KADOMIUMTANK ソフビブログ

ヘミングウェイの詩にこんなのがある。
「人生は素晴らしい 戦う価値がある」
後の方は賛成だ byモーガン・フリーマン

Maxtoyこなつ×ながた展ネゴラ

2012年03月31日 | イベントルポ

 

 

ソフビ関係の個展イベントではおなじみのデザフェスギャラリーEASTでマーク・ナガタ氏が
来日してイラストレーターのこなつさんと合同展「こなつながた展」を開催。
聞くところによると人気ソフビのネゴラをさらにバージョンアップした新作ソフビの展示販売も
あるらしい。

しかしすごい強風でしたね。仕事を午前中都内でやっていて、ぼちぼち出かけるかと思って
仕事先の窓の外を見たらカンバンみたいなのがピューと飛んでたり、雨が横殴りに降ってきたり
して傘を持ってるのも難儀な状態のヒトが見え、居合わせた知人にも止められたのでちょっとこれはと思い、午前中の会場行きは断念。ようやく夕方になってあさっての空が晴れてきたのでその
間隙を縫って山手線に飛び乗って、いそいで原宿に。
今日は人手もいつもよりは少なかった原宿竹下通り。ご覧の通りアパレルショップのマネキンたちまで、傘をさしてました。



以前One-up.さんの記事でテストショットをお見せした豆ネゴラ。どこかで見覚えのあるタワーが
ついてますね。まだオープンしてないんですが、早速怪獣にぶっつぶされるのだろうか。
MAXTOYさんによると、豆ネゴラ、レギュラーサイズにあたるミニネゴラ、そしてジャイアント
アイテムのキングネゴラはそれぞれ違う個体で、ネゴラの一族で何匹も群れをなして
存在・行動する生物らしい。
しだいにネゴラの世界観が明かされてきました。そしてリリーステンポが早いですネ。

MAXTOYさん「幸い第1弾のミニネゴラが好評いただいたので、より面白くしていこうと
ちょっと製品企画をスピードアップしました。ちょうどソフビ全体も以前より活気が戻ってきたように
言われているので、MAXTOYとしても活性化に貢献できたらと思ってネゴラのキャラクターを
増やしてみたのです。新しいネゴラの仲間たちも是非かわいがってください」

これがキングネゴラ!ミニネゴラ同様のおなじみの原型師さんが担当。MAXTOYさん「プレイ
バリューを重視してポージングできるような工夫を凝らしています。原型師さんがパーツ分割で
スキルを発揮していただいたので、猫らしい、おどけたようなポーズにもなります。イベントでも
来場したヒトたちがいろいろポーズをとらせて遊んでくれていましたが、みなさんの手元に行って
からもこちらの考えていたようにいろいろ遊んでもらえそうなので嬉しいです」

4つ足にポージングしてもこのキマリよう!驚きました。
最初のカラー版はおなじみの三毛猫ver.になるかも、とのことでした。


おまけにはネコ怪獣に対応させた「大ネズミ」も付属。キングネゴラが巨大なので、大ネズミ君は
人間大くらいなのカナ?
タコ「トムと◎ェリーの怪獣版っていう感じですか」
MAXTOYさん「(微笑)そんなラインを狙って今回、奮発してみました。キャラクターの世界観で
ネゴラ以外にも怪獣的な存在がさらに居たらバックストーリーが広がって楽しいかなと
思ったんです」

もちろんソフビオンリーでなく、マーク氏、こなつ氏のイラストも大量展示。ネゴラを中心とした
怪獣画がMAXTOYの世界観をさらに魅力的に盛り上げます。おねだんもお手頃。
マーク氏の絵は味があります。怪獣の表情がおおらかでいいですネ。
こなつさんのイラストは浮世絵や元禄画、近代画など日本絵画の繊細な
要素を駆使して怪獣たちが描かれており、ネゴラ=猫というこのタッチに映える題材と邂逅
できたことから海外でも新鮮に映るのではないでしょうか。

来日したマーク・ナガタ氏。日本に来られたのが嬉しそうでさっそく会場でも絵を描いており
ました。ほんとうにお久しぶりです。マーク氏が楽しそうにされているとこちらも何か
うきうきしてきます。


4月1日(明日・にちようび)は午後にライブペインティングをこのイベント会場で実施されるそう
です。マークさんとこなつさん、それぞれが目の前で(たぶんネゴラの)絵を描いてくれる、
のでその創作風景を目撃すべく会場を覗いてみては?

 

マーク・ナガタ氏直々のカスタムミニネゴラ。

表面に緻密に和紙を張りこんで彩色し製作された不思議な風合い、精緻なこなつさんの一品
モノ・カスタムネゴラ。MAXTOYさんが今度はキングネゴラで是非この手法のカスタムをと尋ねたら
さすがにこのミニネゴラでもたいへん根をつめた作業だったらしく、「え、そうですね~。。。」
みたいな反応だったそう(微笑)・でもちょっとキングネゴラでもこの仕様の作品を見てみたいですよね。

イベント名物、メディコムトイさんの贈ったゴージャスなお祝いの花束。

 

左はミニネゴラ、豆ネゴラの次の販売情報。4月18日、原宿にオープンするTOKYU PLAZA
TOKYOsTOKYO限定品としてこの2種を販売。そして5月のデザフェスでもネゴラ祭り(大会、
だったカナ?)と称するイベントを計画中だとか。キングネゴラは4月以降にアメリカの
ファンに向けてWEBで通販を行うそうですが、国内でも(たぶん)同じ仕様で販売の機会を
まず設けるそうです。その後にデザフェスでも3種類のネゴラを販売する流れにしたいとか。
ソフビの生産も今は工場が立てこんでいたりするのでなかなかすべてが予定通りとはいかない
様子ですが、「せっかくファンの方たちが盛り上げてくれているので、なるべく気になるアイテムを
一人でも多くリアルタイムで手に取ってもらえるよう頑張ります」との抱負を聞かせてくれました。

今回も女性の方がネゴラのソフビを販売すると聞いて来場してくれたのですが、ソフビのセカイ
では並びで買うような流れがあると知らなかったらしく、すでに完売していて残念がっていたとか。MAXTOYさんもネゴラのファン層の広がりを感じたとの話。「今回はデザイナーズトイやTHREE Aのようなフィギュアを収集している方が興味を持ってくださったりと、怪獣ソフビといっても幅広い層の注目を受けている様子がうかがえます。これからMAXTOYソフビ製品のお客さんもですが、
インディーズソフビ全体のマーケットも新しい視線で入ってきたお客さんを呼びこんでより広がりを見せていくのではないかと思いました、そのためにはいろんなフィールドの製品を作って行くことも
大事ではないかと思います。ネゴラはわれわれにとってそう考えるきっかけをもたらしてくれた
製品だったのかもしれません」。

そして右の豆メカネゴラは、やはりネゴラにも出ました!メカの敵?ライバル?キャラクター。
背中にはメカゴジラよろしく推進エンジンというかガンダム的に言えばバーニアというんでしょう
か、ついております。さらにこの豆メカネゴラの乗用する機体ともいえるUFOのような乗り物も
製作するとか。
メカネゴラの上半身を外して載せることもできるようにするそうで、その姿を想像すると
愛嬌たっぷりになりそうですよね。このように、MAXTOYさんはネゴラシリーズの世界観拡大に
向けて、なみなみならぬヤル気のほどを漂わせております。ファンにとってはここまで紹介した
アイテムをサンプルや原型を見ているだけでも、ネゴラシリーズは2012年これからも
集めがいのあるシリーズになることは間違いないのでは・

ネゴラはデザイナーズ系寄りの怪獣ソフビとなりますが、MAXTOYの注力ラインの正統派怪獣も今夏くらいまでをめどに、デュアロスに続く新怪獣のソフビ化を進行中との話。
原型にはデュアロスや、ヤモマークさんで製品化されたボグラが評判を呼んだなかよしの
マキビシさんが担当するとの話。とにかくいかにも怪獣らしいのを一発リリースしたいとの
意気込みなので、期待できそうです。



このほか掲載許可をいただいた情報としては、パチアメリカンマッチョヒーローソフビの雄、
FRENZYさんがキャプテンマックスの原型を製作中だそうです。まだ公式には発表して
いないですが、画像をお見せいただいたら、中嶋製作所のタイガーマスクシリーズみたいな
キュートなプロポーションでレトロっぽいマックスが映っていました。昭和のヒーローソフビ的な
ラインのマックスってなかなかいい感じでは。こちらも詳報を待ちましょう。
MAXTOYさんは最近日本のスタッフさんがブログを始めていますので、チェックしてみると最新
情報や裏話もいろいろわかると思いますYO。

特別出演・TOUMAさんデザインのゴジラとメカゴジラ。

 てなわけで雨が降ったりやんだりする中を移動して仕事に戻る前にアキバのOne‐up.さん
にも立ち寄ってみました。昨日夜のサンガッツ水木妖怪ソフビ2種の通販も非常に早い
スピードで終了し、お店サイドも反響に驚いておられました。ソフビのアイテムとして妖怪もの
への関心が高まっているみたいだな、との印象ですが、そういえばMAXTOYさんのネゴラも
言ってみれば猫又ですよね。

例の水木妖怪ソフビ再販アンケートも早速お客さんのリクエストがいろいろ来ているそうで、
妖奇伝(頭に蝋燭が立った鬼太郎の生首)への要望が多いとか。あとは死神の色替えとか
原始さんも要望があるけど色は以前製品化したカラーが、サンコミックスでの表紙の原始さんの
色を再現しているので、今回も変えないで再販してほしいといった話も出ているのだそう。

それからまだはっきり決まっていないのですが、今回の蓄光コケカとあの世の案内人も販売後に
欲しいという要望がまだ届いているので、同じ蓄光素材で別塗装版を検討しているとか。
買い逃したヒトも別の塗装ですが手に入るかもしれませんので今後のお店の情報をチェック
してみてください。

 4月2日にマーク・ナガタ氏がOne-up.アキハ店に遊びに来るそうで、その際に数は多くないが、
来日記念限定品として、この黒未塗装ver.のアーガス星人を販売するかもしれない、
との話でした。