怒りのメゾフォルテ

娘を奪われました。二度と帰ってきません。奪った人たちの対応に怒りが募ります。

6月18日  愛は涙ではない <第4回公判>

2015-06-18 07:29:52 | 学校に対して
昨日17日は第4回公判が10時からあり、いつものように30分前に来るよう検事から言われていたので6時半に家を出た。

9時半に静岡地裁に到着すると係りのスタッフが駐車場で待っていてくれた。

スタッフに控室に通され、検事が来るのを待った。

検事が控室に入ってくると前回前々回と同じく裁判官に提出する多くの書類が風呂敷に包まれていた。



17日の公判の証人尋問は青年の家の起訴されたD氏の前所長である。

3年間静岡県教育委員会の委託施設の施設長だった人である。

はっきりとした答弁は前施設長らしかった。

しかし、話す内容は残念なものだった。



「ボートの免許をもっていない教師だけの自主艇があるのはスタッフの数が足りないから。

ボートの野外学習は人気があり1日に数件の小学校や中学の団体の予約が入っていてボートの免許を持っているスタッフが足りなっかった。」

「私でもあの事故の天候だったら出航していた。」

「ボートの注意マニュアルなど作ってなかった。」

「小プロへのボート学習の引き継ぎも簡単なものだった。」



民間委託施設に替わらなくても、事故は起きていたという答弁だった。


裁判長がしきりに曳航について訊いていた。

曳航は年に数件あったと答える施設長。


その曳航された豊橋の前芝中学。

事故で署名活動した私達に前芝中の保護者から「私達が声をあげていればこの事故は起きなかった。」と言われた。


教育委員会に届けられなかった曳航の事実。


その前芝中で曳航された教師に娘のボートの声掛けした山川先生のご主人がいたことをあとで知る私達・・・






*****

今回の公判は事故の様子を述べるものではなかったので落ち着いた気持ちでいた。


この5年私が学んだこと。

それは娘への親としての愛は泣くことではなく、この裁判を最後まで見届けることである。



▲命日に供えてもらった花々