相撲史に関心・興味のある方どうぞ

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改革か、伝統か

2010-01-31 20:32:11 | 日記
 当プログを毎日ご覧になっている方も少なく
ないと思われますので、毎日書かないと申し訳
ない気持になります。余程の事情がないかぎり
“休稿”しないと決意を新たにしております。

 相撲記者の重鎮、三宅充氏は昭和26年夏場所
“初土俵”だが、以前「なにか新しいことを口
にすると、お前は“赤”だ─と言われる社会」
が相撲の世界と述べていた。だから、貴乃花親
方〔以下「親方」を略す〕の改革案に反感をも
つ長老年寄が多いのはむしろ当然かも…。
 奥村忠雄記者は著書で、相撲協会を「蔵前の
伏魔殿」と記述していた。役員選挙も番附編成
会議も“硝子張り”にして報道陣に公開すべし。

 貴乃花案にも、例えば年俸制導入など実現性
に無理があるけれども、底辺の拡大につながる
施策は…やはり角界の現状に危機意識をもって
いればこそ…なのだろうと思う。逆にいえば、
現協会首脳陣に危機感が乏しいと思いたくなる。

 私見では「髷・廻し・醜名」を相撲美3要素と
考えており、なんでも改革すればいいというの
は伝統無視以外のなにものでもあるまい。
 仮に、貴乃花理事が誕生しても他の9人〔外部
理事を除く〕が彼に同調…少なくとも過半が反
貴乃花派になれば彼の主張は通用しなくなる。

 それにしても年寄停年が65で、外部理事二人が
それをオーバーしているのは滑稽だ。両者には
停年制は適用されないのかな…、もっと若い人
を招聘したら如何なものでしょうか。
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記録更新

2010-01-30 20:24:27 | 日記
 昨29日は閲覧127、訪問66で…また新記録、予想
以上の反響です。喜んでばかりではいられない。
無責任・非常識なことを書かぬように…自戒せねば
なりません。〔でも、世界の常識は日本の非常識・
日本の常識は世界の非常識─という評論家も存在。
同様に、角界の常識は日本の非常識・日本の常識は
角界の非常識かも…その“線引き”は難しいだろう〕

 協会選挙の盲点。10票で当確ラインとして、仮に
21票もっているA一門で2人出馬する場合、事前に
調整しなくては…甲に12票入って乙に9票しか獲得
できなかったら、他の一門へ票が流れずとも乙落選。
 33票のB一門で3人立候補するにしても、甲乙に
各12票入れば丙候補は落選の可能性が出てくるわけ。
各派が所謂鉄の団結を図っただけでは起り得る現象
なのだ。即ち、一門内でも誰はどっちの候補を支持
するか…予め決めておかないとまずい。同系で複数
の候補者がいる場合、“談合”が必要なのだ。

 やはり、昭和43年以来の選挙法は再考の余地が
ありそうです。
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1箇月

2010-01-29 20:39:01 | 日記
 お蔭さまで当ブログも開設1箇月経過しました。
閲覧数最高は24日(日曜)の117pv、訪問者数最多は
26日(火曜)の56ipとなっております。

 以前の相撲協会選挙では、某一門で「他の一門
へ投票しません」という“誓約書”まで書かされた
そうな…。今回はそこまで無鉄砲なことはやるまい
から、無効票はゼロでも、「浮動票」が皆無なんて
あるまい。
 更にもし不正行為があった場合、貴乃花派あたり
が…管轄の文科省へ提訴するかも。そして選挙の
やり直し…があるかも知れない。

 過去には、元横綱〔…と、云っても4流以下〕で
終身平年寄だった例もあるけれど、今度の反二所ノ
関派が貴落選の場合でも全員平年寄まで降格させ
られるとは思われません。そんなことやったら…
協会は囂々たる非難を浴びるでしょう。
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半歩前進?

2010-01-28 20:26:28 | 日記
 残念ながら理事・旧監事のダブル改選は実現
せず…〔取締制廃止など現行制度下初の、昭和
43年のときは高砂系若松(鯱ノ里)が“落選覚悟”
で監事へ立候補してなんとか選挙らしくなった〕
理事で落選すれば副理事にもなれないところも
問題点ではなかろうか…。

 どうやら理事長選には外部理事も互選に加わる
らしい〔投票じゃなく挙手で決定〕それより何
よりも、両外部理事も一票は投じないが投票所で
眼を光らせるらしい…。即ち、5人の利益代表の
立会人=監視役でないとすれば公明選挙100%に
近いものになりそう。

 某週刊誌に拠れば、立候補の1人Mは現役時から
同部屋IやSと仲が悪いそうな…他にも“異分子”
がいるはずだ。無記名投票で誰が誰に投じたのか
推測する以外わからないはず。造反者が数人でる
ことは間違いあるまい。

 自民党の派閥が解消できない如く、「角閥」を
なくすのは不可能。しかし、以前は例えば高砂系
振分(浪ノ音)が出羽海→高砂と異動したり…
離合集散を繰返した。今回、外部理事の存在感と
二所ノ関系分裂は角界にとってプラスだと信じて
疑わない。
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外部理事の存在意義

2010-01-27 20:36:54 | 日記
 昨夜書き忘れたことは━━。80年前の理事選では
親方衆と一緒に軍人2人も投票に参加していた。
 今回理事選直後の“互選”で理事長が選ばれるの
だが、これにも外部理事は加わらないのだろうか?
 もう一つ、問題点は年寄襲名が日本国籍を有する
ものに限っている関係上、役員改選の選挙権のうち
力士代表も外国籍者は除外されている。
 しかし、近い将来大関以上から日本力士が消えて
しまう可能性が大…内規の見直しを余儀なくされる
であろう。

 兎に角、最近は野球が輸出〔米大リーグの水準が
低下しているのかしら…〕で、相撲は輸入という
構図ができている感じ。国産力士の奮起を促すのは
勿論だが、なによりも“底辺の拡大”が喫緊の課題
であろう。
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