孤高のハダカの王様 // 北米と欧州スキーツアー //

カナダ・バンクーバーと時々アジア
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KAORU OFFICIAL BLOG

トロワバレーvol.58

2008-10-27 16:51:02 | トロワバレー 2008
おあずけ?超目玉バックカントリー
2月20日(水)---5日目



<バケモノガイド・アンドレ(オレンジ)と@ツエルマット05>


くっしー(仮名)を助けるのは2度目だ。
一度目は05年ツエルマットのバケモノガイド・アンドレと一緒に滑った5日目だった。

  
<スキーで国境を越える@バルディゼール03> <オットコ前ガイド・ロイック@バルディぜール03>


オコナイ良過ぎてウハウハな毎日を過ごしていたおれ達だったけど、6名に1人の山岳ガイドにきてもらって少人数で楽しんでいる時だった。

  
<キャットスキーを楽しむ@ファーニー04>


午前中に遊びすぎたおれ達はランチタイムに間に合いそうになかった。
そこでガイドがツリーランの超高速トラバースを仕掛けたんだ。

当然ついていけると思ったところでアクシデントが発生した。
生い茂った林の中を永延と滑るガイド+6人、ガイドはおろか前の人を見失わないように滑るのがやっとの状況で気をかいくぐって進んでいく。

  
<パウダーウハウハな毎日@ツエルマット05>



あと5分くらいか、、」と思った瞬間カオルの前を滑っていたくっしー(仮名)がいきなり吹っ飛んだ
しかも沢へ向かった落っこちたもんだから意外に飛距離も出て後ろにいたおれはとてもとてもビックリした。

助けに行こうとスキーを脱ぎ1歩あるき始めたとたん大腿まで埋まってしまい「こりゃあくっしー(仮名)のところまでは行けない」とビビった

  
<ガエラ、くっしー(仮名)、ジャン@シャモニー06>  <軍鶏女学院06>


まあなんとか救出することもでき無事にガイドと合流したけれどランチには大幅に遅れてしまった。

「急がば回れ」が身に染みた1日だった
まああれももちろん「キンキンに冷えたドクターペッパーのキツイ炭酸」のひとつ、だけどね(笑)。

そんな恐い思いを一緒にしてきたくっしーは唯一の第1回から唯一の連続全参加記録保持者

バルディゼール03で、ファーニー04で、ツエルマット05で、シャモニー06で、ロッキー07で、そしてトロワバレー08で、いつもツアーを盛り上げてくれ、助けてくれ、仕事を忘れたカオルを叱ってくれる

  
<カナディアンロッキー2007> 


ツアー前の決起会(東京での飲み会)も主催者のカオルの代わりに幹事を勤めてもらい感謝してもしきれないくらい支え、助けてもらってきた。
くっしー(仮名)がいなかったらここまで『カオル企画』は続かなかったと言っても決して過言ではない。



<フランス・トロワバレー2008>


この言葉をぶちょ~(仮名)に言ったら「わかります」と強く賛同してくれた。
そうなんです、くっしー(仮名)抜きでは『カオル企画』は成立しないんです。



<恋人・アランと@トロワバレー08>


そんなくっしー(仮名)とも出会って10年が経とうとしている。
親友のケイちゃん(仮名)とふたりで参加した99年ウィスラー
朝6時にカオルが汗だくになりながら閉めたスーツケース。
閉まった!と喜んだのもつかの間「びろ~~ん」て出ちゃったスーツケース内にあるべきベルトを見つけたカオルの目は点だったに違いない。


07年ロッキーの旅ではカオルとの「コラボ・たび記」を成功させてくれた。

そんなご恩の数々受けているくっしー(仮名)の救助ができるなんてシアワセじゃん、おれ。笑