(上、いきなりゴッホ今泉さんの筆致によるあやしいイラストw
2014年最初のデパートメントHは2月1日開催Death。でも、タコは
自分ち以外の夜更かしが苦手なおこちゃまなので行けませんw)
COMETDEBRISさんのポストカード。
てなわけで前のスーパーフェスティバル64・ソフビルポが容量一杯になってしまった
ので情報・画像補完用の記事Death。
この記事では主にメインルポでは使用できなかったTOYや小道具類のアップショットや
リアショットなどを中心に記録として紹介します。
タコブログではスーフェス64ルポがひさびさのソフビルポ関係記事でしたが、
閲覧ありがとうございます。
そしてソフビ関係では、繰り返しになりますが
2014年、あけましておめでとうございます。
会場できちんと挨拶しないまま、いろんな情報のやりとりになった場所が
実際多かったので。思うに、今回も自分目線では、いつものスーフェスでした。
でも都心でのメーカー合同型イベントは昨年秋のデザインフェスタ以来でしたものね。
ソフビ関係、いやおもちゃ関係のイベントも昨今は間隔が空いたものです。
しかし、このくらいの付き合い方ならじっくり趣味としておもちゃ関係と向き合う
には適度な温度を保てるのではないでしょうか。自分は今回のスーフェス64も
特に気楽な気持ちで「映画の小道具とか間近で見たり、名作特撮やドラマの
俳優さんの撮影のときのお話が聞けたり、スタッフさんの談話が聞ける」と思い
ブラッと陽が昇ってから散歩に行くような感覚で行けたので、
いつものスーフェスという感じでした。
そう、ただの行楽客モードでですね。
スーフェスは本来、行く各人で見え方が違うほうが普通なイベントなんでしょうね。
朝売りの集客等の減少に関しては、
「自分の目線で楽しめれば別に気にならない」感じです。
むしろコアな空気のイベントに無理やり仕立てられてるとしたら、それは
すでにTOY関係のムーブメントの実況にそぐわない感じがしますしね。
お客が何よりそれは自分の目線で気づき、過剰に「煽られる」ことに
違和感や滑稽さを感じることでしょうから。
そのことに皆が気づけば、ようやくすべてが誰にとっても
正常なスタートラインについたということなのではないでしょうか。
実際それほど劇的なことじゃないんですよ。個人個人の嗜好で進むムーブメントや
購買行動は本来自由で気ままに自分のペースで進められるべきでしょうからね。
毎回イベントで新製品を作る必要は本来ない。お客が無理につきあう必要もない。
いろいろなTOYに関する生産や供給の周辺環境が変わって、
ようやく皆の思考が元に戻ったんですよ。ある意味、
ストリートフィギュアの延長でインディーズソフビシーンが
にわかに活況を呈した10年が経過して一定の需要を満たし、
魔法が解けたんでしょうね。
だから、活況・狂騒時代を知るヒトたちの間から時々口にされるような
「惨状」などとは自分は思いません。
もしそのジャンルの中に全体から潜在的なランクを決めたがる、
ネットの中に指標やクラスポジションを探したがる、
各人が自分の勝手にするのがいやだと強硬に思い続けるヒトが居るなら、
それは学校化した社会の中で教育されて、なにかと他社とのランクやら
優劣に振り回されたがってる(縛られたがってる)ゆがんだヒトだけです。
自分がそういう窮屈な考えに振り回されてきて自身が損をしてきていながら、
自分でも後に引けなくなってるだけでしょう。
そのヒトが一人で勝手にやってればいいだけです。
そもそもそんなこと誰も望んでないし頼んでもいないし、
誰にも需要のない主張なんだから、しがみついて自縛霊みたいになってないで
さっさとやめればいいだけです。
そもそもソフビのフィールドは学校化するにはニッチすぎます。
だからネット上などで不平不満が憤懣対象の主語ナシでつぶやくような形で
先鋭化したりもするんでしょう。満員電車の中で起きた喧嘩みたいなものです。
送り手も受け手もインディーズである以上は、
各人が、周りを見回したりしないで、自分がただ好きなことをやればいいだけです。
お客も指標を意識しないで好きにすればいい。
そういう枠に囚われない生産・購買から自然に醸成された
ものこそが売れたり価値が出たり、何より作った個人ではないヒトにも愛好される
ものです。でも、それが全体の価値につながるものではない。
あくまで同好の士に向けた価値なのですから。
それがインディーズという分野で本来あるべき「評価」だと思うし、
自分は普遍の事実ではないかと思っています。
さすが「インディーズ」というだけで、その力学は根源的にヒトが人為的に
操作したところで、すべてを動かせるものではないと思います。
インディーズというムーブメントは自己復元力のような力学を自らまとっているので
人間の操作で全部のお客は動かないです。たくさんの集合無意識の中で自然に醸成されて
くるものなのでしょうから。だから全員が一つの価値に先導されることは本来
ないのです。価値指標は個人個人が持てばいいというごく当たり前の話だけです。
それともう一つ確認しておくべきなのは、
最近とてつもなくガレージソフビのムーブメントのクラスタが分岐してしまったので
オリジナル、版権もの、版権もの的な何か、デザイナー的な記号的なソフビなど
ソフビというくくりではすでに見るのは難しい状況にある。
素材が軟質塩ビだからジャンルが違ってもソフビだから
収集するというのはかなり乱暴ではないか。
それなら他素材のTOYで、たとえば「ポリストーンブログ」だとか
「ポリエチレンブログ」とかあるはずだろうけど
そんなものがありえない。そういえば違和感がわかりやすいだろう。
あくまで一例だが、素材くくりで見ていたり、集めるのは変だ。
皆、日々の生活に時間や情報選択の余裕がないのでネット上に価値指標を
性急に求めがちになっているだけではないか。
しかし自分の好きなものなのだから、自分の好きなことに
正直になればいいだけです。でも実際には正直でなく、「ジャンル」だからと
消化不良もしくは倦怠気味に追い続けている。そんな義務化というか
自己目的化している状態では意味がない。
当たり前のようなことを書いているようで自分でも
馬鹿みたいな気がしますが、まして、
TOYが誰かと話をあわせるための、または競うためのコミュニケーションツールで
ある必要なんかないんです。
孤独でもいいから、自分だけの対象を寡黙に愛すればいいんじゃないですか。
ネットがないころの趣味人なんて実際そんな感じでした。
全国どころか全世界的に情報化が進んだ中だからこそ、自分が取捨選択して何が好きか、
パーソナルな小宇宙に立ち返りつつ、TOYやソフビといったニッチな趣味内の嗜好や
集め方、自分なりの付き合い方を個人個人が見直していく
折り返し地点に立っているように思います。
ここからはそれぞれが一人旅です。道筋は誰かに決められるものでも
なく、自分で決めて進む旅です。
さびしいこともあるけど、自由な旅でもあります。
RIP.2-3.
アートストームさんの骨人(雨宮慶太氏デザイン、竹谷隆之氏造形)
レアなリアビューも載せたかった。
ウツギヨさんの怪民族ソフビのギミック。
ウツギヨ新ソフビのモノクロver,は博物館の出品物みたい。
怪獣軒・あべとおる氏原型のイカルス星人頭部アップ。
まだ原型はラフ段階とのこと・
ウッ、なんかタコと趣味が合いそうな☆ダウナー&アングラなヘッダー。そそるわ。
GEEKさん。
RAMPAGE TPYSさんのガチャポンゴブリン稼動中。
PICOPICOさんのベッコス一品モノカスタム。
ハーレークインさん、ブッカさんのブース。
ブッカさんのゴリラの姿も。怪ロボットは手がかかっている造形ですね。
カニは甲羅で真価が問われる。マルサンさんの脱皮ガニメリアビュー。
九段下で発見した女性のオジギビト。
サンガッツさんの「ヴィレンドルフのビーナス」がギレルモ・デルトロ監督の
映画「ヘルボーイ2ゴールデンアーミー」に登場していると、会場でソフビともだちが
指摘してくれてたので、家にDVDがあるから確認。デルトロ監督の映画は
監督初期の「クロノス」からファンだけどこれはちょっとした場面で
気がつかなかった。
あっ、ほんとだ、冒頭から25分くらいのところ、
レッドとエイブ、リズが博物館の異変を止めに出動したシーンで
ビーナスが館内に置いてある。
ヘルボーイが倒して敵の昆虫のような魔物を蹴散らすのに使う
「ねーちゃん、悪く思うなよ」
上・メディコムトイさんからお年賀ベアブリック、
今年もいただきました。
かわいいのをありがとうございます。
去年買ったメディコム系ソフビアイテムでフェバリット5は
マルサンオリジナル復刻のゴスラ、
オフィシャルブートレグのデビルマン(世紀の大怪獣カラー水色)、
ハンサムタロウエムさん原型の妖鳥シレーヌ(1期青)
公害怪獣ギャオー、
ダイコンフィルム版庵野監督の帰ってきたウルトラマンでした。
こうして列記してみると、自分のようなマニアのスキマニーズを
しっかり埋めてくれている。
今年もメディコムさんには、びっくりするようなアイテムの発表を期待しています。
VELOCITRON(力)
WARLOAD(撮影タコ おどろな雰囲気に撮ってみた☆)
(おしまい)
【Master Of Reality /Black Sabbath (full album)】
http://www.youtube.com/watch?v=xRKGKXL1seE
【Never Say Die! /Black Sabbath (Full Album) {HQ}】
http://www.youtube.com/watch?v=d0HcugPpAn8
【Shock Wave/ Cathedral (Black Sabbath Cover)】
http://www.youtube.com/watch?v=o-RkFTPgqmI
【 Evil Gypsy & Solomon's Theme/Sleep】
http://www.youtube.com/watch?v=Ndj1qQ6rb7o
【Jesus Christ Pose/Soundgarden [Studio Version]】
http://www.youtube.com/watch?v=Tn5OIo4FuPc
何となくな印象ですが、版物とオリジナルの
割合が丁度良い感じになってる気がしました。
前と違うけど見た目前と同じみたいな、一段と
濃くなってるのかも!? ですね。
タコはブラックサバス聴いてトリップ中Death 。
見やすいっちゃ見やすかったっす・
そのおかげかルポも早くできたしね。
そのへんの感想も書きますよ。
すっかり気が抜けた感じでちょうどいいんですよ、
すべてが。そもそもインディーズだから
好きなことやるのがスジだし、
売れセンとか売れるとか売れないとかも
どうでもいいんですよ、専業じゃないならね。
売れセンとかいけてるとかどうでもいいんですよ、
じゃはっきり言ってやる、自分はジャンクしか
興味ないっすw
「ジャンク」って言ってもおもちゃのジャンクでないよ。
新規アイテムでの話し。作った時点で
シーンからすでに定義不可能で
メインからはじき出されたような状態に
なってるものというかな。見る側が自由に価値付与できる
そういう味のあるものね。
今年もルポ楽しみにしています。
最近ソフビから少し距離をおいていたのでタコさんのルポがすごく新鮮です。
ウツギヨさんのネタは最近geekさんやマーミットさんなど色々な所がネタにしていて今後新たなムーブメントになりそうですね。
楽しみです。
メディコムさんは最近ソフビをたくさん出してますよね。
メディコムさんのような大手から出ると注目が集まり一般認識が広がるり良いと思うのですが今までのようなアングラ感が薄れてしまいそうで少し寂しいく思います。
2014年おめでとうございます。
自分もルポはしてなかったので(ソフビは日常的に触っているしいきつけのお店にも行ってる)今回のスーフェスは自分自身が新鮮でした。
くらげさんなど他の閲覧者の方が
同様の指摘をされていますが、スーフェスの規模だと
ソフビメーカーさんの数は今回くらいで個人が
一つ一つの商品を吟味・把握できるキャパなんでしょう。
こうして一堂に並べてみると、同様な傾向のものが
少ないですし進んでいる特色がそれぞれ明確になっているように見えます。
メディコムさんの展開は販売面で全国区で通販購入
できるj方向に進めているので、「インディーズ」という
くくりではないですが、一般のバンダイなどから出にくい
けどマニアが喜びそうなものを立体化頒布するという
面では歓迎できます。たしかにアングラ的なソフビの
楽しみは大メーカーの展開なため薄れますが、
購入しにくいとか、数が少ないとか流通面での
仕掛け面でのアングラというのを指していうなら、
お客に不利益なだけなので、
以前のようなお客にやさしくない供給サイドの流れは
もうどうでもいいんじゃないかと思います。
アングラなのは製品のつくりとかたたずまい
だけでいいと思います。
メディコムトイさんは次回春のウルトラクリエイティブ
ジャム2でいろいろと版権品の準備を進めている
ようです。全部が決定かわからないので
現時点での予定は記事に触れた範囲になりますが、
またソフビファンを驚かせてくれそうな気配なので
自分も楽しみにしています。
未だにその空気感はあると思いますがメディコムさんのおかげで緩和してきているように思うので今後もメディコムさんには期待したいです。
メディコムさんでゆたりさんなど従来買いづらいアイテムの通販も行われるように
なったので、気長に待てばほしいアイテムを手に出来る
ケースも増えましたね。
一方で毎月いろいろ出されるので熟考は必要です・
自分にとってはこれは手元にぜひ置きたいと思える
コレクションラインが明確化できたことで
逆にいい契機になったようです。