相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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57年前の彦山論文は…!

2019-07-31 21:27:37 | 日記
 現代日本では周知のとおり「表現の自由」
が保障されており、「日本国憲法」にも「検閲
をしてはならない」なる条文が確かにあったな。
〔「映倫」等々は、「性的」とか「暴力」表現の
“自主規制”だ。〕

 しかし、戦前は新聞・雑誌など出版物ばかり
じゃぁなく、郵便物まで検閲で黒く塗り潰される
事例があったらしい。

 彦山光三が『三田文學』への相撲論文のなかに
「あの方…」〔「方」は「かた」に非ず〕と書いて
いたが、『相撲美開眼』の当該箇所など“伏字”で
「×」にされてしまった。戦後の『横綱傳』も×の
侭だったのは遺憾に思う。

 『大相撲』誌昭和三十七年三月号、彦山翁の
展望記事のおしまい部分は、戦前だったら削除
を余儀なくされそうだ。

〔前略〕相撲の取りかたは─とくに大力士の取り
かたは、つねにかならず“まっすぐ”でなければ
ならない。攻守ともに“正常位”に徹しなければ
ならない。
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令和四年夏、100号 達成なるか?!

2019-07-31 13:50:13 | 日記
※昨日の閲覧…1,006・訪問…323
トータル訪問者数 588,606

 日本人の「平均寿命」が7年連続
更新し、男81歳超、女87歳超を記
録したそうな。
 でもね、“寝たきり”は勿論、「認知症」
状態で心臓だけ鼓動してたって…生きる
意味がございません。
 重要視すべき「健康寿命」は男子が72.
14歳、女子が74.79歳にしか達しておらず、
七十代前半が平均だ。

 拙作『相撲史発掘』の今後の見通し。

今年=令和元年
 十月 第92号 「天保八年冬」

来年=令和二年
 二月 第93号 「天保九年春」
 六月 第94号 「天保九年冬」〔満72歳〕
 十月 第95号 「天保十年春」

令 和 三 年
 二月 第96号 「天保十年冬」
 六月 第97号 「天保十一年春」〔満73歳〕
 十月 第98号 「天保十一年冬」

令 和 四 年
 二月 第99号 「天保十二年春」
 六 月 第100号 〔満74歳〕
※冒頭記事「日本國技の洋風化について」(朔太郎)
 カットせず全文を転載する。
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進捗率5割程度?

2019-07-30 21:50:17 | 日記
 十月上旬完成予定の拙作&私家版
『相撲史発掘』第92号の進捗状況。

1~4頁
〇全勝力士が消えた星●両横綱対立時代篇
 原稿清書完了。

5~7頁
〇江戸大相撲熱戦譜●天保八年冬場所
 原稿清書完了。
 ◉但し、幕内勝負&星取表は未清書。

8ページ
〇昭和戦前の短身力士
 11人選抜しただけで、“怪拙”文を未
執筆。

9~10頁〔予定〕
〇明治・大正の新聞記事から
 未だ全然なにもやってない。

11ページ
〇古今平幕最優秀力士星取表
 原稿清書完了。

折込み
◉両面とも未定
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國技館誕生でスポーツ化した…

2019-07-30 13:51:43 | 日記
※昨日までのトータル訪問者数
 588,283

 底の浅い「現代相撲」について論じて
も全然おもしろくない。相撲“水入らず”
になってしまっている。土俵下の審判の
親方衆に“水入り”体験者が一人だって
いるのかな…。 

 「近代相撲」と称するものはいつ頃から
なのであろうか。二つの側面から私見・愚考。

 先ず、土俵上の相撲の取口・内容━。

 明治後期の常陸山・Ⅱ梅ヶ谷 両横綱を中
心とするのは、主に“がっぷり四つ”相撲だ。
これは、古典的な非近代相撲と云えると思う。
 ところが、明治末期から大正期にかけて、
「突き」を得意とする太刀山、つづいて「押し」
相撲を完成させた栃木山が覇者となって、この
両者が「近代相撲」の先駆者と云えよう。

 次に、諸制度乃至興行政策の面から…。

 國技館が誕生と同時に「優勝」制度が始った。
但し、「個人優勝」じゃぁなかった。
 けれど、この〔東西対抗の団体〕優勝制に
因って大相撲が「スポーツ」化したと考える。
 回向院時代の相撲は、スポーツ的要素が
すくなかったのではないか。

 尚、戦前の各新聞社には「運動部」なんぞ
存在せず、「社会部」記者が相撲記事を担当
していたと思われる。


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改訂版「大正の角界重大ニュース」

2019-07-29 22:05:41 | 日記
 あんまり“熟慮”と…までは
いかないが、大正角界重大ニュース
の改訂版を列記〔時代順〕。

①栃木山、56連勝の太刀山を破る
 (大正五年)
②國技館、失火で焼ける
 (大正六年)
③靖國神社で4場所興行
 (大正七~八年)
④もと太刀山(年寄東関)、角界を去る
 (大正八年)
⑤三河島紛擾事件が勃発
 (大正十二年)

⑥興行日数を11日間に延長
 (大正十二年)
⑦名古屋で初の東京大相撲本場所
 (大正十三年)
⑧相撲協会に財団法人を認可
 (大正十四年)
⑨幕内取組に不戦勝を初の適用
 (大正十五年)
⑩分け・預りを原則廃止、取直し実施
 (大正十五年)
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