相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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『壬午山ノート』4号

2019-12-19 21:30:00 | 日記
 今夕、『壬午山ノート④』を拝受した。
タイトルは「詳細・大相撲事件年表」で、
慶長六(1601)年三月…から明治四十五年
五月…までの凡そ300年を対象にしている。

 忌憚なく批判しよう。

 横綱では、丸山権太左衞門が寛延二(17
49)年十一月…当長崎にて急逝━割愛された。
 彼の「横綱説」穏当の可否に関係なく、
相撲史に欠かせない人物だ。あと8年ばか
り“延命”したならば、江戸番附の「大関」に
記載されていたと思われる。

 大関では、明和六(1769)年十一月…白川
関右エ門が稽古場で足を負傷し「破傷風」の
ため現役急逝━これもカットされている。
“看板”力士ではあるけれども…。

 尚、破傷風菌発見の北里柴三郎は間もなく
紙幣に登場するはず。板垣退助らとともに
好角家で明治末、協会へ「要望書」を提出。

 当該労作の照会・申込みは杉浦 弘氏ま
で━☎0538-55-2655
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元大阪系0─5東京幕内

2019-12-19 13:45:26 | 日記
※昨日の閲覧…1,119・訪問…278
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 大正八年春場所、十両筆頭 神力の星。

二日目●達ノ矢(前十二)
四日目●友ノ浦(幕尻)
六日目●一 湊(前七)
七日目●岩木山(前九)
九日目●八甲山(前十三)

 彼の前身は大阪幕内濵碇だった。大阪での
最高位前頭四枚目。その彼が東京幕内力士に
5戦5敗は何を物語るものなのか━。

 明治後期、東京力士第一人者常陸山と大阪の
若嶋は、大阪横綱も相当善戦している。
 ところが、大正に入って大阪相撲は“弱体化”
したため、東京・大阪の実力“格差”が歴然と
している。その端的な事例が上記の星に顕在
したと愚考する次第。
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