの作られたバックボーンなどを
解読しつつ楽しむなんてのも大人の趣味としてオツなものではないでしょうか。




クリエイティブデザイン羽沢組さんのブース。メカゴジラと対決したゴジラ75
バージョンを先行販売しました。





















M1号さんのブース。このガラモンは成形の型サンプルで、ゴメスに続く尾可動ガラモンの
新造復刻品として近日発売するそうです。また新色のカネゴンはバルタンのグリーンを
イメージした西村塗装アイデア新バージョン品。ティラノサウルスは以前「極底探検船
ポーラボーラ」のティラノとして発売されたソフビを、同じキグルミ流用キャラとして
「恐竜大戦争アイゼンボーグ」に登場した恐竜王ウルル(恐竜世界の管理職キャラ)の
カラーとして新発売するもの。いずれも11月に受注開始する予定です。
ウルルは放送当時大人気だったピンクレディの「サウスポー」を聴いて踊り狂ってたな。トリップ映像みたいだったわ。



そしてこちらの肌色成形品はウルトラシリーズの的あてで使われていたと思われる
的用のソフビ。一種の復刻品ですが当時品がマルサン製であるか不明とのこと。
発売するかどうかは現在検討中のようです。しかしなかなか素朴でレトロな
味のある造形でした。

(皆さま一日おつかれさまデシタ スーパーフェスティバル63その②につづく
引き続き文章作成中。。。)

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4 コメント

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Unknown (タマロ)
2013-09-30 01:52:04
タコさんご無沙汰しております。
お元気でしょうか?
ブログお休みされていたので心配しておりましたが復活されたのですね。
ルポ楽しみにしています。
返信する
お久し振りです ()
2013-09-30 15:36:22
先日はお会い出来まして、嬉しかったです。

新旧いろいろな玩具関連が販売及び展示され、特撮関係に馴染み深いゲストが呼ばれてトークショーも行われ、毎回話題になる祭典、スーパーフェスティバル。

いつもはネット等のオンライン関係だった人達が、直に会って近況を語り合える貴重な場でもあります。
こうした機会が、よりよい関係を築き交流を深めると思います。

今回、タコさんと朝早くからの感激の遭遇。
僕が彩色したクリテン星人のソフビ人形を、嬉しそうに写真に撮っている、お元気そうなご様子に安堵しました。

武道館も近い関係からか、付近の駐車場は満車。
大勢の来場者の人達が列を作って並んでいました。
入り口付近には、搬入に忙しいディラーの面々、先行販売で並ぶ商品の数々と、毎回ではありますが常に真新しい展開を見る事が出来ました。

ゴジラにウルトラマン、仮面ライダーに戦隊ヒーロー、そしてオリジナル商品と、所狭しと居並ぶ品々は、見ているだけでも気持ちが和みます。
大人になった今でも、玩具という存在を前に、心が子供時代に戻ります。

今回は、ビリケン商会さんのオリジナル怪獣ソフビ人形を彩色して持って行きました。
クリテン星人は久々の登場でした。

年に数回、限られた日の限られた時間に行われ、そこに多くの人達が集い楽しみ、やがて時間と共に消え去って行く夢の催し物。
それがスーパーフェスティバルなのでしょう。

厳しい日常のほんの合間に遊べる、そんな世界を求めてのイベントでした。
返信する
Unknown (タコペッティ)
2013-10-02 20:15:51
>タマロさん

こんばんわ!こちらこそご無沙汰しています。
タマロさんもおかわりなく、何よりです。
いきなり更新再開していますが大きなイベントには
だいたいどれも行ってたんです。
また何かソフビ関係のチェックや
お買い物等の参考になると幸いです。
返信する
Unknown (タコペッティ)
2013-10-02 20:30:57
>努さん

どうもいろいろ記事をお読みいただいたみたいで
恐縮です。。。
どうもありがとうございます。

近年スーフェスは懐かしのヒーローに会えるイベント
としての存在感を特に一般層にアピールするように
なってきて、ややマニアックなTOYイベントとしての
濃度は副次的な感じになってきているように
思っています。

しかしイベントの集客を考えるとそのほうが長もちするでしょうし幅広いお客さんに門戸を開くことで
基盤固めもできるのではにかと思います。
他のイベントがなくなっていく中でスーフェスは
よく生き残ってきていると思います。

聞くとスーフェスは趣味の同じ友人に会いに来るのも
目的であるという人も多いです。
そんな意味では自分のおもちゃに
関する談話室的な役割も果たしているのではないで
しょうか。つげ義春の漫画に出てくる愛石家の集いとか
小鳥を見せ合う集いのような。
TOYのOFF会的な意味合いでこれからも
格好の場所を提供してくれるのではないかと思います。
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